ギャラリー椿からメールがありました。
先の武田史子さんの個展では、作品も予想以上に売れてたようなのです。それはよいお話!佳作、傑作が掛けられたギャラリーの壁面は、これごと全部持って帰れたらどんなによいだろう!と思ってしまったくらいなのです。
評判がよかったが故の手違いなども発生した。版数に重複(つまりダブル・ブッキング)が生じてしまったらしい。。。僕らがお願いしていたエディションを変更させてもらえないか?というご用向き。
なるほど。
お願いしていたエデョションナンバーは「7」。特別にこの数字にこだわりがあるわけではないけれど、作品そのものとは別に、こちら側がほんの少し関与できることがあるとすれば、額装についてのなにがしかと、エデョションくらいなもの。「数字」っていうのは確かに版画作品を独立した個体たらしめる「よすが」ではある。
でも、これくらいのハプニングはあったほうが楽しい。早速、折り返しのお電話をいたしました。
それで、武田さんから指定されたエデョションが「12/30」。こちらとしては、作家さんが示してくださった数字であるわけですから、了とすることに。
「7」の嫁入り先が少々気になるところではあるけれど、それ以上に「12」という数字はとってもよいではないですか。完成度の高い個展にあっては、相応しい数字と言えます。
それで、お電話を終えた後、「このごろ我が家では数字にまつわる話がポツポツあるよねぇ」という話をコーヒーを飲みながらさっちゃんとしていました。
我が家に今のクルマがやってきたときにも、新しいナンバーをお願いしていたわけですが、どこからともなく降ってくるようにしてやってきた数字には、少なからずご縁というものを感じてしまいます。
武田史子さんの小鳥
武田史子さんの小鳥(2)
武田史子さんの個展/fuuro
武田史子さんからのお礼状
ナンバー12(2)