りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

「いはつぼ」の清水(*´ω`*)♪

2023-12-02 01:21:09 | 更級日記
いまやあたりまえのルーティーンとなっている、わが家の「おいしい水計画♪」(*^ω^)b
年を重ねて、4年目に突入しており(*‘ω‘ *)
これで結構、長く続いておりますな(*‘ω‘ *)♪
「わが家のコーヒーのためには欠かせませんから♪」
さっちゃんのこだわりもあって、「おいしい水計画♪」は、今やわが家の生活の基軸になっている(^o^;)
いつも水を汲みに行く場所はこの頃では2箇所に決めている。そのうちのひとつが駒門PA。
富士山周辺では、それこそ、そこら中に水が湧き出ている。話に聞くだけで、行ったことのない有名な水場というのもたくさんある。数があまりにも多いのだが、まぁ、富士山ですからね〜(^o^;)
数ある水場の中でも、「駒門」のお水は僕らにとっては特別な上にも特別。なにが良いって、クルマでのアクセスがシンプルかつ楽ちん(*^ω^)b
噂に聞く「秘境」の水場に惹かれたりっていうことはある。なんか、それって、すごーくありがたい感じがするし(*^ω^)
だけど、わが家の「おいしい水計画♪」では、長く続けることが優先される。
簡単アクセスって、とっても大事な要素なのだ(*^ω^)b

この頃では「駒門のお水」に「わが家のおいしい」のほとんどを負っている。ご飯を炊くのも、お味噌汁も。お茶や紅茶にも。「駒門のお水」がどうしても欠かせない。
わが家のコーヒーがおいしいのは、自己満足や自画自賛にとどまるものではない( ・ิω・ิ)b
近傍の水場を試してみて、「駒門」の水がコーヒーに一番!ということを確認した上でのこと。
わが家のコーヒーはどうしたっておいしくなってしまうのである(≧∇≦)b

「駒門」と書いて「こまかど」と読む。
「駒」、つまりは「馬」に関わる地名にみえるのだが、この地名は源頼朝に由来する、のだとか。へぇ~(・o・)なんか、意外と新しいんだな(・o・)って思ってしまった(^o^;)
それって、つまり、頼朝以前には別の名前で呼ばれていたはずの土地、ということになるわけですよね(*‘ω‘ *)

更級日記で「いはつぼ(岩壺)」と呼ばれる場所が登場する。
足柄山を越えて、関山というところにたどり着く。
「よこばしりの関の傍に岩壺といふ所あり。えもいはず大なる石の四方なる中に、穴のあきたる中より出づる水の、清くつめたき事かぎりなし」
山越えの後、清水をごくごくとおいしく飲んだのかな?と思うのだけど、この「岩壺」がどこにあるものなのか?現在ではよくわかっていない。
だいたい「よこばしりの関」というのだって、名前ははっきりしているし、関所といういわば公的な場所を指しているはずなのだけど、それがどこにあったのか?正確な場所はわからない。
この辺りについて、詳しく調べているサイトをいくつか拝見してみたのだけど、地理に詳しい地元の研究者が「わからない」と言うのだから、これはもう是非もなし(´ε`;)
ただし、「岩壺」については一様に「駒門風穴の付近なのではないか?」というあたりがつけられている(*‘ω‘ *)!
「駒門風穴」は現在の駒門PAのすぐそばにある(*‘ω‘ *)

更級日記の都へと向かう旅は、作者菅原孝標女が13才のとき、とされている。
西暦では1020年。ちょうど千年前の出来事になるわけだが、それから後、記録されるほどの大きな富士山の噴火が2度ある。
奈良時代から平安時代にかけて、富士山はやたらと活発に活動していて、その四百年ほどの間に12回、大きな噴火が記録されている。更級日記の旅の前にも噴火はあった。1017年と1020年にも、詳細は不明ながら、火山活動があったことが伝えられている。旅の直前、それどころか旅の最中にも富士山は鳴動していた(*‘ω‘ *)!
更級日記にも「山の顛のすこし平ぎたるより煙立ちのぼる。夕暮は火の燃え立つも見ゆ。」とあるので、煙をもくもくと立てている富士の裾野の方を一行は進んでいたわけなのね(^o^;)
なかなかにアドベンチャーな道行きである(^o^;)

更級日記の後。
1033年と1083年に大きな噴火が記録されている。特に1083年、永保3年の噴火については、京都でその噴火の音が聞こえた、とかΣ(゚∀゚ノ)ノ
ま、まじでΣ(゚∀゚ )
この大噴火の後、四百年ほど、富士山は鳴りをひそめることになる。
頼朝由来の「駒門」の地名は、更級日記の頃とは違う富士の裾野に広がった新しい風景の一箇所につけられた名前なのかもしれん(*‘ω‘ *)

かつての「岩壺」が正確にどこに存在するのか?これはまったくわからない。
ひょっとしたら、一度の噴火で溶岩や火山灰に埋められてしまったのかもしれない。
「駒門」の水をいただいていると、更級日記の「岩壺」の水とほとんど同じなんじゃないかな(*´ω`*)って思ってしまうのは、我ながら少々強引な感じがしないでもないのだが、案外、富士山の地下水脈というのは、古い時代のものが今なお残っているのでは?とも、思ったりする。
「駒門」が「岩壺」であってほしいと、どこかで思ってしまうのだ(^o^;)


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