Journal de Cochon d'inde ♪こうそん日記♪

2013年10月1日に、娘の誕生日プレゼントとして我が家に来た、可愛すぎるモルモットのこうそん(♀)の日記です。

ふたりの違い

2019-06-22 14:52:10 | こうそん&モル
今日は、こうそんとモルのことを書こうと思います。

よく言われることですが、動物、もちろんモルモットも例外なくしっかり個性がありますね。

うちの場合・・・

こうそんは女の子らしいキャラクターでした。優しい顔つきで、小さな野菜のカケラを指で挟んであげても、私の指を齧らないようにそうっと取ってくれました。こういう時に噛まれたことは一度もなかったので、何でも安心して手で上げられました。

しかし、なかなか厳しいところもありました。顎をかいて、と首を上にあげますが、同じようにかいているつもりでも微妙な角度や力の入れ加減、または当たり所が微妙に異なると「ガブっ!」と前歯アタック(前歯を当てるだけ。だから血が出たりしません)。私は、当たり所が悪かったねえ、ごめんねと反応していましたが、こうそんは「もう終わり」とばかりに普通にしていましたっけ。娘はこれをやられると怒って「こうそんきらい!」と言っていましたっけ。

あとは、よく手首の血管を狙って前歯アタックをされました。あぶないあぶない。でも暗殺されずに今も私は生きています。

抱っこは好きですが、こうそんはずっと「ケージから出される」瞬間があまり好きではありませんでした。子供のころからそうで、去年とかもう完全になれモルになっている時も急いで逃げるか、逃げ場がないと分かると、シュッ、スタっ!とどこかに逃げようと体の方向を変えるも逃げられないから、私の左腕に捕まって乗って来たり。そういう時は心臓がドキドキしているので、本当に好きじゃなかったんだろうなあと思います。

ごくたまに「出して」と言ってきたこともありますが。

ケージはいつも開けっ放しになっていましたが、自分から外に出ることは一切ありませんでした。だから引っ越ししてからは、デスクの上に置いていました。外でスポーツも楽しかったし、外で毛布にくるまってうとうとも好きだったけれど、一番好きだったのは、ケージにいてなでなで~かなあと、いろいろ思い返すとそう思います。ここなら好きな時におしっこできるし、おなかがすいたらすぐに牧草食べられるし、お水もあるし。それでなでなでがあれば最高だよという感じでした。

そして、こうそんは賢い子という雰囲気が漂っていました。甘えん坊で、かいてほしい時はかいてとアピールしたり、顔で訴えますが、遊ぶときは遊ぶ、でも一人になりたいときは一人になる。線引きがハッキリしていました。

かたや。

モルの方は、女の子だし、よく見れば女の子らしい顔もしているのですが、どこかおマヌケな感じです。
だいたい必ずおひげや顔に牧草が付いていますし、一度は目に牧草が入っていたこともありました(取りました。幸い目に傷がつくこともありませんでした)。

それに、毛並みのもしゃもしゃ感が・・・色も茶と黒で・・・

こうそんの姿を思い浮かべてからモルを見ると、なんだか焼け焦げたケーキみたいにみえます。燃えカスとでもいうのか。

そして、こうそんをなでていると、普段はそれほど撫でてと言わない、どころかやろうとするとどだだだだと逃げるのに、そういう時は必ずテラスの上に乗り、そこから身を乗り出し「私もいます、私も」とアピールしてきました。こうそんとモルのケージの間に立ち、2人を同時に撫でていると(この瞬間が、私にとって至福でした)、モルは必ず奥の方に行き「私だけなでて」と言わんばかりになります。ダメダメ。もともとこうそんをなでていたんだから、そういうことするならこうそんだけ撫でるよと言うと、仕方なく手の届く位置に戻ってきますが。

そしてモルはのんびりしている時に前足をクロスさせていたり、左前脚だけ前に長くのばしていたり(脱臼等ありません)、こうそんはのんびりしている時には「たれぱんだ」のごとくだらーんとしているか、それかフクロウのようにフクフクになっているかどちらかでしたから、ポーズも違います。

こうそんとモル、2人とも顔でアピールしてきますが、こうそんの方は頭を上にあげてこちらを見て、お願い、お願いという感じ。
モルの方は、顔をずいっと出してきて「(カリカリ)くれますかな?え?え?」と、やりながら、わざわざ足音をたてたりしてアピールが激しいです。

モルはなぜかウインクもします。

喧嘩になることが多く、どちらかというとゆーったりのんびりしたいこうそんの方への負荷が大きかったので2人一緒に遊ばせる機会はそんなにたくさんなかったのですが、一緒に出すと、モルは必ずこうそんの顔(特にあごのした)またはおしりの匂いをかぎまわり、なめたりとおそらく毛づくろいしているようでした。一度、こうそんの目に目やにがあったことがあり、私が手でそっと取りたかったのですがなかなか取れなかったことがあります。モルが一生懸命これをなめなめして、取れたことがあります。

やはり、モル同士のケアにはかなわないものがありました。

数回ですが、こうそんもモルに毛づくろいのお返しをしていたこともあります。

こうそんとお別れしてから「モルを迎えなければ、こうそんのケアをもっとしっかりできたのかも。結局同居・すごく仲よくなるということが無理だったのだから、こうそん一人で全愛情を降り注げばよかったのかも」と、ものすごい後悔をしたことがあります。

でも、以前も書きましたが私と娘が全愛情を降り注いでいた時、こうそんの口は下がっていました。
それが、今年の4月ごろの写真や動画で見ても、モルといる時のこうそんの口角は少し上がっており、やさしく微笑んでいるような顔になっていました。

お世話の質がどうこうというより、やっぱり「モル仲間」は、多少のお世話の質の低下をものともしない、かけがえのない存在なのかもしれません。

性格も外見も年齢もまったく異なる二人。
こうそんがおっとりとあまり動かない時(年齢もあったんだね)、モルがチョロチョロしていたっけ。
もっと2人が一緒になれる時間を作ればよかったね・・・

って、また後悔になってしまった。

こうそんが4歳になってから、つまり1匹モルの生活になれていた(と私は思っていた)のに、モルを迎え入れたのは私の自己満足だったのだろうか、と思うけれど、ありのままに考えると「モルモットは、モルモット同士の群れで生活する」という前提がある限り、怪我や命にかかわっていたという場合を除き、ほかのモルがいたことはプラスにこそなれマイナスではないだろう。私が「可哀想・ごめんね」フィルターを通すから、何かにつけて可哀想なこうそんになってしまうことをいい加減自覚しなくてはいけないなあ。

個性の違い、思い出して楽しもうと思ったのに、また辛くなってしまった(泣)

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