Bloggerからの過去記事の移動が一応終了しました。
結構大変でした。
R13になって、初期設定モード、自動スイッチモード、微調整モードの切替による使い分けがなくなって、「最初から切替なしで微調整モードが使えます♪」みたいなことが書いてあって、でもよく分からなかったのだが、やっと意味が分かった。
例 えばポリゴンオブジェクトのポイントを動かしたいとき、既にどこかのポイントが選ばれている状態で、 別のポイントを動かそうとすると、動かしたいポイントを一旦選択して(移動ツールでも選択できますが)、それからドラッグするとそのポイントが動く。でも これだと、要するに初期設定モードのような操作になる。
どこかのポイントが選択されている状態で、別のポイントをドラッグして動かそうとすると、すでに選択されているポイントが動いてしまう。
微調整モードのように使うには、何も選択していない状態で動かしたいポイントをいきなりドラッグする。
モデリングモードに切り替え(ポイント⇔エッジ⇔ポリゴンの切替)はTabキーをショートカットに割り当てている。
やり方メモ
1 オブジェクトを作る。
2 メインメニュー→キャラクタ→キャラクタ。
3 キャラクタオブジェクトの属性マネージャ項目の「ビルド」パラメータグループを開く。
4 テンプレートは「Advanced Biped」になっているのでそのまま 他に魚とかある。
5 Rootを押すとボタンが次に作るべきSpine(脊柱)に変わるので押す。
6 次に脚(Leg)を作る。出来たら、オブジェクトマネージャでSpineを押すともう一度「脚」を作れる。これで両脚が出来る Toe(爪先)は作らなかった。
7 次に「調整」パラメータグループに移る オブジェクトと大きさや長さを合わせていく。左右対称に動いてくれるので助かる。
8 「バインド」パラメータグループに移る オブジェクト欄に目的のオブジェクトが入っていたらOK。入っていなかったら、自分で指定する。
9 「アニメート」パラメータグループに移る。「歩行を追加」ボタンを押す。歩行ボタンは何回も押すとおかしくなる。
10 再生ボタン(ショートカット:F8)押すと歩き出す。
おかしな歩き方のなで、更に「アクション」を追加して行く必要がある
11 オブジェクトマネージャで「Cモーション」を選んで、属性マネージャを見る
12 「オブジェクト」パラメータグループを開いてみると「オブジェクト欄」に膨大な名前が並んでいる。
13 その中から「L_IK_Leg_con+」というのを選ぶ これはスプラインオブジェクトで足下を靴のように覆っている直方体のようなケージ状の枠。すでにIKのコントローラになっている
14 これに「アクション」を追加する。かかとを持ち上げるとか、爪先を反らせるとか、踝を回転させるとかそういう動き
15 すでに「L_IK_Leg_con+」には足を持ち上げる動作である「Lift(P.Y)」というアクションが与えられている。数の右下のグラフの上に 「Lift.PY」の右の数値入力欄に「4.758cm」と入力されている。これが足を持ち上げる量の最大値。下のグラフの縦軸、山の頂上の値(最大値 1.0)に相当する。もう一度再生ボタンを押して再生すると、グラフの上を緑の縦線がスキャンするのが分かる。この縦線とグラフの曲線の交点の値0.7と かが数値入力欄の4.758に掛けられて、実際の足の持ち上げ量が決まる。
横軸(0~1.0)は歩行の1サイクルを表す。下図では30フレームになっている。
16 アクションを追加するにはまず、「L_IK_Leg_con+」を選択する。オブジェクト欄の上の「アクション」のボタンを押すとリストが開くので 下の方の「Toe」を選ぶ。選ぶだけでは何も起こらないので、その右の「追加」ボタンを押すと、リストに加わる。Toeを選んでグラフが開いたら、グラフ の上のToeの数値入力欄の数値を増やしてみる。下図では45%にしている。3Dビューで踵が持ち上げられていることがわかる。ところが、グラフのカーブ が1.0に張り付いたままなので、入力欄で指定した45%のまま(踵を持ち上げたまま)歩くことになってしまう。歩行サイクルにおいて、踵を持ち上げてい るのは、地面を蹴る動作の最終段階と、地面から足を上げて、前方へ戻す動作の初期段階なので、グラフを適切に編集する必要がある。
17 タイムスライダで動 かしたり、GキーやFキーで前後にフレームを動かしたりしながら、踵を持ち上げ始めるフレーム、上げきるフレーム、元に戻るフレームを探す。踵を持ち上げ る動作によって、膝も動いてしまい、既存のモーションが変化してしまうので注意が必要。しゃっくりをするような唐突な動きにならないように、慎重に調整す る。カーブにポイントを追加するには、追加したい場所にカーソルを合わせてCtrl+クリック。グラフの左にToeとグラフの名前が表示されていて、その 右に小さい三角形があるので、それを押して、畳まれているグラフを全部開ける。カーブの補完方法等を変更できる。
ポイントではなく、カーブそのものをドラッグして全体的に動かすこともできる。
18 足が着地する直前の、爪先を少し持ち上げる動作を表現するには、アクションの「wiggle」を追加する。
19 歩行のタイプは足踏み、直進、パスから選べる。「時間」を15Fに変えるとサイクルが半分になるので、倍速の早歩きになる。「歩幅」を大きくすると大股歩きになる。
20 片脚の設定が終わったら、反対の脚にコピペでアクションを移せる。移したいアクションを選択して、右クリックメニューから→コピー
「R_IK_Leg_con+」を探して選択し、右クリックメニュー→ペースト
何故か、マウスの右クリックメニューでしかうまくコピペ出来なかった。
これで右足にもアクションを追加できた。
走る動作の場合、歩幅、サイクルあたりのフレーム数の調整、更にアクションの追加が必要だった。アクションが増えるほど調整が難しくなるので大変だった。
終わり
カーソルモードにして、
オブジェクト上にカーソルを合わせてAlt+LMBでドラッグ→ オブジェクト上に現れる黄色の十字を基準に回転。
何もないところでAlt+LMBでドラッグ→ビューの中心で回転(中心モードと同様)。
Ctrl+Alt+LMBでドラッグ→選択中のオブジェクトの軸を中心に回転(オブジェクトモードと同様)(選択中のオブジェクトが無ければビューの中心で回転)。
オブジェクトの任意の場所にカーソルを合わせてInsertキーを押す。Alt+LMBでドラッグ→緑の十字 が現れてそこを中心に回転。解除するには再度Insertキーを押す。
中心モードにして、
オブジェクト上に カーソルを合わせてAlt+LMBでドラッグ→ビューの中心で回転。
何もないところでAlt+LMBでドラッグ→ビューの中心で回転。
Ctrl+Alt+LMBでドラッグ→選択中のオブジェクトの軸を中心に回転。
一時的にカーソルモードにするキーの組み合わせは不明。
Insertキーの使い方はおなじ
オブジェクトモードにして、
選択中のオブジェクトがある場合、Alt+LMBでドラッグ→選択中のオブジェクトの軸を中心に回転
選択中のオブジェクトが無い場合、Alt+LMBでドラッグ→ワールド座標の原点を中心に回転
Ctrl+Alt+LMBでドラッグ→ビューの中心を基準に回転(オブジェクトの選択は関係ない)
一時的にカーソルモードにするキーの組み合わせは不明。
Insertキーの使い方はおなじ
ビューの拡大縮小
Alt+RMBでドラッグ→カーソル位置に現れる黄色の十字を基準に拡大縮小
Ctrl+Alt+RMBでドラッグ→ビュー中心に現れる黄色の十字を基準に拡大縮小
マウスホイールのスクロールで黄色の十字を中心に拡大縮小するが、この仕様が気に食わない(従来通り常に画面の中心で拡大縮小してほしい)場合、一般設定のナビゲーションの「カーソルに向かってドリー」をオフにする。
R13デモ版をいじっていて気付いたが、従来あった「初期設定モード」「自動スイッチモード」「微調整モード」がない。調べたら、
Release 13では、個々のオブジェクトもしくはコンポーネントを切り替えせずに微調整できます。選択することなく、微調整は自動的に有効になるので、モードの切り 替えが不要です。どのエレメントも、クリックしてドラッグするだけで、コンポーネントを選択して移動でき、シーンを調整できます。
と書いてある(MaxonのWebサイトに)。
これって微調整モードが標準になったように読めるのだけど、
ポイントモードからエッジモードやポリゴンモードに自動的に切り替わらない。
ポイントはドラッグでいきなり動かせるけど、エッジとポリゴンは動かしたい対象を一端選択しないと動かせない。(再起動したら出来た)
R12では出来るんだけど。デモ版だからだろうか。
(追記)ドラッグで動くなぁと思っていても、しばらく他のソフトを使って、戻ると動かせなくなったりしてる。やっぱだめである。
「編集」→「一般設定」→「ナビゲーション」の「三面ビューをシンクロ」ってのは便利そう。
ビューのメニューの「オプション」に「リニアワークフローシェーディング」というのがある。