一昨日から、神奈川県秦野市を舞台に行われた『第48期 王位戦』の第6局。
2日目の昨日、勝敗が決しましたね。
結局、94手までで、後手番の羽生 善治 王位が挑戦者・深浦 康市 八段を敗って、連勝。
このシリーズの対戦戦績を3勝3敗とし、防衛への「逆王手」をかけました。
この第6局…戦前の予想を覆して、羽生王位が飛車を振るという、このシリーズが始まってから、第6局になって始めてみる「振り飛車」でしたね。
戦形は「ゴキゲン中飛車」からの「向かい飛車」でした。
そして、封じ手の52手目ですが…飛車の急襲を狙う意味の△3七桂成でした。
ビックリしています。当たるなんて思わなかったので…。
たとえ、△3七桂成としても、小生には後続手がどうしても思い浮かばなかったのです。
指したとしても、恐らくこの成桂を、先手の深浦八段は▲同桂を取るのかなと思っていたくらいですから…。
まだまだ勉強が足りないということですね。
結局、この成桂は、▲4七の金で取りましたし…。
ですが、封じ手の後の、羽生王位の指し手は、勉強になりますね。
飛車交換からの敵陣への角と飛車の打ち込み…さすがだなと思いました。
深浦八段も局後にコメントしていますが、守りの金が4七の地点に居たままで、51手目に▲2六歩として、「桂得」を狙ったわけですが、結局この取った桂馬は、73手目に▲6八の地点に「守り」に使わざるを得なくなってしまいましたね。
そう「された」時点で、羽生王位が既にペースを握っていたのかもしれません…。
昨日、『やっぱり無茶は…』と題して記事をエントリーしましたが、この後すぐに確認し、86手まで進んでいて、87手目を考慮中でした。
(おかげさまで、体調は回復基調です。ご心配をお掛けしました…。)
この時点で、お互いの玉の堅さから見ても、羽生王位の玉は寄せにくかったのではないかと思いますね。
逆に、深浦八段の玉は、後手に比較して薄いような気がしますし、後手の攻め駒が迫っていました。その分「寄せ筋」に入りやすかったと思います。
いずれにしても、羽生王位にとっては防衛には連勝が必要の「土壇場」の中で、きっちり勝つことができたのは、やっぱり「底力」でしょう。さすがです。
第一人者として君臨し続けられる理由は、そこにもあるようです。
「たくさん連勝してもたくさん連敗してはダメ。バランスよく勝ち続けたり、時には負けたり…がちょうど良いくらい」
といったニュアンスのことを、羽生王位自身の著書で読んだ記憶があります。
やはり、いろいろな意味(昨日のことも指しますが…)で、「トータルバランス」が必要のようです。
さて、これでこのシリーズの星勘定は全くの五分。
泣いても笑っても、次の『陣屋』での決戦で、タイトルの行方が決します。
やはり、盆休みを挟んだ3週間の「間隔」が、小生にはどうも深浦八段の「勢い」に水が差されたようにも感じられますね。
「逆王手」をかけられた深浦八段は、嫌な感じかもしれません。
その心理状況であれば、羽生王位が「逆転」した気が、小生にはします。
羽生王位が、最終第7局もものにし、結局は大逆転で防衛に成功するでしょうか…。
「九州に、タイトルを…」の初志貫徹よろしく、苦しみながらも、遂には羽生王位からタイトルを奪取し、本当の意味で「錦を飾る」でしょうか…。
学生の時、サークルの恒例行事で3年連続で訪れていた、神奈川県秦野市の鶴巻温泉…。
ここにある『陣屋』での最終決戦…目が離せません。
25日と26日に行われる最終第7局…早くも楽しみです。
2日目の昨日、勝敗が決しましたね。
結局、94手までで、後手番の羽生 善治 王位が挑戦者・深浦 康市 八段を敗って、連勝。
このシリーズの対戦戦績を3勝3敗とし、防衛への「逆王手」をかけました。
この第6局…戦前の予想を覆して、羽生王位が飛車を振るという、このシリーズが始まってから、第6局になって始めてみる「振り飛車」でしたね。
戦形は「ゴキゲン中飛車」からの「向かい飛車」でした。
そして、封じ手の52手目ですが…飛車の急襲を狙う意味の△3七桂成でした。
ビックリしています。当たるなんて思わなかったので…。
たとえ、△3七桂成としても、小生には後続手がどうしても思い浮かばなかったのです。
指したとしても、恐らくこの成桂を、先手の深浦八段は▲同桂を取るのかなと思っていたくらいですから…。
まだまだ勉強が足りないということですね。
結局、この成桂は、▲4七の金で取りましたし…。
ですが、封じ手の後の、羽生王位の指し手は、勉強になりますね。
飛車交換からの敵陣への角と飛車の打ち込み…さすがだなと思いました。
深浦八段も局後にコメントしていますが、守りの金が4七の地点に居たままで、51手目に▲2六歩として、「桂得」を狙ったわけですが、結局この取った桂馬は、73手目に▲6八の地点に「守り」に使わざるを得なくなってしまいましたね。
そう「された」時点で、羽生王位が既にペースを握っていたのかもしれません…。
昨日、『やっぱり無茶は…』と題して記事をエントリーしましたが、この後すぐに確認し、86手まで進んでいて、87手目を考慮中でした。
(おかげさまで、体調は回復基調です。ご心配をお掛けしました…。)
この時点で、お互いの玉の堅さから見ても、羽生王位の玉は寄せにくかったのではないかと思いますね。
逆に、深浦八段の玉は、後手に比較して薄いような気がしますし、後手の攻め駒が迫っていました。その分「寄せ筋」に入りやすかったと思います。
いずれにしても、羽生王位にとっては防衛には連勝が必要の「土壇場」の中で、きっちり勝つことができたのは、やっぱり「底力」でしょう。さすがです。
第一人者として君臨し続けられる理由は、そこにもあるようです。
「たくさん連勝してもたくさん連敗してはダメ。バランスよく勝ち続けたり、時には負けたり…がちょうど良いくらい」
といったニュアンスのことを、羽生王位自身の著書で読んだ記憶があります。
やはり、いろいろな意味(昨日のことも指しますが…)で、「トータルバランス」が必要のようです。
さて、これでこのシリーズの星勘定は全くの五分。
泣いても笑っても、次の『陣屋』での決戦で、タイトルの行方が決します。
やはり、盆休みを挟んだ3週間の「間隔」が、小生にはどうも深浦八段の「勢い」に水が差されたようにも感じられますね。
「逆王手」をかけられた深浦八段は、嫌な感じかもしれません。
その心理状況であれば、羽生王位が「逆転」した気が、小生にはします。
羽生王位が、最終第7局もものにし、結局は大逆転で防衛に成功するでしょうか…。
「九州に、タイトルを…」の初志貫徹よろしく、苦しみながらも、遂には羽生王位からタイトルを奪取し、本当の意味で「錦を飾る」でしょうか…。
学生の時、サークルの恒例行事で3年連続で訪れていた、神奈川県秦野市の鶴巻温泉…。
ここにある『陣屋』での最終決戦…目が離せません。
25日と26日に行われる最終第7局…早くも楽しみです。