夏が来たと感じるのは、新聞広告に水着のモデルが登場したり、中華料理店の店頭に『冷やし中華』とか『冷やし中華始めました』の張り紙が出たとき。なんだか知らないがウキウキしてきます。 逆に、冷やし中華を止めるときには「今年の冷やし中華は終了しました」なんていう貼紙は出ません。いつの間にか、知らないうちに消えているのです。そして街から冷やし中華が消えていくと、もうすぐ秋ですね。淋しい感じがしてきます。 でも今はまだまだ夏! 熱帯夜が続き寝苦しい毎日ですが、そんな疲れを吹き飛ばすよう、「新楽」で冷やし中華を食べてきました。 ここの料理はオーソドックスながら、なかなか美味しいものを提供しています。 そして、その美味しさを倍増させているのが、おかみさんの接遇。非常に感じが良いのです。 だから冷え冷えのオシボリ、冷たいお茶にも感激してしまうの。 これが「新楽」の冷やし中華(700円)。 ツユは甘酢でダボダボにかけられています。 トッピングはキュウリ、錦糸玉子、ハム、モヤシ。 これにナルトと紅ショウガが加われば完璧なのですがね。 完食したあとは、ご覧のようにたっぷりの甘酢のツユが残ります。 これが、全日本冷し中華愛好会初代会長・山下洋輔が言うところのツユダボの冷やし中華なんでしょうね。 ところで、人が百人集まれば、冷やし中華に対するこだわりも百通りあると言われています。 「タレというのは間違っておる、あれはツユだ」 「モヤシを入れるのは邪道だ!」 「ナルトを入れないでどうする!」 「叉焼は千切りが正しい」 「甘酢醤油タレは間違っているぞ」 「スイカを入れるなんてふざけてる!」等々… それが国民的大論争にまで発展し、1975年、ついに全日本冷し中華愛好会が結成されました。初代会長は山下洋輔。会が編集・発行した『空飛ぶ冷し中華』は、われわれ横浜中華街ランチ探偵団の愛読書となっています。 「卵、キュウリ、紅ショウガ、ハムにナルト。ナルトは渦が左巻きになるように配置しなければならない。これに強い甘酢のタレをダボダボかける」というのが山下会長のこだわり。 完全なる和製中華料理です。 横浜中華街でこのような冷やし中華を食べられるお店って、どこなんでしょうかね。 新楽はここ↓ ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
私は今のところ遭遇した記憶が無いです。
ハムも少数派かもしれません。
たいてい中華街のものだと叉焼になってしまいますね。
ところで新楽の冷し中華ですが、店頭には写真が2種類出ていて、
950円の方だと具材がもう少しグレードアップするようですよ。
> 「卵、キュウリ、紅ショウガ、ハムにナルト。ナルトは渦が左巻きになるように配置
> しなければならない。これに強い甘酢のタレをダボダボかける」というのが山下会長のこだわり。
うーん、横浜中華街だと、ハム・紅しょうが・ナルトが難題ですねぇ。
ハム・紅しょうが入ってるとすると「六福楼」の醤油味の方ですかね。
http://merita.jp/nightwings/archive/2013/07/10.html
紅しょうがだけがなら、「留仙閣」か「雲龍」がクリアできますね。
http://merita.jp/nightwings/archive/2013/05/14.html
http://merita.jp/nightwings/archive/2011/09/07.html
本須さんの仰るとおり、確かに横浜中華街ではナルトの入った冷やし中華には出会ったことが無いような気がします。
グレードの高い方は具の種類も多かったです。
隣のテーブルの人が食べていました。
ナルトは他のメニューで使うこともあるので、
厨房には常備されているお思うのですが、
冷やし中華には出現しませんね。
六福楼のは私も食べました。
紅ショウガハムが参加していましたが、
シイタケというのも珍しかったです。
中華街でナルトを探すのは難しいですね。
しっかり飲み干しました。
蕎麦湯は不要です。
せん。それよりも山形を発祥とする「冷やしラーメン」が好
物です。初めて食べたのは喜多方ラーメンのチェーン店
『坂内』さんの「和風冷やしラーメン」だったなぁ。
接筵でもやっています。
ただ氷入りだから、スープがだんだん薄くなる……