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黒いダイヤモンド(6)

2025-01-11 09:48:17 | その他
 中国やアメリカといった大国のCO2排出量が全世界の45%以上を占めているが大きな問題だと思っています。特に32%以上を占める中国のCO2を何とかしなければ、地球の温暖化を止めるのは夢のまた夢なのです。1990年代には世界一のCO2排出国だったアメリカは中国に次ぐ順位になってはいますが、CO2排出量自体が減っている訳ではありません。それだけ中国が突出しているのです。

 加えて、近年アメリカで増えている山火事を問題視しています。これも温暖化の大きな要因のひとつだと考えられるからです。石炭は植物の化石ですが、山火事で燃えているのは天然の木材や植物でCO2の排出量は図りしれないのです。今回のハリウッド郊外の山火事被害は数兆円規模の大災害になっています。

 バイデン政権ではCO2削減に動いていたアメリカですが、トランプ政権では期待薄です。毎年のように山火事やハリケーンによる大きな被害を出しているこの国がさらに自国優先を考えれば、CO2削減は間違いなく後退します。この辺りを電気自動車のトップ企業テスラ社のCEOであるイーロン・マスクがどう考えるかが鍵となりそうです。少なくともこれまでイーロン・マスクは「環境派」「気候変動積極支持派」を自称してきているのですから。

 日本はもっと積極的に石炭発電のCO2削減技術を世界に広める役割を果たしても良いのではないでしょうか?過去に日本は石炭火力輸出に関し、一定条件を満たした場合に限り、国際協力銀行(JBIC)の低利融資などで輸出コスト引き下げを支援してきました。ところが、日本による海外輸出には「温暖化ガス排出を長期に固定化する」との国際的な批判が強く、米バイデン政権のケリー大統領特使や英国のジョンソン首相は支援停止を求めていました。こうした外国政府からの働きかけや、海外投資家からの反発を受け、日本政府は脱炭素重視の米欧と歩調を合わせることになります。具体的にはJBICによる低利融資の提供をやめてしまうのです。

 これは日本の支援の在り方にも問題があったと考えています。OECDのような資金援助ではなくCO2を減らす技術を前面に打ち出して輸出するべきだったのではないでしょうか?まあ、これだけの技術力でCO2や環境破壊物質を減らしていても、火力発電をしているだけで世界から非難なされるのですから。一方で自国の破壊のみならず、海洋汚染の危険性すら秘めている原子力発電に関しては何も言われないのが不思議な限りです。
 


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