炭 火

昨日は午後、仕事の打ち合わせである人のお宅に伺いました。
たくさん資料をつくらなくちゃいけないんだけど、頭の中がまだ整理されていなくてうまく考えがまとまらないし。。。直接お伺いしていろいろサジェスチョンをいただこうかと、休日の先方にムリをいってお時間を割いていただいたのでした。
で、到着するとラフな格好で庭先でなにやら準備されている。

「いやぁ、おおさこさんくるならこれの方がいいかな？って思って」
炭をおこして、外で「いろいろ焼きながら打ち合わせしましょう」とのこと。
なんと粋な！
それで涼しくなった夕方に、炭火であたたまりながら、いろんなお話をすることができたのでした。
おいしかったな、さざえのつぼ焼き。
もちろん、ほかにもいろいろ焼いていただいたのですが、話がおもしろくって写真撮るのをすっかり忘れていました。

それにしても、炎がゆらゆらしているのを眺めていると、なんでこんなに心落ち着くのでしょうか？
世の中にはいろんな「癒し」がごちゃごちゃとあふれていますが、たいていはていのいい「代用品」でごまかすようなものばかり。代用品でいやされちゃう心っていったい？と首を傾げてしまうことがしばしばですけど、例えば、目の前にゆらめく炎にかわるようなことってないわけで。ささやかだけど、いつでも手を伸ばせるところに本当のことがあるっていう感覚は忘れないでいたいものです。おかげで、まとまらないでいた考えにも自然と道筋が見えてきたりしました。

　

そうこうするうちに、お子さんたちが次から次にご帰宅。
庭先で飲んでいるところに、「こんばんは」と律儀に挨拶しにきてくれます。
やらなくなってずいぶん久しいのですが、厚木の花火を見ながら一杯やりましょう！という趣旨で、毎年夏にBBQをやっていたころがあって、子どもたちともずいぶん遊んだものでした。10年前に第一回があって、それから六回くらいやったかな？小さい時のはしゃいでた姿を知っていると、久しぶりにあった子どもが声も低くなって、礼儀正しく挨拶してくれて。。。なんて、本当にめまいしちゃうけど。でも、ちょこっと笑ったりすると「ああ、全然変わってないのね」ってね。いい顔になってきました。

　

僕がぶらさげてきた一升瓶。夕方からはじまって、いつしか真っ暗になっちゃったけど。「灯りがついているからさ」と、近所の友達がやってこられて「なに、こんな寒くてもやってるの？」なんてあきれられていました。でも、炭火のそばであつくいろいろ話していたので、そんなに寒くなっているとは気付かなかったなぁ。

　

飲んだあとにラーメン屋さんにもいっちゃった。写真はスリバチ醤油ラーメン。美味です。
「仕事にいってきます」って言って家を出たんだけど、これを正直にさっちゃんに話しても「仕事してきた」ようには思えないだろうなぁ。でも、かなり充実した内容だったのですよ。