〜かたることばが歌になる風になる〜

二度とない人生だから

隣町の市民コーラスに伴奏でかかわって今年で12年ぐらいになり、毎年この季節は合唱祭のための練習に参加する。
指揮者は大学の先輩でその人は主人と高校で同級生というご縁だ。
今年も11月末の合唱祭が近づいた。
団員は楽譜を読むことはできない方が殆ど。
先日ポールマッカートニーにキャスターがインタビューしていたが、彼も全く楽譜が読めないが、耳で聞いて覚えて歌うのだと言っていた。
英語を耳で聞き覚えてしゃべれるようになるトレーニング方法が今話題だが、音楽もその方法が理に適っていることもいっぱいある。
でも、この合唱団のように読めない人が多いと指揮者の苦労は大きい。

今年歌う3曲は、我々世代だからこそその詩が納得できるものばかり。
歌いながら、伴奏しながら「そうよそうよ」と思わずにはいられない。

You Tubeの画像をお借りしている。
『つゆのごとくに』(坂村 真民 作詩/鈴木 憲夫 作曲)
       
 いろいろのことありぬ いろいろの目に会いぬ
 これからもまた いろいろのことあらん いろいろの目に会わん
 されど今日よりは 悲しみも苦しみも清めまろめて
 ころころところがしゆかん さらさらと落としてゆかん
 いもの葉のつゆのごとくに

『からっぽ・サラリ』(坂村 真民 作詩/鈴木 憲夫 作曲)
       
 頭をからっぽにする
 胃をからっぽにする
 こころをからっぽにする
 そうすると入ってくるすべてのものが
 新鮮で生き生きしている

 サラリと流してゆかん 川のごとくに
 サラリと忘れてゆかん 風のごとくに
 サラリと生きてゆかん 雲のごとくに
        
『二度とない人生だから』(坂村 真民 作詩/鈴木 憲夫 作曲)
       
 二度とない人生だから 
 一輪の花にも 無限の愛を注いでゆこう
 一羽の鳥の声にも 無心の耳を傾けてゆこう

 二度とない人生だから
 まず一番身近なものたちに できるだけのことをしよう
 貧しいけれど心ゆたかに接してゆこう

 二度とない人生だから 
 いっぺんでも多く 便りをしよう 
 返事はかならず書くことにしよう

 二度とない人生だから 
 一匹のこおろぎでも 踏み殺さないよう心してゆこう
 どんなにか喜ぶことだろう

 二度とない人生だから 
 つゆくさの露にも 巡り合いの不思議を思い
 足をとどめて見つめてゆこう

 二度とない人生だから
 昇る日沈む日 丸い月欠けてゆく月
 四季それぞれの 星ぼしの光にふれて
我が心を洗い清めてゆこう
二度とない人生だから

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

コメント一覧

chorus-kazeアッコ
https://blog.goo.ne.jp/chorus-kaze
hiroさま
コメントをありがとうございました。
そちらにお邪魔しますね。
hiro
http://blog.goo.ne.jp/hig1013
chorus-kazeアッコさま、こんばんは~♪
いつもいいねを押していただきありがとうございます。
坂村 真民の詩は大好きですが、合唱曲になっている
ことは知りませんでした。
youtubeで「二度とない人生だから」を聴いてみましたが、
素敵な曲ですね。
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