中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

羊肉だけではない焼きトンもあるでよ ~「羊次朗」~

2008年08月24日 | 中華街(関帝廟通り)

 3度目の入店。
 店内を大きく模様替えしており、少しは使いやすくなった。
 入り口は関帝廟側にあり、奥に向かって10席程度のカウンターが続く。
 壁際には2人で満杯になってしまうほどの小テーブルが2つ。

 これで終わりかと思ったら、市場通り側にも客席が設えてあった。こちらは完全屋外。オープンエアのカウンター席だ。
 夏場はこれでも構わないのだろうが、冬はどうなっちゃうんだろうか。店内に冷気が侵入してくるだろうし、第一、市場通り側のお客は防寒着を着用したまま呑むことになるのかな。

 まぁ、冬になってから考えればいいか。


 この日食べたのは、羊フライ。2串350円。
 串カツのようなゴロンとしたものを想像していたのだが、出てきたのは串焼きの羊肉にコロモをつけて揚げたやつ。焼き鳥のフライみたいなものだ。
 
 う~ん……

 やっぱりメニューにも載っている焼きトン、焼き鳥のほうが馴染みがあっていいかな。次回はそっちにしてみるか。


 ここは以前、1階が「山下薬局」、2階が三和楼の姉妹店「上海ムーン」だった。
 それを考えると、下を売店、上を飲食店、それも羊串焼きではなく、普通の「焼き鳥屋」にしてくれるといいのだが…。
 
 中華街から焼き鳥屋が消えて久しい。
 振り返ると、この街には何軒かの焼き鳥店があった。
 いろいろな店があったなぁ…。
 中華街で焼き鳥といえば、強烈なオーラを発する女将さんが一人で切り盛りする「焼き鳥・一平」を思い出すぜ。
 若い頃の私は彼女が怖くて、いつもカウンターの片隅で小さくなっていたけど、今思えば懐かしいなぁ…。もっと行っておけばよかったなぁ…。写真も撮っておけばよかったなぁ…
 そこは今、手相占いの店になっている。

 上海路には「秀よし」という焼き鳥屋もあった。1970年代初めから1990年代初めまで営業していたと思うが、残念ながら2、3回しか入ったことがないので記憶が…ううっ。
 そこは今、中華料理の「富貴楼」になっている。

 その近くには「唐人鳥」なんていう焼き鳥屋もあった。これは7,8年ほど前だろうか、わりと短期間で消えてしまったが、何回か呑みに行ったものだ。
 その後、その場所にはゼリー・プリンの「李白四川」ができ、それが撤退したあと、現在は「ロンマジック」とかいうアクセサリー店が入居している。

 こうして見ると、この街は中華料理一色の街ではなかったことが、改めて思い知らされる。中国人も日本人も住む、生活の場だったのだ。
 だから焼き鳥屋も薬局も、日本蕎麦屋も洋食屋もパチンコ屋も映画館もあった。

 薬局で思い出したけど、上に書いた山下薬局は最近まで営業していたのだが、「重慶飯店別館」前には「中華街薬局」なんていう店もあった。二日酔いの朝などは、ここでユンケルを飲んで体力を回復したっけなぁ。
 そこは今、お茶の「緑苑」を経て、足つぼマッサージの「ニライカナイ」が入居すべくリニューアル中である。

 話がそれてしまった。要は、「中華街にも焼き鳥屋の復権を!」なのだ。
 中華料理は福建! 焼き鳥屋には復権を! 



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2 コメント

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Unknown (乙さん)
2008-08-24 09:10:10
そして、失われた街並みも復建を、も追加でするなぁ。。。
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街並み (管理人)
2008-08-24 21:32:39
◇乙さま
街並みを復建とは、建て直し回復することですかね。
そうありたいですけど、現実的には無理どすぇ。

でも、街で協定を結び、たとえば大通りは昔風に建て直すとかすればいいのですがね。
返信する

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