先程、抱えきれないほど大きなカサブランカの花束が届きました。
どなたからだろう・・・と依頼主の名前を見た途端、訳も無く涙が溢れてきました。
私のブログを見て頂いてて、そして私の保護活動を陰ながら応援して下さり、
何度も親身になってメールのやり取りさせて頂いていた女性の方です。
保護活動をしていると色々な問題にぶつかります。
いくら保護とはいえ、犬と向き合う時はいつも真剣です。
躾けをするにしろ、遊ぶ時も、一時も妥協をした事はありません。子犬だったら尚更そうです。
理由はただ一つ、
幸せになって貰いたいからです。
勿論、全ての命を救えるなんて思っていません。
でも救える命は出来る限り努力して救いたいと思っています。
真剣だからこそ、その為に時間を費やし、お金を投じ、自身を犠牲にするのは当たり前です。
私はそれを理解し、承知した上で活動しています。
時間がある時に出来る事を、無理なく・・・、というスタンスではこの活動は出来ません。
なぜなら、生き物であり、そして、その時しかないからです。
その時救わなかったら・・・、その時躾けなければ・・・、その時病院に連れて行かなければ・・・、手遅れになります。
ですから、この活動は・・・、私自身ボランティアだとは思っていません。
私に課せられた使命だと思って取り組んでいます。
そして、願い通りに行かない事、生き詰まる事が多い中で、
この花束を送って下さった女性は、私の境遇を本当に理解して下さっているんだな・・・とつくづく感じました。
メッセージカードにはただ一言、励ましの言葉が書いてありました。
このたった一言がどんなに私にとって必要な言葉だったのか・・・、
私も今はじめて知りました。
カサブランカの妖艶な香りに包まれながら、肩の力がスーッと抜けた感じでした。
やはり今でも涙は止まりません・・・。 たぶん力が抜けたからかな。
何かしら心身的障害や問題を抱えた犬ときちんと真剣に向き合っている人ほど理解して頂けると思います。