今まであえて「桃源邨」の記事は避けてきたのですが、やはりここも掲載しなければいけないと思い直し、書き記すことにしました。
場所は「謝甜記」の裏といえば分かるでしょうか。道路を挟んだ向かい側はローズホテルです。
本当に小さなお店でテーブルは3つしかありません。しかも一つ一つが小型なので、10人も入れるかどうか、といった感じです。
日本人の方が経営しているのですが、相当なこだわりを持って作っているようで、中華街の中でもここだけというものを出してくれたりします。どれも美味しく、とくに油条なんか絶品です
わたくしは、ここのお粥も大好きです。「謝甜記」にお粥を食べに来てそこが行列だったら、ぜひこちらの「桃源邨」をお薦めします。
お粥のメニューはこんなです。
ピータン入り・エビ入り・モツ入り・鶏肉入り・野菜入り・魚団子入りが各520円!
アワビ入り・貝柱入り・魚入り・上海粥は各630円。
蟹肉入り・肉団子入りが730円、桃源粥・フカヒレ粥は1260円
これが安かろう悪かろうではないのだ。美味しいのです。
写真のお粥はピータン入り。520円。ピータンのほかに白髪ネギ、アサツキ、油条が入っていました。この油条はお粥の中でふやけて、トロリとしています。一本のまんま、お粥に入れないでガブリといくのもいいのですが、こうして食べるのもいいですねえ。濃い目のダシも効いていて、とても美味しいです。
帰りがけに焼餅(210円)を買ってきました。パンというか、餅というか、糕というか、なんと言ったらいいのか分かりませんが、ゴマの風味が香ばしくて、油条と並ぶ逸品です。
この焼きパンを買いに様々な人たちが来るとか。小林かつよ、團伊玖磨の奥さん、陳建民などが買いに来ていたそうです。
あ、それから周富徳も買っていった、とおじさんが言っていました。
中国大使館からも注文が来るそうですから、すごい!
平日の営業は午後1時からですので、昼休みに食べに行くことはできませんが、遅い昼食をとるときはなるべくココで食べるようにしています。
昔は午前9時から営業しており、中華街の朝メシ屋という人もいたものです。
という名前で出ていたものでしょうか?
とても香ばしくておいしいですよね。
私は店の中で温かいものを食べましたが、
持ち帰りにして家でちょっと炙って食べるのも
いいかもしれません。
他にもここは、油条が中に入ったおにぎり
とか、興味深いものがいろいろありますね。
量はちょっと少なめだった気がしますが。
名前は餅になっていますが、その実態はパンですよね。おじさんの話では窯で焼いていると言ってました。
話は変わりますが、この店の500円の甕だし老酒が、ある時から470円になったのが、ずっと気になっています。