中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

青色

2014年10月09日 | 中華街(大通り)

 10月7日、青色LEDの開発・実用化に成功した3人の研究者にノーベル賞が贈られることが発表された。

 今年は大きな災害が頻発し、心穏やかでない日々を過ごしてきた人たちも多いと思うが、ここにきて日本人を勇気づけ、明るい未来を感じさせてくれる素晴らしいニュースとなった。

 そして昨日。
 皆既月食は見ることができなかったが、代わりにこんなものを見た。
 横浜公園の中華街側に埋められている北斗七星だ。
 青色発光ダイオードを使っているのかな。


 その北斗七星の柄杓の先には赤い星が。

 これは北極星だね。



 さらにその先にはカシオペアだ。

 
 21世紀はLEDの時代だという。
 今朝のニュースによると、サンマ漁にもLEDが使われているそうだ。
 たしかに、青色と白色の灯りが取り付けられた漁船が映っていた。通常の電球よりも海中深くに明かりが届くため、秋刀魚が集まりやすくなり、漁業にも大変な貢献をしているという。


 そんな旬の秋刀魚を使った中華街ランチが「福満園」に登場していた。 


 Dランチ、秋刀魚の醤油煮込みだ。
 杏仁豆腐も付いて650円♪
 しかも午後7時までOKというから、ランチタイムを外してしまった人たちには嬉しいサービスである。


 これがそのランチだ。

 秋刀魚は小型のを2匹使っているみたい。
 一緒に煮込まれているのは豚肉、シメジ、ピーマン。

 海苔の入ったスープが美味しい♪
 でも、ちょっとボリュームが足りないけどね。


 メイン料理の味はというと…

 塩分控えめにしている自分にとっては、少しばかり醤油が強すぎた。
 食材に絡まった汁を皿でぬぐいながら完食。


 食後の杏仁豆腐。
 硬めのタイプで、普通の味わい。


 ふと、横の壁を見上げると、こんな額が掲げられていた。
 「福満園」の書である。

 色々な字体があって、なかなか上手じゃないかと思ったら…



 やはり、書家の熊峰さんが書いていたんだ。

 氏のプロフィールはコチラ。

 さて、秋刀魚で腹いっぱいになり、書を鑑賞したあとは、町内をパトロールする。


 2軒先にある「景徳鎮酒家」。
 ここは「福満園」の系列だから、食材を一緒に調達しているのだろうか、ランチに秋刀魚が登場していた。
 8番 秋刀魚の特製唐辛子蒸しだよ。辛そうだな~。


 中華街大通りを東門方面に向かっていくと…

 「三国志」跡に「王府井」がオープンしていた。
 横浜中華街では最大のスペースが確保された歩道上に、立ち食いの人たちが大勢並んでいる。
 祝花は今だけのものだからそのうち無くなるのだろうけど、これからはお客さんたちがここに行列するのか…


 この場所には昭和30年代半ばからずっと「鴻昌支店」があった。
 それが2009年に閉店し、跡地にはフカヒレの「三国志」が入ったのだが、それも最近閉店し昨日からこうなったというわけ。
 

 ここは大通りの中ほど。
 最近は食べ放題の「金龍飯店」が閉まっているのだが…

 昨日、ウインドーに何か貼られているのに気付いた。


 「王府井」の募集案内だ。



 横浜中華学院の運動会が開催されていた。

 毎年この時期なんだね。
 子どもたちは狭い運動場で目いっぱい動き回っていた。


 開港道にある大分ラーメンの「麺恋亭」。
 20周年記念でワンタンメンが半額に♪

 平日のみだが先着39名まで、390円で食べられるぞ!
 しかも期間限定無し!
 近隣で働いている人たちには朗報だね。


 その代わり、こっちのサービスが終了してしまった…


 さて、町内巡回はこのくらいにして、本日の話題である「青色」に戻ろう。
 青色LEDは画期的な発明であるが、中華料理の世界では料理名が気になって仕方ない。

 それは青椒肉絲(チンジャオロース)だ。
 使用している食材は豚肉(牛肉・鶏肉もあるけど)の他に、ピーマン、タケノコなどである。
 なかでも重要なのがピーマン。中国語では青椒という。

 この野菜は青色ではなく緑色なのに、なぜ「青」なのか。
 気になって、気になって……

 

 最後は懐かしい青色。

 広東道にあった「廣東」(数年前に閉店)で出していた青いスープのラーメン。
 横浜ベイターズが優勝した年に開発したという。
 ブルーキュラソーを使ってこの色を出していた。ノーベル賞ものではないけど、なかなか面白いアイデアであった。


 こちらは市場通りの「青海星」。
 店のカラーは青というよりも緑だ。


 ご存知「青葉」。

 こうなってくると日本語自体がおかしいのか。
 緑の葉っぱなのに青葉とは、これいかに。

 そういえば青信号だっておかしい。
 あれは緑じゃないのかな。
 
 どうも、ここしばらくは脳内から青色が離れられないかも。

 

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
赤し白し黒し青し (吉継)
2014-10-10 05:41:44
調べたけっか奈良時代頃の日本で色の表現は書き込みのタイトルの4つだったので緑に近い色といういみで青がつかわれたとか、信号は最初は緑色信号だったそうですが戦後法改定で青色になつたんだそうです。きのう一楽さんのランチは中華風戻り鰹のたたきでした、青魚(あれこれもあおですけれど)の料理を出すお店横浜中華街で増えているようですね。
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追記 (吉継)
2014-10-10 06:11:41
ピーマンを中華で青色ともう言うとのことでしたね五行説からそのようなことになつたんだそうです、それが日本にも伝わったとの事でした。本日は双十節楽しみですね。
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Unknown (Unknown)
2014-10-10 08:12:10
「あお」は緑色などの寒色全体を指して用いられることがあり、漢字の「青」や中国語としての「青」も、実際は緑を意味する語が多い(青梗菜、青果など)
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トビズレで失礼します (馬の骨)
2014-10-10 10:06:39
1.青雲

青雲の志を抱く|haveloftyambitions/((文))aspiretogreatness青雲の志を抱いた青年たち|ambitiousyoungmen

プログレッシブ和英中辞典(第3版)
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緑は青? (赤飯番長)
2014-10-10 20:38:45
酔華さん、こんばんわ。。。

そう言えば、仏事用のお饅頭も
白と緑色なんですが、何故か青白饅頭と言います。
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一楽ランチ (管理人)
2014-10-11 07:19:57
>吉継さん
中華風戻り鰹のたたき・・・食べたかったです。
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 (管理人)
2014-10-11 07:21:04
>Unknownさん
青梗菜もそうでしたね。
青果も。
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Unknown (管理人)
2014-10-11 07:23:41
>馬の骨さん
青雲といえば、お線香。
あれも緑色の渦巻きですね。
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饅頭 (管理人)
2014-10-11 07:24:49
>赤飯番長さん
青白饅頭というんですか、知りませんでした。

ほかに緑の黒髪なんていうのもありますね。
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