鮮魚店が経営する「華錦飯店」で初ランチ

中華街大通りから市場通りに入り、関帝廟通りを横切ってさらに進むと左側に食べ放題の「酔龍」が現れる。 　 　その向かい側には、排骨麺が絶品の「雲龍」。ここは女性ばかりで切り盛りしている家庭的な店で、サンマーメン、焼きそばなどもお勧めだ。 　さらに進むと、左側には妙な焼きそばで有名になった「梅蘭」があり… 　そのちょっと先に「海珍鮮魚店」が現れる。 　ここが今日の記事でお伝えする「華錦飯店」の母体である魚屋さんだ。 　料理店はその右隣にある。 　もともと、ここには民家が建っていたのだが、最近、それを取り壊してお店にしたという。 　これが工事中の風景である。 　お店の右隣は横浜華僑総会の事務所。 　その向かい側には閉店してしまったベトナム料理の「ニューベトナム」。 　横浜華僑総会の先には「OLIVE」…あのスパの店の事務所だろうか。 　そして「新天地」。 　その向かい側に鮮魚店「師父協和」。 　さすが市場通りだけあって魚屋さんが２軒もある。昔はもっと多かったんだけどね。 　本日の目玉商品。 　秋刀魚が１尾８０円！ 　ヤリイカ１００ｇが１００円♪ 　その斜め前には、先ごろおばちゃんが亡くなったという「江南」。 　そして行列必至の「萬来亭」だ。 　店の前に製麺所がある。 　小売りもしているよ。１玉８０円だ。 　という風にお店などが並んでいる市場通りの元町側部分であるが、ここでランチを食べるため、いま来た道を引き返し「華錦飯店」に向かう。 　この日のランチメニュー。 　海鮮ランチ、人気ランチがともに３種類ずつで税込６００円である。 　レバにも惹かれるものがあったのだが、とりあえず初回なので海鮮ランチを食べてみることに。 　きれいな店内である。 　お茶はポットに入っているので、自分で継ぎ足すことができる。 　中国音楽のＢＧＭを聴きながらランチの登場を待つのだが、その間にも魚屋さんやら工事関係者などが結構、出入りしていた。 　 　やがて私の注文した「生スルメイカの中華ソース炒め」が運ばれてきた。 　ここのはお盆に載せて一気に出す方式のよう。 　見た目、料理の色彩が美しいね。 　柔らかなスルメイカがたくさん入っている。 　そこに加わる野菜類の火加減も申し分ない。 　これらをまとめているソースが美味しいね♪ 　何を使ってこの味を出しているのか分からないけど、最後に残った汁をご飯にかけて完食。 　食後の杏仁豆腐。 　これも美味しい。 　これが何だか分かるかな。 　私は調味料でも入っているのかと思い、フタを回そうとしたのだが、まったく動かない。 　そうこうしているうちに突然、上部がパカ～ンと持ち上がって中から爪楊枝が花開いてきた。 　これは頭を押してフタを開くタイプの爪楊枝入れだったのだ。 　食後、お店を開いた経緯やら何やらをお聴きしていたら、２階の部屋も見ていきませんかとの話になり、さっそく上にあがらせていただいた。 　テーブルをうまく配置すれば４０人くらい入れそうだ。 　こちらは右奥の小部屋。 　特注品の丸テーブルが美しい。 　１０人までならここで宴会ができるそうだ。 　 　帰りがけに鮮魚店の方を覗く。 　ここで魚介類を選び、お店に届けてもらって調理してもらうことができる。 　魚屋さんが経営する中華料理店ならではの食べ方だ。 　そのうち、そういうこともやってみたいと思うが、当面は何回かランチを食べてみないとね。 　そういえば、２階で宴会のできる魚屋さんが根岸の駅前にあったなぁ。 　名前は「魚国」といった。 　隣が酒屋だったので、そこで酒類を仕入れ、魚屋の２階に持ち込み、刺身や天ぷらなど宴会をよくやったっけ。 　今そこは、こんな風になってしまった。　 　でも本牧にはまだまだ、このような魚屋さんが残っているぞ。 　本牧三溪園（三渓園）近くの「魚菊」。 　そして、本牧摩角にある、あの有名な「魚仁」だ。　　 　中華街では肉屋さんの経営する中華料理店もあったが、最近はそういうところも無くなってしまったのかな… ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね