祁県映海戴氏心意拳倶楽部 公式ブログ

戴隆邦から脈々と受け継がれる戴氏心意拳。王映海伝戴氏心意拳の日本での伝承を行う祁県映海戴氏心意拳倶楽部の公式ブログです。

練と用

2013-04-06 23:42:18 | 理論―陰陽五行、名言集

用法解説

    投稿日:2011年 4月27日(水)19時29分54秒

返信・引用

 

 

京都のIさん。
「丹田の縦回転がありますが、
形意拳の動画では丹田は立てたまま真っ直ぐ相手に入ってくような感じ」
その通りだと思います。練の段階ではそうですね。戴氏と尚氏の間には
大きな隔たりや違いがある。
 しかし、どちらもよく練っていきさえすれば、用い方はそれほど変わらないのです。
中国武術での「練と用」は、日本人の考えている練法と用法という概念よりも
広くとらえています。「練は大きく練り、小さくまとめて用いる」という大原則があります。
 練というのは、門派によって大きく異なるし、同じ門派でも老師によってことなる。
しかし、用いるのは、さほど変わりません。高いレベルの老師の物であれば、非常に似ていると言っていいでしょう。ですから、「この門派の勁はこうで、この門派のものはこうだ」
なんていっているのは、わりと練の段階のことを言っている場合が多いと思います。
 戴氏の寒鶏歩と尚氏のかい虫歩は、形も動作も風格も全く異なりますが、練って得られる
ものは非常に似ている物がありますよ。
 連打の動画を見た別の方から、質問がありました。
「束展と連打の関係はどうなっているのか」ということでした。
練法として、はじめは、一つ打つごとに、束から展という身法を行います。これは大切な基本ですから、何年もかけて練習していく。しかし、用いる段階で、連打をするときに一回一回束展を行うわけではありません。束から展の中のどの課程を切り取っても、打つことはできるように練拳しなければなりませんし、その中で何度も打てるし、何度も打ちながら、他の身法に変化することもできるように練習しなければなりません。束展も大きく練り、小さくまとめて使っていく。身法の形が見えるような物であれば、本当は使えないのです。

 

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周天法

2013-04-06 18:10:22 | 理論―陰陽五行、名言集

腹圧の件

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月19日(木)10時14分50秒

返信・引用

 

 

腹圧の件は7、8年位前になるので、自分の記憶もあやふやです。すみません。それ以外の部分は食い違いは無いでしょうか?快練の展身での呼吸で、吐ききらない。連打を可能にする為。と言う部分は、こんな感じの理解で良いのでしょうか?

 

 

周天法

    投稿日:2011年 5月18日(水)19時54分38秒

返信・引用

 

 

腹圧を加えると言うのは、北西さんに教わったんですね。
日本人にわかり易い表現をされたんでしょう。
精気神のことを言っているのかもしれませんが、私が勝手に答えると誤解や勘違いが生じるかもしれません。本人に確認してみるのが良いでしょう。
 周天法については、戴氏心意拳の中で重要な位置を占めています。道教でいう小周天、大周天とほぼ同様です。拳譜の中でも「引気法」や「周天法」など気の養成や運行等については詳しく書かれていますし、王映海、喜成老師の指導には、かなり普通に出てきます。

 

 


周天法について?

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月18日(水)12時40分16秒

返信・引用

 

 

戴氏にも周天法が有るのでしょうか?仙術で言う所の小周天、大周天法と同じ様なものでしょうか?詳しく教えて下さい。質問が散漫になってしまってすみません。

 

 


腹圧を加える?

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月18日(水)12時21分14秒

返信・引用

 

 

確か、慢練快練の呼吸法を質問した 時の解答に腹圧の事が出てきました。慢練の呼吸法は自然に行って、快練の呼吸法は束身で吸って展身で吐く。その時、吐ききらない。何故かと訊くと、連打をする為。その時に腹圧を加える。と言っていたと思います。内面、内功、呼吸法は凄く大切な所だと思うので、文書で説明しきれない所は、次回の講習会で詳しく指導をお願いします。

 

 


腹圧を加える?

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月18日(水)09時21分12秒

返信・引用

 

 

自分の誤解、理解力不足だったのかもしれません。そうすると、展身で雷声を発して爆発勁を発する時、腹圧はかけないのですね?内功、内面の使い方を詳しく説明お願いします。

 

 


腹圧を加える?

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月18日(水)08時21分24秒

返信・引用

 

 

腹圧を加えると言うのは、北西さんに教わったと思います。文書では、説明しにくいのですが。

 

 


私なりの回答です

    投稿日:2011年 5月17日(火)23時06分32秒

返信・引用

 

 

虎歩を作っていく段階は、土佐の光龍さんが理解されているとおりだと思います。
「腹圧を加える」という概念は戴氏にはないので土佐の光龍さんがどういう意味で言われているのか、もう少し説明していただければ、わかりやすいと思います。
周天法のことなのか、力のことなのか?また時間があるときに教えてください。

 

 


戴氏心意拳についての質問です。

  投稿者:土佐の光龍  投稿日:2011年 5月16日(月)08時22分35秒

返信・引用

 

 

実際に身体に打撃を加える場合は、先ず歩法で接近をし、束身で相手の中心に重心を加えていき、そして展身で地面からの勁力を足元から丹田に導き、増幅して肩、腕に導き打撃を加える。その時に腹圧を加える。全行程において、無駄な力を入れない。こんな理解で良いのでしょうか?

 

 

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陰陽消長

2013-04-06 18:06:30 | 理論―陰陽五行、名言集

陰陽消長

    投稿日:2011年 5月19日(木)22時04分14秒

返信・引用 編集済

 

 

戴氏が根幹の理論に据えている陰陽の概念を理解しておかないと、束展の理解もおかしくなります。
昼がすぎればだんだん影が差してきて夕方、夜になるように、夜中が過ぎれば、しだいに日が差し朝が明けてくるように、「陰極まれば陽が生じ、陽きわまれば陰が生じる」というのを陰陽消長といい、戴氏でも一つの波が立ち、収まらないうちにうちに次の新しい波が起こるるように動きます。
「展が極まれば、束が生じ、束が極まれば展が生じてくる。」戴氏を学び始めてしばらくの間は束と展とを全く分けて練習します。しきりに王先生が皆さんに、「止まって、確認する」「速すぎる、慌ててはいけない」というのは、初学時は、しっかり止まって練習をしないとうまくならないからです。だからあまり早くから自分はできていると思って止まらない動きをすると、雑になってしまう。精妙さを作っていくことができない。だからしっかりとしっかりと師に就き、仔細をその人の段階に沿って指導してもらわなければならないと思います。その段階にきている人というのは日本でも数人でしょうから、まずは、正確な動きで重動がしっかりとできるようになることが大切だと思います。
 しかし、それはいつまでもその段階にとどまっていてはいけない。王先生に「あなたは戴氏の門の入り口に立っている」といわれた方は特に、その練習は超えていかなければならない。
束と展が二つに全く別れているのではなく「展が極まれば、束が生じ、束が極まれば展が生じてくる。」といった波打つような(形ではありません)動きになっていかなければならない。「起也打、落也打」といわれるように束でも打てるし、展でも打てる。また束から展、展から束になるどの途中過程でも打てるようになってくるよう身法、歩法はねって行かなければならない。だからどこでも打てるし何回でも打てるのです。
 吐ききらない、吸いきらない、曲げきらない、伸ばしきらないどれも正解です。陰と陽は
全く反対の物ではなく、対立しながら一体であり、互いに根となし消えるように見えて生じ
ていく陰陽の概念の中に戴氏心意拳も存在しています。
 短い文章の中ではわかりずらいと思いますが、なかなか出版にこぎ着けないですが、戴氏心意拳の王映海師父監修、王喜成、原田著による戴氏心意拳の書籍にイラストをたくさん入れながらわかりやすく書いていますので、ぜひそれを読んでみてください。ピーアールもかねて!

 

 

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失敗することを恐れてはいけない。立ち止まることを恐れるべきだ。

2013-04-06 11:15:25 | 理論―陰陽五行、名言集

進むこと

    投稿日:2010年 5月 5日(水)06時47分47秒

返信・引用

 

 

「間違うことを恐れてはいけない。恐れるべきは、そこで立ち止まってしまうことだ。」
「間違うことを恐れてはいけない、恐れるべきは、自分が間違っていることに気づかないことだ。常に自分の心意を研ぎ澄まし謙虚に自分自身を見つめていかなければならない」
    (王喜成老師 5月来日講習会より)

 

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学び方

2013-04-06 10:28:34 | 練法・技撃・学び方・健康・技法体系

質問

    投稿日:2011年 5月23日(月)20時49分7秒

返信・引用

 

 

 土佐の光龍さん、いくつかの質問ありがとうございました。質問って、質問する側も質問される側も伸びていきますよね。
 先日もテレビ見ていたら、芸能人がある企業に入って、企画を立て、実行していく番組していましたが、その上司や社長とか、その芸能人が立てた企画に、細かくいろんなことを質問していくんですね。その芸能人は、なかなか進まなくて嫌になったりもするんですが、見事にやり遂げる。あとでその上司がコメントしていましたけど、細かく質問していくことは自分たちのためで、質問された人が、先鋭化していくんですね。」
 そのとおりだな。と思いました。
芸事を学ぶものが、「守破離」というように、武術を学ぶものも、まずはしっかり守る。
徹底的に、師匠からの言葉を信じ、受け入れ熟練していく。
講習会の時とかメモを取ったりするのも大切ですよね。「学ぶ」という語源は、「真似ぶ」からきているという説が強いようですから、まずは真似る、真綿を水に浸したときのように
素直に吸収することがすごく大切ですよね。
 だけど、それだけでは、なにか物足りない。徹底的に師匠のコピーになろうとしても、コピーは、全くのコピーには成り得ないし、いつか色あせていく。面白みがないですよね。
コピーはコピーでしか無い。
 師匠から学んだものを本当に自分のものにしていくには、悩まなければならないと思うのです。もちろん幾つかありますが、ひとつは、質問し、質問されるということだと思うのです。質問したり、質問されたりすること、それに誠実に答えようとすることで始めてそれは先鋭化され、自分のものになっていく。議論があるから自分は磨かれる。
 それと、自分を否定してくれる人を持つことですよね。同じレベルで否定する人ではなく、高いレベルから見て「それではいけない」と言ってくれる人がいるっていうのは、幸せなことですよね。今、人を否定してくれる人っていなくなりましたよね。
 私も、指導していてすぐに、「違いますよ」って言わないですね。「このようにしてください。」「はい、いいです」と殆ど言います。
 話をもとに戻します。
 質問すること、されることっていうのは、真似ぶ段階からひと段階上がった状態だと思います。皆さんも質問をどンどんしていってください。

 

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