Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

羽生 善治 王座が連勝し、防衛&16連覇に早くも王手!/『第55期 王座戦 第2局』

2007-09-23 00:07:15 | 将棋
昨日、大阪市北区にある、nanaponさんが先日詳報なさった「究極のプロフェッショナル・サービス」がモットーの、ザ・リッツ・カールトン大阪を舞台に『第55期 王座戦』の第2局が行われましたね。

結局、表題の通り、125手までで、先手番の羽生 善治 王座が、挑戦者・久保 利明 八段を敗って連勝
防衛と共に、本棋戦16連覇に早くも王手をかけました

戦型は第1局同様、先手の羽生王座が三間に、久保八段が向かい飛車の「相振り飛車」となりました。

小生は、将棋ファンになってからようやく1年半が過ぎようとしていますので、「この年の王座戦は、こうだった…」ということは良くは分かりませんし、ましてや、まだまだ勉強不足で、定跡をマスターしたですとか…そのレベルにも達していません

ですが、この第2局も、第1局同様に「相振り飛車」となるとは、予想外だったようですね

ですが、小生にとってはどんな戦型が登場しても、ネットからですが…初手から観戦できることは、とても勉強になります。

昨日は、業務上のプレッシャーからも開放され、先週はちょっと体調も崩していたので、リフレッシュの意味で、本局の観戦に、ほぼ全ての時間を割くことにしました。

昼食休憩までの指し手が29手でしたが、これは、小生が2月に棋王戦第1局を公開対局で観戦した時と手数は一緒。
その後も、ゆっくりした展開で、プロ棋士の方々からも「力戦」との声が…。
現地の大盤解説会の聞き手を担当なさった村田 智穂 女流初段も、ネット上で「初めて見るような将棋」とコメントなさっていました。

夕食休憩に入るまでも、手数は62手。
本当に力の入った将棋だったと思います。

その夕食休憩後の羽生王座が指した63手目の▲9七角を、85手目に▲7五角と切りに行ったあたりから、小生には、僅かですが羽生王位がペースを握ろうと積極的に動き始めたような気がしました。

小生がはっきり「先手を持ちたい」と思ったのは、久保八段が94手目に△3六香と王手した場面で、小生の予想の通りに羽生王座が95手目を▲4九玉と逃げたあたりだったと思います。

どちらも玉の囲いは薄いので、5~6筋を経由して広い上部へ玉が脱出することがこの時点で先手の方が容易にできそうで、「捕まりにくいのでは」と感じたからですね。

もう1点挙げるとすると…先手陣の3三の歩と5筋に桂馬と飛車が控えていて、後手玉も5筋にいたことで、逆に解釈すれば、後手玉の方が「捕まる」と、直感ですが感じたからでしょうか

羽生王座が99手目に▲6二銀としたあたりから、決めに行った気がしましたが、その局面の寄せ手順が案外長いことを知り、まだまだ読みの浅さを痛感しました。

しかし、最後は羽生王座の玉が「寄らない」ということをご自身で読み切ったかのような、その後の26手の手順…小生自身でも並べながら考え、検討していましたが、本当に勉強になりました。凄いですね。

なお、本局はLogical Spaceさんと情報交換させていただき、時にはご教示いただきながら観戦させていただきました
長時間にわたり、誠にありがとうございました

ですが、大差がついた将棋では、決してないと思いますね

羽生王座(三冠)は、『王位戦 第6局』は勝ってフルセットにもつれ込みましたが、本局の直前の『A級順位戦』で郷田 真隆 九段に敗れ、嫌な感じはあったと思いますが、気持ちの切り替えの早さや、ここ一番の「底力」は、さすがですね。

挑戦者の久保八段は、これで早くも奪取に3連勝が必要になり、星勘定としては苦しくなりましたが…

「関西になんとしてでもタイトルを…」

という意気込みで、昨年移籍しました。

「挑戦するだけではダメ」と、自らを鼓舞するかのような気合を見せています。

その闘志の火…決して「鎮火」はしていないことでしょう
頑張って欲しいですね。

このまま羽生王座が3連勝で防衛&16連覇を達成するでしょうか
久保八段が、気合を見せて残り3局を3連勝して奪取なるでしょうか

第3局は、10月3日に、山形県天童市で行われます。
小生の会社で、同じ事業部で仕事をしている入社年度が1年後輩が、山形県天童市の出身で、実家がどうも将棋の駒を作っているらしい(1年間だけ、一緒の職場で仕事をしましたが、確かそんな話を聞いた記憶が…)ので、親しみがありますね。

いずれにしても、楽しみですね
Comments (3)
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