248台中完走できたのはわずかに86台のみ(完走率34.7%)という厳しいレースでしたが、完走車台数は優勝者ボーネンも使用していたSPECIALIZEDのROUVAIXが12台。これはSPECIALIZEDは提供チームも多いので、特に驚く結果ではありませんが、特筆すべきは1チームにしかバイク供給をしていないBMCのGranfondoGF-01が8台中7台が完走(完走率87.5%)し、2年目となるGIANTのDEFY ADVANCED SLの完走率が75%(8台中6台完走)という結果でしょう。2チームにバイクを供給しているPINALLEROのDOGMA KはSKYで6台、MOVISTERで3台の計9台完走で完走率56%と好結果を残しています。対して大きな期待をされながら投入されたTREKのDOMANEですが完走は3台だけという結果に終わっています。
さすがにノーマルバイクでは厳しかったのか、パリ・ルーヴェでのLIQIGASの成績は完走がダニエル・オス唯ひとりと良くありませんでしたが、アップ・ダウンの多いアルデンヌ・クラシック初戦のアムステルゴールドレースではピーター・サガンが3位と検討を見せています。
軽量で剛性も高いSUPERSIX EVOが登りで威力を発揮するのは当然として、悪路のパリ・ルーヴェでも完走できるほどのものであるとすれば、オールランドのフレームとして評価をしてもいいのではないかと思っています。今年の結果を見る限りではまだまだ改良の余地があるということだと思います。一説によりとSUPERSIX EVOのフレームは想定内の力に対しては非常に高い剛性を持っていますが、想定外の力には意外ともろいそうです。例えばトップチューブに不用意に座るとチューブが破断することもあるようです・・・
対して昨年のこのレースでシェイクダウンされ2012年モデルからGIANTのライナップに加えられたDEFY ADVANCED SL。フレーム重量は同じグレードのTCRよりも軽いのに8台中6台完走という素晴らしい結果を残しています。例外としてラース・ボームが後半CX用のバイクに乗り換えているようですが・・・ただ、ここで特筆したいことは、今回のラボバンクがDi2を採用しなかったことでしょう。
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