中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

野毛「會星楼」にてバンメンを注文したら…

2017年02月14日 | おいしい横浜

 もう2年以上前のことになるが、横浜のソウル麺であるバンメンを詳しく調べておられる「街角中華」さんのブログに、「會星楼」でうま煮そばを食べたときのことが掲載された。

 その記事には、こんなことが書かれている。

 女将さんの話によると、かつて同店ではバンメンを提供していたのだが、今ではそれを「うま煮そば」として出しているというのだ。
 そんなことから、氏は「多分このお店では、普通にバンメンと注文してもすんなりと通りそうです」と語っている。

 この情報をいつか試しに行ってみようと思いながら2年ほど経過した昨年、やっと野毛で昼食をとる機会が訪れ、念願の「會星楼」を訪ねることになった。


 レトロな雰囲気が残っている店内は少し薄暗く、先客がいなかったこともあって、ものすごく静かで私の好きな雰囲気である。
 着席するなりメニューも見ずに「バンメン、お願いします」と言ってみた。
 すると女将さんからは「うま煮そばですね」との返事。
 やはり街角中華さんの仰るとおり、ここ「會星楼」では【バンメン=うま煮そば】なのであった。

 そんなわけだから、容器は皿状ではなくドンブリを使っている。
 ちょっと濃いめの醤油系スープに、塩系で味付けしトロミをつけた具材という構成。
 使われている材料は、豚肉、焼豚、イカ、海老、人参、小松菜、玉ネギ、白菜、タケノコ、キクラゲだ。
 街角中華さんのときとは、メンバーが少し異なる。その時々で、使いやすい野菜を入れているのかもしれないね。

 結果的にはバンメンを食べたのか、うま煮ソバを食べたのか、どっちだか分からないが、結構おいしく頂くことができたので満足なランチとなった。
 これでいよいよ、「バンメン→五目うま煮ソバに進化説」が浮上してきたようだな。 

**************************

 ここからは最近の中華街情報だよ。 


 「華勝楼」の裏口で工事をしていることは以前お伝えしたが、いよいよ大通り側の正面もこんな風になってきた。


 シートで覆ったということは、かなり大きな作業になるんだろうか。


 2階の部屋がかすかに見える。
 さて、この建物は今後どうなっていくのだろうか……


 中山路にあった「三代目 BOUZU」の跡。
 同店が撤退してからしばらくそのままだったのだが、ここにきて何やら工事が始まっている。


 「BOUZU」の何代か前、ここは小料理屋「一里」があった。その当時は破風の下に「一り」と書いたマークが貼りついていたのだが、今回の改造でそれがとうとう消されたようである。


 今度は違うマークが入るんだろうか……


 長安道と関帝廟通りの交差点にあった中華街専門の不動産屋さんが撤退したのは昨年。いよいよここにも新しい会社が入ったようだ。
 Wisdombankというらしい。


 水道局中営業所の跡地。


 新しい側溝が内側に造られている。ということは歩道が広くなるんだろうかね。


 売却するのかと思っていたら、貸すんだぁ。
 月額1,578,800円だそうだ。


 閉店した「茘香尊酒家」の横に変化が現れた。


 しばらく止まっていた工事が再開されるのか…
 それとも、前回とは違う工事なのか…
 ここに入る店については、いろいろ噂に上がっていたが、どうなるのか興味は尽きない。
 

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10 コメント

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Unknown (街角中華)
2017-02-14 21:36:29
會星楼では、「バンメン」で注文が通ったのですね。
やはり、バンメン→五目うま煮ソバの可能性はありそうなのですが、なにせバンメンを提供しているお店が少なくなっていますので、霧の中に消え入りそうです。

本牧の喜楽に行ってきました。
酔華さんの記事を見て思い出したのが、喜楽で「バンメン」と注文してみようと思っていた事です。
閉店まで時間がありますので、ぜひ試してみようと思っています。
返信する
Unknown (ぶらくり佐藤)
2017-02-15 03:45:37
會星楼には永いこと入っていませんが、以前は仕事のメンバーと一緒によく使いました。
旨い店と言う認識は今も変わりません。
久しぶりに訪ねて、うま煮そばをいただいてみたいです。
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Unknown (管理人)
2017-02-15 05:17:07
>街角中華さん
情報をありがとうございました。
おかげさまで面白い体験ができました。

「喜楽」はあと10日ですね。
あそこは店自体の歴史は古いのですが、
途中で代替わりしているそうです。
そのときにバンメンをやめている可能性もありますね。
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會星楼 (管理人)
2017-02-15 05:19:43
>ぶらくり佐藤さん
野毛に行くと他にもいろいろ店があるので、
なかなか「會星楼」にたどり着けないでいました。
近いうちに再訪してみようと思います。
返信する
Unknown (いその爺)
2017-02-15 10:14:24
中国語の料理名称を分かりやすくするため、技法由来の名前に変化した。これは有り得るお話だと思います。

ここで疑問が…
旨煮と餡掛け、この違いってなんなのでしょう?旨煮餡掛けソバなんてメニューも存在していた記憶があります。
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華勝楼 (今のところ名無し)
2017-02-15 20:06:26
いつも楽しく読ませて頂いてます。
読ませていただくばかりで、コメントとか送ることもないのですが、
あまりにショックを受けたので、聞いていただくて。
中華街に住んでいながら、滅多に出ないのですが、
昨日、会社帰りに大通りを歩いていたら、
何と、華正楼があとかたもありません。
きっと酔華さんが写真を撮った後でしょうね。あぁ!
返信する
うま煮 (管理人)
2017-02-16 12:21:08
>いその爺さん
どんどん疑問が増えてきますねぇ。
あんかけ…といったら、トロミだけ?
うま煮は様々な具材を煮たもの?
それにトロミをつければ、うま煮あんかけ?
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ええっ (管理人)
2017-02-16 12:22:50
>今のところ名無しさん
ありがとうございます。
解体ですかっ!
これから山下町方面に廻りますので見てきます。
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バンメンの事 (街角中華)
2017-02-22 17:52:21
本牧の喜楽でおばあちゃんに聞いてみましたが、
バンメンを提供していたこともないし
バンメンがどんな料理なのかも知らないとの事でした。
喜楽の五目ウマニソバは、バンメンなのではないかと思っていたのですが、ハズレでした。
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ありがとうございます (管理人)
2017-02-23 06:39:01
>街角中華さん
私も喜楽の五目ウマニソバはバンメンだったんじゃないかと思っていました。
でも、違ったんですねぇ。
店自体の歴史は90年ぐらいあるのですが、、
途中で代替わりしていると聞きました。
だからバンメンがないのでしょうかね。
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