この砂利道には、数々の伝説があります。
初参加の小1の男の子が、途中で疲れ切って、貢さん(オヤジ)の車で仮眠したことがあった。
先に到着していた子どもたちは、全員昼食をとらずに待ちました。
そして、目を覚まして、貢さんの「どうしたい?」の問いかけに、
「さいごまでやる!」
結局完走して、ゴールでは子どもたち全員が待ち受けるというおまけまでついていた。
昨年は、小1で参加したRYOが、合計20回以上砂利に車輪をとられて転倒を繰り返した。
ずいぶん昔のことだけど、低学年の女の子は、休みたいのに、休ませてもらえないイントラとずっと口喧嘩をしながら走ったり。
砂利が厚く引いてあるために、かなりハンドルを取られます。
初参加や、力のない低学年には応える最終コースです。
約3キロほどの砂利道を走破して、ようやく全員が、無事に中央公園に到着。
牧場の合間を抜け、急坂を下りたり上ったり、長い長い一本道を走ったり、ガタガタと砂利道を走る。
このマウンテンバイクの30キロは、タフな道のりだけれども、達成感のある実習です。
やり遂げた後の、爽やかな笑顔がたまらない。
初参加組の体験シェアを聞いているとき、小3のTSIが、おかしなことを言い出した。
「どんな体験だった?」
「イシガキジマがおもしろかったぁ」
「ん?イシガキジマ?」
「もしかして、ジャリミチのこと?」
「そう、ジャリミチ」
子どもたちはみな大爆笑。
今後、この砂利道のことは、イシガキジマ、と呼ぶことにした。
子どもたちの名言は今までにもたくさんある。
冬グロースの時に、ボーゲン級とかパラレル級を組み分けをしていた時、
ある子どもが、
「はやく、パラダイス級になりたい!」
それ以来、パラレル級は「パラダイス級」
なんだか、物語があって、面白い。
話は戻って・・・・。
中央公園で昼食のときにちょっとした出来事が。
小5のROKは虫嫌い。
弁当を食べるのに、みな草むらに座って食べたいのだけれど、ROKだけは断固ベンチ。
しばらく言い合いが続き、ROKが
「じゃあいい」と言って草むらで食べるという。
でも、こういう場合の「じゃあいい」は、ぜんぜん「いい」わけがない。
こういう時は、イントラがしっかりと話を聞く。
多数決でもない、じゃんけんでもない。
話し合って、グループの意見が整合するポイントを探す。
しばらく時間はかかったけれど、結局全員納得の上で丘の上で食事。
ROKは、と言うと・・・・・
ROKは、引きずらない。
自分で納得すると切り替えが早い。
こういう切り換えは、自分を楽にしてくれる。
ROKなりに、自分らしく生きるすべを見つけてきたのだろうか。
やんちゃな子どもらしいこどもだ。
昼食の後は、しばらく休息(と言っても結局遊び続けるのですが)をとって、次の現場、士幌高校に向かいます。
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