cowboy-平松の部屋

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ケニー・ロバーツのザルツブルグの転倒

2019-03-25 16:36:25 | オレしか見てなかったおもしろ話
オレしか見てなかったおもしろ話ー3

ケニー・ロバーツのザルツブルグの転倒

W-GPの事前テストはよく合同でやります。○○年ザルツブルグでKとYと合同テストでした。私はカメラを持って
コースの下見をしてました、専有テストでは私は必ず、コースに出てマシンの動きを観てまわります。、
コースの一番奥、のヘアピンを立ち上がりで、Yの 誰れか が転倒。去年のケニーのツナギの色でなかったので
ケニーではないな、しかも1周もしてない(タイヤが温まっていない)し、ケニーがこんなミスをするはずがない、
でも体形、ライディングスタイル、マシンからすると、ケニーかもしれん、いやケニーが転ぶはずが無い、すると、
K・キャラザース(ケニーの監督・この人も350のチャンプ)が慌てて走ってきました、えっ、ケニーが転んだオレに目の前で、
カメラを持っていましたが、武士の情けっていうか、レンズを向(Yのニューマシンを撮影するため)けられませんでした。
あのW-チャンプのK・ロバーツが私の目の前で転んだ、しかもオレしか見て無かった、逆に興奮してしまいました。
 デイトナレースで 給油トラブルでタンクを損傷し、ケニーがリタイヤした時は、悔しそうな顔をしヘルメットをポンと上げてました、
翌日、小柄なヤマハの子が、カートでタイヤをかたずけていました、えっ、ケニーでした、私はその時からライダーとしては
もちろん、尊敬にかわりました。 ですから、転倒したケニーにカメラなんか向けられませんよね。


ケニー・ロバーツのヘアピンドリフト

2019-03-25 16:11:42 | オレしか見てなかったおもしろ話
オレしか見てなかった おもしろ話ー2

ケニー・ロバーツのヘアピンドリフト

私がKAWASAKI TEAMでW-GPを転戦していて時の話しです。
USAのレースは雨が降ると中止なので、K・ロバーツはヨーロッパでは通用しないが定説になってましたが
とんでもない、あの小さな体でエルボー、ニー、でマシンをホールド゙し、ドライでもウエットでもスライドコントロールして
るんです。なにせ、ロード・ダートレースでAMA No1をGETしてしているライダーです。K・ロバーツ(Yチーム)と同宿
が多く、レース終了時、ラウンジでYAMA、SUZU,,KAWA、入り乱れて(まだ、HONDAはいません)優勝
パーティーです。K・バリントンの兄貴(コークのチーメカ)が酒が好きでして、飲み過ぎないように私が監視
してました。R・マモラ、K・ロバーツがベロベロになって、しゃべっていましたよ。ヨーロッパの連中が予選中
オレ達についてくるんだ、するとR・マモラと しめしあわせ コーナーの中でテールスライドさせ、クルっと向き
を変え たち上がってしまうと、後ろからトレースしてきたヨーロピアンはそのままコースアウト、何人トラップに
引っかかったかと、笑ってました、悪い奴らですね。 今思えば、誰がパーティー代払ったのかな?

エディー.ローソンのホッケンハイムの左コーナー

2019-03-24 17:02:28 | オレしか見てなかったおもしろ話
オレしか見てなかったおもしろ話ー1

エディー、ローソンのホッケンパイムの左コーナー、

E・ローソンとメカのS・ジョンソンがいきなりKR250をホッケンハイム(独)にもってきました、エディーはUSA(AMA)で
スーパーBIKEとライトウエイトクラス(KR250)で走っていたので、KR250は持っていましたが。我々イギリスチームはえっ
なにも聞いてない、タイヤは?、エントリーは?、パーツは?、なんてヤツ達だ。でも、K・ロバーツ(YAMAHAの)が
動いて、Dunlop タイヤをGETしたようです、でもエディーは米国ではGYを履いていたので、タイヤのキャラが
違って乗りきれないようです、K・ロバーツがつきっきりでフィーリングを教えていたようです。
K.ロバーツのYZR500は確かGYを履いていた筈ですが?
ホッケンハイムのKAWAの占有走行でエディーも走りました。私は占有走行時はインフィールドでBIKEの動きを
チェックしています。エディーがバックストレートからインフィールドに入ってきて、2コ目の左コーナーに進入 えっえ
左にハングオンした瞬間、リヤタイヤが浮いてるんです。すると、右腕のエルボーでタンクを、右足のニーで
タンク、シートを押さえこんでリヤタイヤの浮をおさえて、フロントタイヤと左足の膝(ひざ)で2輪走行して、コーナーを立ち
あがっていってしまったんです。インフィールドでサスの動きを見ていても、サスもなにもありゃーしねーですね。
ピットではエディーが右肘にグッと力を入れCOWBOY(私のニックネーム)見たかと、親指をあげてました。
なんてヤツだコイツはですよね。後に W-GP500でチャンプになった男のパーフォーマンスを目の当たりにし、
それを、オレ一人で観賞しました。 
そして、タンク、シート形状(私が削ります)等ライディングポジションを真面目に作っておいて良かった、
阿部ちゃんに教え込まれた、ライポジの重要性を再認識いたしました。

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AMAのE.ローソン

カーボンの釣り竿の解説

2019-03-22 21:31:06 | 阿部語録 -HRC時代-
阿部語録ーHRC時代-3

カーボンの釣り竿の解説
   
2009年9月381号の別冊モーターサイクリスト誌、(カーボン)軽く、強く②148P~149P
2009年10月382号、別冊モーターサイクリスト誌、(カーボン)軽く、強く③108P~109P
AW7 カーボン製フレーム(ツインチューブ)が記載されてます

カーボンフレームは違和感がある、フィーリングがゴルフクラブや釣り竿のように硬い、人間に感じる
シナリとか、タワミといったフレキシビリティーに乏しかったようで、つまり路面からの伝達
が早すぎて人間の反応が追いつけない訳です。  解ります?

阿部ちゃんがそのテストライダーから聞いた話を解説いたします。 池、沼、での釣りで
タナゴやヘラ鮒の繊細な アタリ は和(しの、竹)竿でないと、手に伝わって来ないのだ、
カーボンの竿だと硬くってキンキンときて、合わせずらいんだそうな、ようするにBIKEでも
タイヤのスベリ(ヘラブナのあたり)がキンキンと来て、人間の慣性に合って無いのだそうです。
ワカリマス、私は解ります。 キンキンは唐突と訳せば良さそうです
阿部ちゃんから、バカヤローこんなフレーム作りやがって、でも 平松 お前らしいな、プロトの1号機で
走れちゃう、そして作り易そう、 雨のスズカではそこそこ走しれたそうだが、でもカーボンは、いかん
形状、材料を再考すれば、ビッグバンすると阿部ちゃんも予知した。そして、目の字断面の
アルミ押し出し材を使った、(アルミ)ツインチューブが世の中を席巻する事になる。
ツインチューブの基本構造の特許はこのプロジェクトで申請しましたが、まだ保証料は貰ってません
また、お話しします。

COWBOY-平松

NF4のジオメトリー解らん、Iさんに聞け

2019-03-17 19:14:53 | 阿部語録 -HRC時代-
阿部語録ーHRC時代ー2

NF4のジオメトリー解らん、Iさんに聞け

2年後の1988年に、W-GP125のレギュレーションが単気筒に変更になります。国内GP125クラス用に
RS125R(ND4)をHRCから市販していましたが   エンジン(NEW-CRベース)、フレーム共新設計で
単気筒に変更となる1年前の1987年にNF4を上市し、走り込み、セットアップ、トラブルをシューティングし、
1988年から市販レーサーでW-GPチャンプを狙う意気込みで私(LPL)は計画してました。
そのNF4を設計するにあたり、モトクロッサーから進化してきた鉄フレームのND4をベースにジオメトリーを
発想する気になれず、また、ヨーロッパの50,80のチャンプ車を参考にしても、ENG位置や前後ウエイト比、
ジオメトリーに個性が有りすぎて参考にならず。走行系の親分も教えてくれるフリして逃げの一手でし
たね。阿部ちゃん、どうしょぅーと聞いたら、”オレも解らん、125のスペシャリスト Iさんに聞け”の一言
そうでした、Iさんは125で日本チャンプになり、MFJからのご褒美で自分の単気筒125を持って、
スパ・フランコルシャン(W-GP)に出場、当時はIさん以外は2気筒でしたので、ズバズバ抜かれて
怖い思いをしたと言ってました。そして、リベンジで、自分用の実戦車のレイアウトを画いてました。
オー,平松っあん、オレ(Iさん)のレイアウトを使ってくれ でした。日本チャンプが実戦から得たジオメトリー
ですから、即、納得がいきました。そのNF4を浜松工場で作ってもらい、3年後(1989年)に安価な
市販レーサーでW-GP 125クラス・チャンプをGET。私の計画は達成できました。そしてNF4は(8000台)
以上生産され レースの底辺を支え レースショップも潤い、MOTO-GPのチャンプ(かな)も育てました。
阿部ちゃんは他のクラスのエキスパートをちゃんと見ていて、平松、あいつはスゲーゾ、オレに無いものもって
いる、Iさんにちゃんと聞けでしたね。
NF4の最終確認はスズカのYYさん(阿部指名)に走行して貰いました、鉄のフレームとはフィーリングが違うが、
乗り方変えれば速く走れますでした。
これはフィクションであり、実名は出せません。