いよいよ開幕しましたね
。
この拙ブログ設立のきっかけを築いてくださった、若きタイトルホルダーの
渡辺 明 竜王が、佐藤 康光 二冠(棋聖・棋王)の挑戦
を受ける、『第20期 竜王戦七番勝負 第1局』が、大阪府堺市を舞台に、今日から始まりました
。
昨年のこのシリーズは、大熱戦続き
。
観戦記者の皆さんの昨年度のベストバウトベスト10に、いくつも入る名勝負が生まれたことは、記憶にまだまだ新しいと思います
。
なんといっても第3局で渡辺竜王の『ゴッドハンド』から放たれた、「世紀の大発見手」である△7九角
…。
そして、息詰まる第2局での両者1分将棋の最終盤での攻防(どちらも勝ち筋があって、どちらもそれを1度逃している大熱戦…小生にとっては、これが昨年の「ベストバウト」なんですけどね
…。)
あの興奮からもう1年が経ったなんて、信じられませんね
。
第20期 竜王戦 公式サイトも、凄い迫力を感じさせる作りです
。
トップページだけでも、見ごたえありますよ~
。
その今期の竜王戦…。
挑戦者は、昨年に引き続き、佐藤 康光 二冠です
。
昨年は、勝ちに勝ちまくって、名人戦以外のありとあらゆるタイトル戦に挑戦者として名乗りを挙げ、多忙
を極めていました。
しかし、今年度は若干その勢いは影を潜め
…、6月9日から始まって6連覇を達成した棋聖戦と立場が入れ変わって、満を持してこの竜王戦に登場してきました
。
昨年ほどご多忙ではない分、このタイトル戦に充分準備をして、もちろん三冠目を狙って奪取するつもりで臨んでいると思います
。
一方の「ディフェンディング・チャンピオン」の渡辺竜王は、現在この竜王位を3連覇中
。
この記録は、「藤井システム」の生みの親、藤井 猛 九段以来の、史上2人目のタイ記録
。
今回防衛すれば4連覇で、「前人未到」ですし、『永世竜王』の称号にに王手がかかります
。
(竜王位は、連続5期か通算7期で、永世称号を手にしますね
。)
両対局者にそれぞれに目標のある、大事な大事なシリーズとなりましたね。
さて、この第1局ですが、戦型は、相矢倉となりました。
しかも、先手の佐藤二冠が3七に桂馬を跳ねた、いわゆる「森下システム」です。
王位戦第1局で、深浦王位が採用した戦型ですね
。
ですが、小生自身が昼食休憩中にちょっと棋譜を確認してビックリ
したのですが、この対局でも昼食休憩に入った佐藤二冠が放った41手目の▲9八香です
。
竜王戦の棋譜には、昨年もそうでしたが解説が入るので大変助かっています。
解説によれば、この▲9八香は前例がなく、佐藤二冠の「新手」となるようです。
穴熊に組み替える余地は残りましたが、後手の渡辺竜王も△9五歩と端歩を突いていますから、今更穴熊に組み替えは…恐らくないのでしょう。
だとすると、この手の狙い筋は一体…
。
渡辺竜王が、本局を終えて、ご自身のブログでも解説して下さると思いますので、それを待ちたいと思いますね。
また、この▲9八香を見ての胸の内も披露してくださることも、同時に期待したいと思います。
ここまでは、両対局者、ある程度読んでいたのか早かったですが、午後はさすがに2日制を思わせる、ゆったりした進行で、封じ手も含めて9手進み、全体でも50手進行して、指し掛けとなっています。
先手の佐藤二冠が▲2五歩と仕掛けて、後手の渡辺竜王が封じましたが、ここは解説にもありますが、第一感は、△2五同桂でしょうか
。
もう一つは、働きがとたんに悪くなるような気がしますが、歩を取らずに△1三銀と引く手でしょうか
。
小生であれば、△同桂▲同桂…の進行で指して見たい気がします。
ただ、その後入手した桂馬を、いきなり▲6五と指した後の変化で、先手を持って押し切れる自信がありませんが
…。
手持ちで、後に▲2八飛として、何とかこの近辺で戦いたいですけどね…それもやっぱり入門者ですから、その後間違えそうで自信なしですね
…。
封じ手…当たるでしょうか
。
本局は、明日の夜には勝敗が決します
。
いずれにしても2日目の戦いが楽しみです
。

この拙ブログ設立のきっかけを築いてくださった、若きタイトルホルダーの



昨年のこのシリーズは、大熱戦続き

観戦記者の皆さんの昨年度のベストバウトベスト10に、いくつも入る名勝負が生まれたことは、記憶にまだまだ新しいと思います

なんといっても第3局で渡辺竜王の『ゴッドハンド』から放たれた、「世紀の大発見手」である△7九角


そして、息詰まる第2局での両者1分将棋の最終盤での攻防(どちらも勝ち筋があって、どちらもそれを1度逃している大熱戦…小生にとっては、これが昨年の「ベストバウト」なんですけどね

あの興奮からもう1年が経ったなんて、信じられませんね

第20期 竜王戦 公式サイトも、凄い迫力を感じさせる作りです

トップページだけでも、見ごたえありますよ~

その今期の竜王戦…。
挑戦者は、昨年に引き続き、佐藤 康光 二冠です

昨年は、勝ちに勝ちまくって、名人戦以外のありとあらゆるタイトル戦に挑戦者として名乗りを挙げ、多忙

しかし、今年度は若干その勢いは影を潜め


昨年ほどご多忙ではない分、このタイトル戦に充分準備をして、もちろん三冠目を狙って奪取するつもりで臨んでいると思います

一方の「ディフェンディング・チャンピオン」の渡辺竜王は、現在この竜王位を3連覇中

この記録は、「藤井システム」の生みの親、藤井 猛 九段以来の、史上2人目のタイ記録

今回防衛すれば4連覇で、「前人未到」ですし、『永世竜王』の称号にに王手がかかります

(竜王位は、連続5期か通算7期で、永世称号を手にしますね

両対局者にそれぞれに目標のある、大事な大事なシリーズとなりましたね。
さて、この第1局ですが、戦型は、相矢倉となりました。
しかも、先手の佐藤二冠が3七に桂馬を跳ねた、いわゆる「森下システム」です。
王位戦第1局で、深浦王位が採用した戦型ですね

ですが、小生自身が昼食休憩中にちょっと棋譜を確認してビックリ


竜王戦の棋譜には、昨年もそうでしたが解説が入るので大変助かっています。
解説によれば、この▲9八香は前例がなく、佐藤二冠の「新手」となるようです。
穴熊に組み替える余地は残りましたが、後手の渡辺竜王も△9五歩と端歩を突いていますから、今更穴熊に組み替えは…恐らくないのでしょう。
だとすると、この手の狙い筋は一体…

渡辺竜王が、本局を終えて、ご自身のブログでも解説して下さると思いますので、それを待ちたいと思いますね。
また、この▲9八香を見ての胸の内も披露してくださることも、同時に期待したいと思います。
ここまでは、両対局者、ある程度読んでいたのか早かったですが、午後はさすがに2日制を思わせる、ゆったりした進行で、封じ手も含めて9手進み、全体でも50手進行して、指し掛けとなっています。
先手の佐藤二冠が▲2五歩と仕掛けて、後手の渡辺竜王が封じましたが、ここは解説にもありますが、第一感は、△2五同桂でしょうか

もう一つは、働きがとたんに悪くなるような気がしますが、歩を取らずに△1三銀と引く手でしょうか

小生であれば、△同桂▲同桂…の進行で指して見たい気がします。
ただ、その後入手した桂馬を、いきなり▲6五と指した後の変化で、先手を持って押し切れる自信がありませんが

手持ちで、後に▲2八飛として、何とかこの近辺で戦いたいですけどね…それもやっぱり入門者ですから、その後間違えそうで自信なしですね


封じ手…当たるでしょうか

本局は、明日の夜には勝敗が決します

いずれにしても2日目の戦いが楽しみです
