久しぶりの「獅門酒楼」。この日は週替わりメニューに「海老と海苔、豆腐の塩煮込み」というのが出ていた。 「獅門酒楼」の豆腐煮込みは大好きなので、日替わりをやめてこちらにしたのである。 料理が出てくる前は、大きめにカットされた豆腐を想像していたのだが、実際はかなり砕かれていた。 その豆腐の「白」に海苔の「緑」、海老の「赤」、さらにキノコの「茶色」が加わって色彩もすばらしい♪ でもカメラの知識や技術がないから、どうも画像的には良くない。やっぱり白い料理は撮影が難しいね。 食べ進んでいくと、中からこんなのが出現した。ソラマメだ! なんとも春らしいランチである。 しかも素材がみな柔らかいので、歯の悪いオジサンでも難なく食べることができた。 食後はいつもの紹興酒ムースとアイスコーヒー。 毎度のことだが、このムースは本当に美味しいね♪ ということで、久々の獅門酒楼ランチは大満足であった。 さて、ここからは最近の中華街情報を載せておこう。 長安道の「耀盛号」。建て替えがほぼ終了し、こんな姿が現れた。 一方、西門通りの「大珍樓本店」は1,2階がかなり解体されている。 ここの2階でランチを食べていた頃が懐かしい…… 市場通りの「青海星(ちんはいしん)」。早くも冷やし中華が登場している。 「重慶飯店本館」の建て替え工事の概要が出ている。 完成予定は来年の夏。7階建てになるようだね。楽しみだ。 市場通りで赤いラインが引かれていた。作業をしていたのは同通りにあるお店の経営者たち。 このラインより前に張り出さないように、ということのようだ。なかなか嬉しいことをやってくれている。 「金陵」の裏一帯に広がる空き地。建物が少しずつ解体され、空閑地が広がっているが、最近さらに1棟が工事中。 なんだか巨大な用地ができそう。 開港道にあるカフェ&ダイニング「SEN'キッチン」。ずっと気になっていながら未訪のお店だ。 先日はこんなランチメニューだった。 肉じゃがが食べられるなんて素晴らしいね。 北門通りにできた「カフェ エベレスト」。こちらも気になっていながら未訪。 ストロガノフはロシア語表記だ。 薬膳生カレーなんてのもあるぞ。 久しぶりに見た移動販売車。近所の人たちが買いに来ていた。なんだか、いい光景だなぁ。 會芳亭にも花が飾られている。全国都市緑化よこはまフェアへの参加なのかな。 相変わらず手相占いが繁盛している。彼女たちは何を占ってもらっているのだろうか。 1480円の食べ放題が出現した。ただし品数は100品だけどね。 中国理髪「發記」の跡にできたのは「安富物産店」。食品を売っているのかな。 話はついつい昔のことになってしまうが、「發記」に通っていたころが懐かしいなぁ……。 外観は何の変哲もない普通の店なのですが、一歩中へ入ると、そこはもうレトロの世界、毛沢東もビックリ、「昭和30年代」が生き残っていたのです。 床は古い板張り、理髪用のイスも電動ではなく手動式。洗髪するときはイスとは別の洗髪台まで歩いて行かねばなりません。 そして面白いのが店主の名前。理髪店だけあって毛さんといいました。毛沢東もビックリだ。 彼が横浜に来た昭和初め頃は、市内に150人ほどの中国理髪師がいたといいます。現在地での開業は1946年ですが、当時の中華街には7軒の中国理髪店があったそうです。 この店で最後に髪を刈ってもらったのは何年前のことだったか。毛さんは、テレビで競馬中継を見ながら散髪してくれました。あのときは彼の馬券も当たっていたが、剃刀のアタリも柔らかで、剃りあがりは素晴らしいものでした。さすが三把刀、その腕は確かで、2000円という料金が非常に安く感じたものです。 素晴らしい理髪店でした。 1992年撮影 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
横浜に住んで、長年中華街に携わっている人ならではの、心温まるエピソードです。
他県の横浜愛好者にとっては、こういう話がありがたい。
いい店でしたが、
こういうのがだんだん減っていきます。
中華街がつまらない町に変化していくのが残念です。