2022年春改正（中央本線普通、富士急行編）

JR東日本などのダイヤ改正、中央本線普通列車、富士急行の改正概要は以下の通り。

●豊田発8時11分の甲府行を、大月～塩山間で区間廃止して、塩山～甲府間の時刻を繰り上げる。また、高尾発8時46分の小淵沢行を甲府行に短縮変更する。

●塩山発12時51分の小淵沢行を、塩山～甲府間で区間廃止して、甲府発13時07分とする。

●松本発6時17分の高尾行を塩山～大月間で区間廃止する。また、小淵沢発11時30分の塩山行を廃止する。

●高尾発21時54分の大月行、大月発21時13分の高尾行の運転を取りやめる。

●富士急行において、最終を20分繰り下げる。また、フジサン特急の運転を土休日のみ再開する。

中央本線の高尾以西では、大月～塩山間などで列車を見直す。

朝下りは豊田発8時10分の甲府行を大月行に短縮変更、その次の高尾発8時46分の小淵沢行も甲府行に短縮変更させる。高尾から大月以西へ向かう列車が約20分間隔で走っていたというのは、過剰だった。一本削減しても、大月以西への間隔は40分以下だし。9時代の塩山発甲府方面は、00 26 38 51だったのが、00 06 26 51となる。9時06分の塩山始発は酒折で８分の待避待ちとなる。 8時46分の小淵沢行は甲府以西で松本行の16分後を走るためか区間廃止、区間廃止するのだったら、松本行の甲府発を繰り下げて、接続させればいいのだけど。上りについても、松本発6時17分の高尾行を塩山行に短縮変更し、大月発9時28分の高尾行を新設する。それでも塩山から先のタイムラグは34分で、20分待てば後続の高尾行が来る。

データイムは塩山発12時51分の甲府行を、甲府発13時07分に短縮変更する。塩山での甲府方面は12時21分から13時23分まで１時間以上開き、49分に『あずさ』格下げの『かいじ』が停車する。上り方向は、その送り込みの小淵沢発11時30分の塩山行が廃止に、このことで小淵沢から塩山まで１時間近く開くだけでなく、甲府発12時17分の『あずさ』に接続する列車がなくなる。韮崎はこの『あずさ』が停車するからいいのだけど。

夜間は高尾発21時54分の大月行が廃止になる。東京発20時35分の通勤快速（土休日は東京発20時31分の中央特快）は高尾発21時45分の甲府行に接続、21時54分の大月行に接続するのは国分寺で通勤快速に追い抜かれる快速か、甲府行発車と同時に高尾に到着する京王くらいなので、利用率は悪かったと思われる。その送り込みの大月発21時13分も廃止になる。このことで、大月では20時56分の高尾行から、21時31分の中央特快まで開くことになる。東京方面は急ぐ場合は、21時09分の特急を利用すれば良い。


富士急行では、大月発22時13分を22時30分に、大月発22時52分の最終列車を23時10分に繰り下げる。2021年改正で23時07分の最終を22時52分に繰り上げたから、それを元に戻すどころが３分繰り上げる形だ。

このことで、東京発21時45分の特急だけでなく、大月着22時20分、22時58分の高尾からの普通、22時56分の甲府方面からの普通から新たに接続するようになる。21時50分発は逆に21時43分発に繰り上げる。このことで大月着21時37分の東京方面からの通勤快速からの接続時間を短縮する。

上り方向も、河口湖発20時52分、21時52分を、21時13分、22時10分に繰り下げる。河口湖発21時13分への繰り下げで、大月発22時01分の松本行最終特急及び大月発22時04分の快速東京行への接続が消滅、東京着は23時43分から24時10分に繰り下がる。河口湖発22時10分の繰り下げで、大月着22時45分から23時03分に、22時56分の最終高尾行（高尾で三鷹乗り換え中野行最終に接続）や23時01分の特急甲府行への接続が消滅している。

フジサン特急は2020年の緊急事態宣言に合わせて、４月25日から運休となっていったが、今回の改正で約２年ぶりに運転再開となった。富士山ビュー特急は2021年3月改正で運転再開となったが、富士登山電車は定期運用から外れたままで、2023年改正以降も運休となっている。1000形は、富士登山電車の他に京王5000系塗装の２編成残すだけになったが、このまま引退となるかどうかは不明である。