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ランチ激戦区の香港路にある「裕福楼」。 この店ができたのは2014年11月だったと思うが、その前は「壱路發」という中華料理店があった。詳しいことは分からないが、ネット上の情報などによると同じ店か、あるいは系列店ではないかという。 「壱路發」ができる前は、昭和60年代から2012年まで約25年間、中華料理店「頂好」が営業を続けていた。 さらに遡ると、昭和50年代には朝鮮焼肉の「食道苑」が美味しい匂いを漂わせていた。 当時は中華街に焼肉店が数軒あったのだが、おそらくこの街には中国人、日本人の他に朝鮮・韓国の人たちが大勢住んでいたのだろうね。 焼肉店の前、昭和40年代にはバーだった。 アメリカ兵や外国船員が闊歩する街として、香港路や中山路にはバー・クラブなどがひしめいていたのである。 こうして時系列で定点観測していくと、街の変化がよく分かる。時代を映す鏡のようなものだ。 ![]() さて、この「裕福楼」ができてから、私は店の前を通過するだけで入ったことがなかった。 そして今月中旬、やっと訪問する機会に恵まれた。 ここのランチの特徴は白飯ではなく炒飯が出てくること。 そして、店頭の看板にあるように、写真付きの印刷されたメニューなので、日替わりとか週替わりではないはず。 そんな中から油淋鶏(ユーリンチー)を選択した。 ![]() 店内はこんな感じ。 ![]() まずはスープと漬物が来て、しばらくすると炒飯が運ばれてきた。 ![]() わりとパラパラした炒飯で、食べてみるとなかなか美味しい♪ これならもっと早く来ればよかったと、ちょっと後悔したのだが… ![]() やがて油淋鶏と杏仁豆腐が登場。 ![]() 見た目、どうも気になる… それほど肉に厚みがないようだ。 食べてみると思ったとおりだった。 ![]() コチラのお店では、どこかで見たような焼きそばがある。 ![]() 「梅蘭」が先駆者なのだが、こういう焼きそばを出す店が、だんだん増えてきているようだ。 ![]() |
表は印刷物で、店内は手書き・・・
メニューは定番なのか、週替わりなのか、
よく分かんないですね。
この炒飯の米は、
もち米に違いない。
粳米と違って、もち米の炒飯は一味違います。
私には普通のコメに思えましたけど。
なかなか美味しかったですよ。