ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

舞茸発見!!

2013-05-17 10:47:04 | きのこ・山菜
                                          
 サクランボのダンボールに入っている2種類のキノコ・・・キノコっぽいのは、言わずと知れたナラタケ(こちらではボリボリと言われています)そして、もう一つのなにやら黒っぽい塊は・・・・
                     
                 ジャカジャーン、そうです。紛れもない舞茸。天然の舞茸です。

 昨日のブログに書いていた、不敵な笑いの正体。大物のキノコが、この舞茸だったのです。勿論今年のことではなく、昨年秋、10月の頭の事でした。

 人生3度目の舞茸発見でして、1度目は、発見と言っても、キノコ仲間に案内されての事だったので、感激はしたのですが、余り感慨はありませんでした。(こちらは中山峠付近と言うだけで、勘弁してください。なにせ人のシロですから、お教えできません)

 2度目は京極町の双葉ダムの奥の林道です。こちらは、当たり前と言えば当たり前。有り得ないと言えば有り得ない。と言う感じで見つけました。みんなから聞いていたような超巨大なミズナラの木。大人が4・5人で手をつないでようやく輪になるような太さ。はじめて見る太さの木でした。それが林道を進んでいくと20メートルほどの崖の上に立っているわけです。誰が見ても舞茸が生えていそうな木です。さらにその巨木に向かって、崖をよじ登って行ったであろう足跡が付いていて、舞茸が生えているかもしれないけど、採られてもいるであろうと想像できる感じでした。

 で、諦め気分で私もよじ登っていくと・・・なんと、なんと、木の根元から、2メートルくらいの高さの所までに、小さな子供の手の大きさ位の、ほうき茸っぽいのが無数に生えているのです。はじめて見る光景で、本当に舞茸なのかが分りませんでした。

 最初に見つけたときの舞茸は、1つ。バナナ8本分くらいの大きさで、1キロ近くありました。又香りもいい香りがあたりにしました。ところがその京極の時は香りがほとんどしませんでした。ま~後から考えると、まだ蕾の状態だったので、香りがしなかったようです。

 で、私は、数ある小さな塊の中から、比較的大きめのを3個持って、崖を降りました。下の車で待っていた妻とキノコ仲間の母さん(二人は、崖を上っても徒労に終わると言って、下で待っていました)に、塊を見せたら大騒ぎで、二人を連れてまた崖を上りました。

 3人で塊の数を数えたら、約50個有りました。木のそばの藪の中にも小さいのが有って、なるほどよく資料などに出ている通りだと感心したものです。

 余りに1つ1つの塊が小さいので、3日後にまた行く事にしたのですが、3日後にいってみると、生えていた事さえ嘘の様に、1っ個も有りませんでした。「舞茸は見つけたらすぐ採らなければ駄目!」と、後日キノコの先生方にご教授いただきました。

 その翌年からを期待していたのですが、その奥に、ダムを造るとかで、翌年からは、立ち入り禁止になってしまい、一度も行っていません。多分今も毎年同じ時期に、立派な舞茸が発生していると思いますね。興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか。道路が開通していれば、すぐ分る木です。9月20日が目安です。

 と、本題からだいぶ離れた話でスミマセンでした。

 さて昨年のこちらでの舞茸発見の話です。

 昨年は夏の猛暑と、そのあとの残暑がこちらでも続いて、キノコの発生も、遅くしかも余り多くは出ませんでした。気温の下がりが足りなかったのと、お日様が足りなかったと言われています。雨が降って気温が低ければキノコが出ると言うもんでもなく、雨が降ったあとに、お日様に当たるという事が重要で、キノコも奥が深いですね。

 ま~そんなんで、前年は大量に採れたモミタケはほとんど皆無の状態。ナラタケも僅か。畑シメジも発生地の木の伐採などで、環境の変化で収穫は今一。ま~あとから有望な畑シメジのシロは発見したので、今年は楽しみなのですが・・・。ラクヨウも木の伐採で、発生地が減ったのですが、幸い人の入っていない所にうまく当たって、まずまず量的には採れました。

 さて、そんなキノコの毎日で、ボリボリ(ナラタケ)を探しに行った10月の初旬。その日もたいして採れなくて、諦め模様で、と、ある林道の少し広場ぽい所で車を止めました。(勿論場所はお教えできません・・スンマセン)

 目の前には直径が30センチほどのミズナラの木が、何本かあります。ボリボリは無いだろーな~と、駄目元で、木の裏側を覗くと・・・、木の根元に黒っぽい塊が・・・お懐かし~い!もう余りの懐かしさに、忘れかかっていましたが、確かに、京極で見たのと同じ塊!舞茸でした。

 京極で見つけたものよりはだいぶ大きい塊でした。カメラを持っていなかったので、写真を撮ることも忘れて、誰かに採られる前にという、おろかな欲望のために、慌てふためいて採ってしまいました。帰宅後、重さを測ってみると、350グラムでした。京極で採った3個の合計も350グラムで、我家の舞茸は350グラムと、小ぶりのようです。

 しかし、車を降りて10秒の位置に舞茸があるなんて・・・。誰も考えないですよね。山に精通している、地元の森林組合の方たちも、「こちらの山では、舞茸・ナメコ・椎茸は見つけるのはほとんど絶望的だ」と言っているくらいですからね。

 本当にあの舞茸は誰にも知られていないのか。それとも運よくタマタマ私が、他の人より先に採ったのか・・・。今年も時期がきたら、見に行こうと思っていますが、もし見つけても、小さければ少し大きくなるまで置いておこうと思っています。

 京極の二の舞になるのか、それとも・・・・。今回のも、大きくなれば、多分1キロ位にまではなったと思うんですよね。やはりまだ香りが余り無かったですからね。でも、てんぷらで食べたのですが、歯ざわりといい、香りといい、最高でした。

 昨年は、舞茸は当たり年だったのか、私が採った後日、建築家の親友から電話が入って、「職工さんから、舞茸を貰ったんだけどいるか?」と言われました。勿論「YES」貰える物はみんなありがたく頂くのが、我家の流儀ですから頂戴して、キノコ仲間の母さんと半分コしました。1軒あたり4キロ。立派な舞茸でした。 母さんには、私の採った350グラムも半分上げました。普段大変妻がお世話になっていますからね。

 で、さらに後日。今度は、母さんから「手稲山で、11キロの舞茸を採ったので、我が家に半分よこす」と電話がありました。聞けば、キノコ名人が連れて行ってくれたそうで、名人は20キロくらいの大株を持って帰ったそうで、母さんは、11キロのを採らせてもらったそうです。ま~相当の難所を乗り越えて現地に行ったそうで、熊の糞もアッチャコッチャに有ったそうで、とても一人では行けそうにないそうです。でも、まだ、有る所には有るんですね。

 日持ちがしそうも無かったので、生の舞茸は頂かずに、母さんが、舞茸ご飯の素に作って、送ってくれまして、美味しくいただきました。

 昨日今日と、ようやくお日様が出てきて、山も雪解けが進んでいます。明日当たりは少し山に行ってみようかなと思っています。うまくいけば、タラの芽に会えるかも知れません。