
5月27日から始まった横浜開港記念バザーも、とうとう本日が最終日だった。 週の前半はほとんど雨に祟られたようだが、昨日今日と晴れ間が広がり、出店者も“バザーファン”もとりあえずひと安心といったところだろうか。 ところで、開港記念バザーというのは、いつも5月27日から6月2日までの7日間で開催されているのだが、その1週間の中に「横浜大空襲」の日がスッポリと挟まっていることを、どれだけの市民が意識しているだろうか。 おそらく、その数はそれほど多くないのではないかと思われる。永く横浜に住んでいる人でも、いや、むしろ永く住んでいるからこそ、“横浜開港記念”への想いが強く、この時期は「やれ、国際仮装行列だ」、「それ、バザーだ」、「ほれ、花火大会だ」などと、開港がらみのイベントを楽しんでいるような気がしてならない。 かくいう私自身も、その部類なのだがね。 神奈川区の三ツ沢公園内には横浜市戦没者慰霊塔が、港南区には神奈川県戦没者慰霊堂があって、横浜市は11月1日に、神奈川県は5月10日に、それぞれ追悼式を行っている。 もちろん、これを否定するものではないのだが、なぜ、5月29日にもやらないのだろうか。 昭和20年5月29日は、単なる空襲ではなかった。一瞬にして横浜中心部を壊滅させた大空襲だった。それによって非戦闘員の一般市民が多数、焼き殺されているのだ。 毎年この日にも、恒久平和実現を願って、中区の大通公園内にある平和祈念碑前で、平和を祈念する追悼式を行うべきなのではないだろうか。 なんて思っていたら、実は、ここで毎年5月29日にやっているというのだ。64年前の横浜大空襲で家族を失ったという大先輩と昨日、日本大通で偶然にも出会ったら、そんな話が聞けた。 彼が言うには、以前は市で式典を主催していたのに、最近は手を引いてしまって、民間だけでやっているとか。 バザーに向かう人々に背を向け、悔しさを顔に出しながらこう続けた。 『今年なんか、集まったのは10人以下だよ』 なんとも、返す言葉がなかった。 そして、私もバザーに向かってしまった。昼メシを食べるために。 ![]() ペリーが来た時、「これで開港じゃーっ!」といってできた中華麺だと、広告に書いてあったが、そんなのは嘘に決まっている。 ![]() これはジャージャー麺だ。それも、中華街風ではなく、想いっきりB級的なジャージャー麺。マヨネーズまでかかっていた。 でも、意外とクセになるかも。 ![]() おきなわんタコス。これは、やばい! キャベツばっかりのタコス! 最後は、タレのかかっていないキャベツだけが残ってしまう。 食べ方を間違ったのか? ![]() 戸塚区・肥田牧場のアイスクリーム。 噂に聞いていたので食べてみたが、まあ、横浜では美味しいほうの部類に入るだろう。 でも、北海道やロシアで旨いアイスクリームの味を知ってしまっているので、絶品というわけにはいかない。 ![]() 最後は、開港にちなんで、こちらへお邪魔した。 シルク博物館前の「桑の木」。 ![]() そこに、こんな実が成っている。 これは、まだ色が薄いけれど、奥のほうを見たら、結構、赤紫色に熟している実がある。 ![]() 一粒だけ頂いてきた。 何もつけず、そのまま口に放り込むと、 甘酸っぱい香りと味が、口中に広がる。 “カイコ”が好きな桑。その木に成る実を食べて、昔を“回顧”する。 それが私の“開港記念日”の過ごし方。 ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
沖縄にまた行きたくなってしまいましたよ。まあ、行ったら行ったでタコスよりタコライスを食べてしまう気もしますが。
子供の頃は畑や人の家の庭木に生えて(実って)いると摘んで食べたものですが、桑の実を食べるってあまりしないのでしょうかね?
開港以来の関係があるのでしょうかね。
昭和20年になっても、横浜には大きな空襲はないと思っていた市民が多かったと言いますしね。
意外と知られていないようですね。
舞岡公園の中にもたくさんありますよ。
これでジュースを作ればいいのにね。
あるいは焼酎漬けかな。
私は、キャベツサンドだと思いました、タレのない。
味付けのないキャベツ千切りは、ちょっとねぇ。