豚ホルモンの唐辛子と山椒煮込み＠杜記別館ランチ

「杜記別館」に、またまた新しいランチメニューが出ていた。 　いや、新しいかどうかは未確認であるが、少なくとも私自身にとっては初めて見るものだ。 　店頭の黒板には「水煮肥腸」と書いてある。日本語メニューでは「豚ホルモンの唐辛子と山椒煮込み」だ。 　例によって、相当辛いのではないかと想像していたのだが、ひと口、スープを飲んでみると「杜記別館」にしてはそれほど辛くない。 　しかしそうは言っても、これだけの唐辛子が投入されているので、一気に啜るのは危険だよ。むせかえるのは必至だからね。 　このスープと、ドンブリの中に浸かっているモノたちを小茶碗に取り分けてからいただく。 　豚の大腸は筒状のぶつ切り。臭みなどは全くない。充分に下処理をしているのだろう。しかも、かなりの柔らかさだ。歯の悪いオジさんでも、簡単に噛み切ることができるほど。 　この赤いスープを味噌味に替えたら、そのまま居酒屋のモツ煮込みとなるかも。 　カウンター内のアニキが色々と教えてくれる。最近は、このようなメニューを出すと、だいたい２０～３０食くらいの注文があるという。 　大腸がタップリと入っているところに、さらに春雨も隠れていた。透明なので分からないが、これも充分なボリュームである。 　よくあるソウメンみたいな春雨ではなく、こちらは幅広で肉厚。アニキの説明によると、これの原料はジャガイモだそうだ。 　春雨というと普通は緑豆から作ったものが多いけど、この料理にはこのジャガイモの澱粉を使った春雨じゃないとダメだとか。 　ドンブリの中には、モヤシのほかに軽く砕いたピーナッツや香菜なども入っていて、楽しく美味しいスープに仕上がっていた。 　それと一緒に頬張るモツ肉が不味いわけがない。 　 　ちなみに値段は「杜記別館」ランチとしてはいちばん高額な８８０円。たいへん満足できるランチであった。 　いつもは味噌汁が出てくるのに、この日は中華スープだった。 　こんなのもあるんだねぇ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒