昨日から、第6局と同じ、神奈川県秦野市の鶴巻温泉『陣屋』を舞台に行われた『第48期 王位戦』の第7局。
2日目の今日、勝敗が決しましたね。
結局、115手まで、先手番の深浦 康市 八段が、羽生 善治 王位を敗って、今期のシリーズの最終戦績を4勝3敗とし、タイトル奪取に成功。
『新王位』の座に輝きました。
この第7局も、第6局と同様に、羽生王位が飛車を振り、中飛車としましたね。
戦前では、深浦八段(新王位)が飛車を振って新境地を開拓していることから、このシリーズでも居飛車にこだわらず振るのでは…という見方が多かったと思います。
ちょっと意外でした。
一方の深浦八段(新王位)は、25手目に▲9八香として、穴熊に作戦変更。
ですが、本局で両対局者が自玉を囲った後、積極的な姿勢を先に見せたのは、深浦八段(新王位)の方でした。
このシリーズでは、その積極策が成就しようが失敗に終わろうが、一貫していましたね。
先にリードを奪いながら、第6局で追いつかれ、フルセットで迎えたのですから、多少は「追い込まれた」感はあったとは思います。
それでも怯まずに、積極果敢に立ち向かったその姿勢は、素晴らしいですね。
そして、封じ手の46手目ですが…小生の第一感の△4四飛でした。
単にここで飛車を見捨てる事もないでしょうし、他の手が思い浮かばなかったからこの第一感となったわけですが、まぐれですね…。
確かに、歩越しの飛車になるわけで形はよくないですが、バックよりは良いと見たのでしょうか…。
その後は渡辺 明 竜王の解説の通り▲4七銀→△6五銀と進みました。
その後の先手の5八の金が、何と、後手の角とその6五の銀を飲み込みながら、6五まで「突進」していきました。
結局、飛車と角の交換になりましたが、その後の深浦八段(新王位)の指し手に積極性が見られたような気がしています(入門者ですから、そう見えるだけかもしれませんが…)。
終盤は、大熱戦。
正直、どの手が敗着だったのかは、わかりませんね。
ただ、やはり中盤の深浦八段(新王位)の積極性が最後に功を奏した…ということでしょうか。
次週の週間将棋の入手(今日、宅配してもらえるように帰宅途中の毎日新聞の代理店に行って話をつけてきて、10月3日号から宅配してもらえることに)して、じっくり拝読するのはもちろんですが、ブログを立ち上げていらっしゃるプロ棋士の方々や、ベテラン将棋ファンの皆さんがどうコメントなさっているのかも拝読して、しっかり勉強したいと思います。
「九州に、タイトルを…」の初志貫徹よろしく、遂には羽生王位からタイトルを奪取するのでしょうか…
と、このシリーズからこのコメントは変わらず載せていますが、その通りになりました。
第4局の福岡県筑紫野市での対局を制していますから、本当の意味で、「地元九州に錦」を飾りましたね。
また、第1局では「森下システム」の戦型で制しています。
その生みの親である、森下 卓 九段も九州のご出身で、同じ花村門下。
弟弟子のタイトル奪取は格別でしょうね。
本当におめでとうございます。
一方、王将と王座の二冠に陥落してしまった羽生前王位…。
現在は、その2つ保持しているタイトルのうち王座戦が開幕しており、こちらは既に防衛&16連覇の偉業に王手をかけています。
この、深浦八段(新王位)のタイトル奪取は、挑戦者の久保 利明 八段にとっては励みにはなるかもしれませんが、偉業達成に向けて、是非とも頑張って欲しいと思います。
小生が将棋ファンになってから…
羽生 善治
佐藤 康光
森内 俊之
渡辺 明
以上の4名で各タイトルを保持し続けてきましたが、これで5人目が誕生したことになります。
今年度は、間もなく、このブログ設立のきっかけとなった、渡辺 明 竜王が、昨年の雪辱を期す佐藤 康光 二冠の挑戦を受け、前人未到の4連覇に挑む『第20期 竜王戦』も開幕します。
これが終わると、『第33期 棋王戦』『第57期 王将戦』と続いていきます。
今後の、深浦新王位の活躍もさることながら、開幕している王座戦も含めた今年度の残る4つのタイトルの行方にも、益々注目ですね。
特に、竜王戦は、昨年の大熱戦の興奮が未だに冷めないうちに、あっという間に1年が経ったことになります。
待ち遠しいですね。
2日目の今日、勝敗が決しましたね。
結局、115手まで、先手番の深浦 康市 八段が、羽生 善治 王位を敗って、今期のシリーズの最終戦績を4勝3敗とし、タイトル奪取に成功。
『新王位』の座に輝きました。
この第7局も、第6局と同様に、羽生王位が飛車を振り、中飛車としましたね。
戦前では、深浦八段(新王位)が飛車を振って新境地を開拓していることから、このシリーズでも居飛車にこだわらず振るのでは…という見方が多かったと思います。
ちょっと意外でした。
一方の深浦八段(新王位)は、25手目に▲9八香として、穴熊に作戦変更。
ですが、本局で両対局者が自玉を囲った後、積極的な姿勢を先に見せたのは、深浦八段(新王位)の方でした。
このシリーズでは、その積極策が成就しようが失敗に終わろうが、一貫していましたね。
先にリードを奪いながら、第6局で追いつかれ、フルセットで迎えたのですから、多少は「追い込まれた」感はあったとは思います。
それでも怯まずに、積極果敢に立ち向かったその姿勢は、素晴らしいですね。
そして、封じ手の46手目ですが…小生の第一感の△4四飛でした。
単にここで飛車を見捨てる事もないでしょうし、他の手が思い浮かばなかったからこの第一感となったわけですが、まぐれですね…。
確かに、歩越しの飛車になるわけで形はよくないですが、バックよりは良いと見たのでしょうか…。
その後は渡辺 明 竜王の解説の通り▲4七銀→△6五銀と進みました。
その後の先手の5八の金が、何と、後手の角とその6五の銀を飲み込みながら、6五まで「突進」していきました。
結局、飛車と角の交換になりましたが、その後の深浦八段(新王位)の指し手に積極性が見られたような気がしています(入門者ですから、そう見えるだけかもしれませんが…)。
終盤は、大熱戦。
正直、どの手が敗着だったのかは、わかりませんね。
ただ、やはり中盤の深浦八段(新王位)の積極性が最後に功を奏した…ということでしょうか。
次週の週間将棋の入手(今日、宅配してもらえるように帰宅途中の毎日新聞の代理店に行って話をつけてきて、10月3日号から宅配してもらえることに)して、じっくり拝読するのはもちろんですが、ブログを立ち上げていらっしゃるプロ棋士の方々や、ベテラン将棋ファンの皆さんがどうコメントなさっているのかも拝読して、しっかり勉強したいと思います。
「九州に、タイトルを…」の初志貫徹よろしく、遂には羽生王位からタイトルを奪取するのでしょうか…
と、このシリーズからこのコメントは変わらず載せていますが、その通りになりました。
第4局の福岡県筑紫野市での対局を制していますから、本当の意味で、「地元九州に錦」を飾りましたね。
また、第1局では「森下システム」の戦型で制しています。
その生みの親である、森下 卓 九段も九州のご出身で、同じ花村門下。
弟弟子のタイトル奪取は格別でしょうね。
本当におめでとうございます。
一方、王将と王座の二冠に陥落してしまった羽生前王位…。
現在は、その2つ保持しているタイトルのうち王座戦が開幕しており、こちらは既に防衛&16連覇の偉業に王手をかけています。
この、深浦八段(新王位)のタイトル奪取は、挑戦者の久保 利明 八段にとっては励みにはなるかもしれませんが、偉業達成に向けて、是非とも頑張って欲しいと思います。
小生が将棋ファンになってから…
羽生 善治
佐藤 康光
森内 俊之
渡辺 明
以上の4名で各タイトルを保持し続けてきましたが、これで5人目が誕生したことになります。
今年度は、間もなく、このブログ設立のきっかけとなった、渡辺 明 竜王が、昨年の雪辱を期す佐藤 康光 二冠の挑戦を受け、前人未到の4連覇に挑む『第20期 竜王戦』も開幕します。
これが終わると、『第33期 棋王戦』『第57期 王将戦』と続いていきます。
今後の、深浦新王位の活躍もさることながら、開幕している王座戦も含めた今年度の残る4つのタイトルの行方にも、益々注目ですね。
特に、竜王戦は、昨年の大熱戦の興奮が未だに冷めないうちに、あっという間に1年が経ったことになります。
待ち遠しいですね。