先ほど、3歳牡馬クラシックの最後の1冠をかけた『菊花賞』が行われましたね。
先程、テレビの中継とJRAホームページでレース動画を拝見しました。
では早速、このレース回顧をしましょう。
天気は、予想通り晴れとなり、馬場に関しては距離も長いので、不問として良いでしょう。
後は、フェアな競馬となることを願うだけとなりましたね。
となると…展開は、昨日の予想通り、そのままゴールまで雪崩れ込みたい先行脚質の馬達の位置取りと、これらの馬を目標にレースを進めるロックドゥカンブやドリームジャーニといった有力馬との位置関係が、着順に反映される格好となりますね。
折り合いに欠く馬は即潰れる、スタミナ勝負の競馬になりやすく、本来の『菊花賞』のパターンに間違いなくなります。
このレースに勝った馬、着順掲示板に載った馬は、その厳しい展開が予想されるだけに、将来的にも活躍が期待できそうです。
レースは、戦前の予想通り、ホクトスルタンが折り合って先頭に出ました。
ペースを確認すると、前半の1,000mが、60秒7ですから、この距離にしては平均からやや速いと思います。
それを折り合って、よどみない競馬に持ち込んだ横山 典弘 騎手の好プレーは、際立っていますね。5年連続連対で、4年連続2着の腕は、「さすが」という他にないでしょう。
(昔は、豪快に追い込んで持ち味を発揮するタイプの騎手で、時々ボーンヘッドをしていましたが、「名手」の域に着実に近づいていますね。)
そんな横山 典弘 騎手が手綱を取る、ホクトスルタンをはじめとした先行馬の位置取りも、ほぼ予想通りです。
したがって、2周目の4コーナーを回って、先行馬はそのまま雪崩れ込みを狙う格好で、スタミナ勝負に持ち込んでいる間に、勝負根性を発揮して持ち味が出るロックドゥカンブや、切れる脚を繰り出すドリームジャーニーが、果たしてこういった馬達を捕まえれられるか…そこが最大のポイントになったレースだったと思います。
優勝したのは、前目で競馬をして折り合い、長く良い脚を使って持ち味が出る、東京優駿2着馬のアサクサキングスでした。
テンでは5番手の位置を常にキープし、折り合いも見事についていました。
3歳のGⅠ(Jpn I)路線を、トライアルまで含めてほぼ全てのレースを使っているにも拘わらず、故障もせず夏を乗り切って最後の1冠を手中にしたのは、実は大変なことです。
「早熟」と見られても致し方ないのですが、ほぼ全ての距離体系で、堅実に走れる強みは、今後も大きいレースで活きることでしょう。おめでとうございます。
スタミナ勝負の競馬で、ラスト3Fが36秒2。
勝ったアサクサキングスのラスト3Fは推定35秒8で、最後方から追い込んだドリームジャーニーやエーシンダードマンらと大差がなければ、やはり位置取りが最後までポイントを握ったレースだったと言えると思いますね。
騎乗した四位 洋文 騎手の冷静な判断もこの結果に繋がっているのでは…と思います。
今年は、東京優駿をウォッカで、菊花賞をアサクサキングスで勝っての、同一年度の2冠に輝きました。
またこの勝利で、3歳牡馬クラシックの全てを制した騎手となりました。
(ちなみに皐月賞は、イシノサンデーで既に制していますね。)
数年前は、全く見せ場がなく不振だったのですが、昨年のエリザベス女王杯で勝てたはずのレースを、肝心なところでカワカミプリンセスのラフプレーを人馬共に被って致命傷となり、チャンスを奪われていました。
このレースを見ていましたが、かわいそうなほどでしたね…。
ですが、勝負の神様は、そんな四位騎手を見放してはいなかったようです。
本当に「今年は、四位騎手の年」ですね。本当におめでとうございます。
敗れはしたものの、2着のアルナスラインも、本当に将来が楽しみな馬です。
前走からのローテーションは、その後大活躍した、あのテイエムオペラオーと一緒です。
鞍上も和田 竜二 騎手と同じですから、楽しみだけが増しています。
全くのノーチェックから抜擢して良かったと思いました。
最後の急襲も、能力がなせる業です。
古馬との対戦が、この馬にとって凄く良い経験になっているようですし、夏~秋に台頭してきた馬です。底知れぬものを感じます。
その意味では、1番人気で3着に敗れたロックドゥカンブにも当てはまりそうです。
ラスト3Fの時計はメンバー中最速で、勝負根性に火が付くと非凡なものを発揮するタイプの馬のようです。
外国産馬というと…メイショウドトウを思い起こしますが、この馬もタイプが似ています。
初黒星ですが、馬券対象外にはまだ1度も外れたことがない馬です。この馬も底割れしていないだけに、楽しみな1頭ですね。
ロックドゥカンブと同様に「負けて強し」の競馬をしたのは、先のアルナスラインと、4着のエーシンダードマンと、5着で2番人気の2歳チャンプのドリームジャーニーですね。
この2頭の敗因は、レースでの位置取りが「後ろ過ぎたこと」です。
前が止まらない、スタミナ勝負の競馬になりましたから、これでは届きません。
ドリームジャーニーに騎乗した武 豊 騎手も、レース途中で気付いていたはずだと思いますが、やはり精彩を欠いていますね…。
ですが、この2頭は頑張って走っていますから、今後もそんなにだらしのない競馬はしないのではないでしょうか。
楽しみな馬をもう1頭挙げさせてください。
それは、このレースを作った、ホクトスルタンです。
「芦毛の名優」のメジロマックイーン産駒ですが、残念ながらこの世代が最後。
「芦毛伝説」を継承できる可能性を秘めた馬で、天皇賞親子4代制覇の期待をかけても良い馬ですね。頑張って欲しいです。
今後も名手が鞍上なら、大きいところを狙える馬であることには間違いありません。
逆に、「だらしのない」馬2頭についても、競馬を愛するがゆえに触れます。「愛の鞭」です。
先ずは、昨日の記事でも印はとりあえず打ちましたが、「消したい馬No.1」として挙げたヴィクトリーです。
変な「快打」ですが、小生の展開予想にまんまとハマっています…。
今日のレースでも、先行馬の中にあって掛かりっぱなし…。
ずっと、アクセルとブレーキを踏み続けているレース内容でしたね。
岩田 康誠 騎手には全く罪はなく、この馬自体に、現時点で問題があります。
ここまでどうにか活躍できたのは、「センスの非凡さ」だけで走っていたからでしょう。
課題山積…一つずつ丹念にクリアしていかないと、残念ですが将来はありません。
血統が素晴らしいだけに、埋もれて欲しくはないのですが、先ずはレースに行っての気の悪さを直すことです。まさに、ゼロからの再出発が望まれます。
次いで、もっと頑張って欲しい、フサイチホウオーですね。
このままだと、「単なるオープン馬」になってしまいます。
今日のレースも、全くの見せ場なし…時計も平凡です。
既に「早熟」として見限っているファンもいらっしゃるかもしれませんが、3歳クラシック路線をあれだけ賑わせた馬です。このまま終わっては困ります。
馬券は、強気の◎○のワイド1点勝負でしたから、仕方なしです。
素直に勝ったアサクサキングスを褒め称えるしかありません。
次のGⅠレースは天皇賞(秋)ですが、ここも実は混戦で、的中できればおいしい馬券になりそうですので、巻き返したいと思います。
現時点での注目は、JRAに転厩してきたボンネビルレコードが登録していることです。
意外にこのメンバーにあっても強いかもしれないと思っており、人気一本被りのレースでも、見事に人気に応えられるだけの器を持っていますので、出走してきたら、全くのノーマークにはできないと考えています。
秋競馬は、まだ序盤戦。
的中目指して…頑張ります。
先程、テレビの中継とJRAホームページでレース動画を拝見しました。
では早速、このレース回顧をしましょう。
天気は、予想通り晴れとなり、馬場に関しては距離も長いので、不問として良いでしょう。
後は、フェアな競馬となることを願うだけとなりましたね。
となると…展開は、昨日の予想通り、そのままゴールまで雪崩れ込みたい先行脚質の馬達の位置取りと、これらの馬を目標にレースを進めるロックドゥカンブやドリームジャーニといった有力馬との位置関係が、着順に反映される格好となりますね。
折り合いに欠く馬は即潰れる、スタミナ勝負の競馬になりやすく、本来の『菊花賞』のパターンに間違いなくなります。
このレースに勝った馬、着順掲示板に載った馬は、その厳しい展開が予想されるだけに、将来的にも活躍が期待できそうです。
レースは、戦前の予想通り、ホクトスルタンが折り合って先頭に出ました。
ペースを確認すると、前半の1,000mが、60秒7ですから、この距離にしては平均からやや速いと思います。
それを折り合って、よどみない競馬に持ち込んだ横山 典弘 騎手の好プレーは、際立っていますね。5年連続連対で、4年連続2着の腕は、「さすが」という他にないでしょう。
(昔は、豪快に追い込んで持ち味を発揮するタイプの騎手で、時々ボーンヘッドをしていましたが、「名手」の域に着実に近づいていますね。)
そんな横山 典弘 騎手が手綱を取る、ホクトスルタンをはじめとした先行馬の位置取りも、ほぼ予想通りです。
したがって、2周目の4コーナーを回って、先行馬はそのまま雪崩れ込みを狙う格好で、スタミナ勝負に持ち込んでいる間に、勝負根性を発揮して持ち味が出るロックドゥカンブや、切れる脚を繰り出すドリームジャーニーが、果たしてこういった馬達を捕まえれられるか…そこが最大のポイントになったレースだったと思います。
優勝したのは、前目で競馬をして折り合い、長く良い脚を使って持ち味が出る、東京優駿2着馬のアサクサキングスでした。
テンでは5番手の位置を常にキープし、折り合いも見事についていました。
3歳のGⅠ(Jpn I)路線を、トライアルまで含めてほぼ全てのレースを使っているにも拘わらず、故障もせず夏を乗り切って最後の1冠を手中にしたのは、実は大変なことです。
「早熟」と見られても致し方ないのですが、ほぼ全ての距離体系で、堅実に走れる強みは、今後も大きいレースで活きることでしょう。おめでとうございます。
スタミナ勝負の競馬で、ラスト3Fが36秒2。
勝ったアサクサキングスのラスト3Fは推定35秒8で、最後方から追い込んだドリームジャーニーやエーシンダードマンらと大差がなければ、やはり位置取りが最後までポイントを握ったレースだったと言えると思いますね。
騎乗した四位 洋文 騎手の冷静な判断もこの結果に繋がっているのでは…と思います。
今年は、東京優駿をウォッカで、菊花賞をアサクサキングスで勝っての、同一年度の2冠に輝きました。
またこの勝利で、3歳牡馬クラシックの全てを制した騎手となりました。
(ちなみに皐月賞は、イシノサンデーで既に制していますね。)
数年前は、全く見せ場がなく不振だったのですが、昨年のエリザベス女王杯で勝てたはずのレースを、肝心なところでカワカミプリンセスのラフプレーを人馬共に被って致命傷となり、チャンスを奪われていました。
このレースを見ていましたが、かわいそうなほどでしたね…。
ですが、勝負の神様は、そんな四位騎手を見放してはいなかったようです。
本当に「今年は、四位騎手の年」ですね。本当におめでとうございます。
敗れはしたものの、2着のアルナスラインも、本当に将来が楽しみな馬です。
前走からのローテーションは、その後大活躍した、あのテイエムオペラオーと一緒です。
鞍上も和田 竜二 騎手と同じですから、楽しみだけが増しています。
全くのノーチェックから抜擢して良かったと思いました。
最後の急襲も、能力がなせる業です。
古馬との対戦が、この馬にとって凄く良い経験になっているようですし、夏~秋に台頭してきた馬です。底知れぬものを感じます。
その意味では、1番人気で3着に敗れたロックドゥカンブにも当てはまりそうです。
ラスト3Fの時計はメンバー中最速で、勝負根性に火が付くと非凡なものを発揮するタイプの馬のようです。
外国産馬というと…メイショウドトウを思い起こしますが、この馬もタイプが似ています。
初黒星ですが、馬券対象外にはまだ1度も外れたことがない馬です。この馬も底割れしていないだけに、楽しみな1頭ですね。
ロックドゥカンブと同様に「負けて強し」の競馬をしたのは、先のアルナスラインと、4着のエーシンダードマンと、5着で2番人気の2歳チャンプのドリームジャーニーですね。
この2頭の敗因は、レースでの位置取りが「後ろ過ぎたこと」です。
前が止まらない、スタミナ勝負の競馬になりましたから、これでは届きません。
ドリームジャーニーに騎乗した武 豊 騎手も、レース途中で気付いていたはずだと思いますが、やはり精彩を欠いていますね…。
ですが、この2頭は頑張って走っていますから、今後もそんなにだらしのない競馬はしないのではないでしょうか。
楽しみな馬をもう1頭挙げさせてください。
それは、このレースを作った、ホクトスルタンです。
「芦毛の名優」のメジロマックイーン産駒ですが、残念ながらこの世代が最後。
「芦毛伝説」を継承できる可能性を秘めた馬で、天皇賞親子4代制覇の期待をかけても良い馬ですね。頑張って欲しいです。
今後も名手が鞍上なら、大きいところを狙える馬であることには間違いありません。
逆に、「だらしのない」馬2頭についても、競馬を愛するがゆえに触れます。「愛の鞭」です。
先ずは、昨日の記事でも印はとりあえず打ちましたが、「消したい馬No.1」として挙げたヴィクトリーです。
変な「快打」ですが、小生の展開予想にまんまとハマっています…。
今日のレースでも、先行馬の中にあって掛かりっぱなし…。
ずっと、アクセルとブレーキを踏み続けているレース内容でしたね。
岩田 康誠 騎手には全く罪はなく、この馬自体に、現時点で問題があります。
ここまでどうにか活躍できたのは、「センスの非凡さ」だけで走っていたからでしょう。
課題山積…一つずつ丹念にクリアしていかないと、残念ですが将来はありません。
血統が素晴らしいだけに、埋もれて欲しくはないのですが、先ずはレースに行っての気の悪さを直すことです。まさに、ゼロからの再出発が望まれます。
次いで、もっと頑張って欲しい、フサイチホウオーですね。
このままだと、「単なるオープン馬」になってしまいます。
今日のレースも、全くの見せ場なし…時計も平凡です。
既に「早熟」として見限っているファンもいらっしゃるかもしれませんが、3歳クラシック路線をあれだけ賑わせた馬です。このまま終わっては困ります。
馬券は、強気の◎○のワイド1点勝負でしたから、仕方なしです。
素直に勝ったアサクサキングスを褒め称えるしかありません。
次のGⅠレースは天皇賞(秋)ですが、ここも実は混戦で、的中できればおいしい馬券になりそうですので、巻き返したいと思います。
現時点での注目は、JRAに転厩してきたボンネビルレコードが登録していることです。
意外にこのメンバーにあっても強いかもしれないと思っており、人気一本被りのレースでも、見事に人気に応えられるだけの器を持っていますので、出走してきたら、全くのノーマークにはできないと考えています。
秋競馬は、まだ序盤戦。
的中目指して…頑張ります。