Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第71回 菊花賞』レース展望

2010-10-24 00:00:01 | 競馬
今日の京都競馬場で行われる、3歳クラシックのラストは『菊花賞』。

昔からある格言をまず…。

「『皐月賞』は、速い馬が勝つ。『東京優駿』は、運がある馬が勝つ。『菊花賞』は、強い馬が勝つ。」

この格言、少なくとも、1990年代までは、当てはまっていた様に思う。その傑作がメジロマックイーンだ。

しかし、「ミレニアム」を迎えてから、どうもおかしい。

個人的には、マンハッタンカフェが勝ってしまってから、おかしくなったイメージが強い。
種牡馬ではそこそこ成功していると言えるが、あの馬がどうもこの流れを作ってしまった感が…。その「罪」も、重いとさえ思っている。
その翌年の、ヒシミラクル→ファストタテヤマ→メガスターダムで決まったレースがその象徴とも言える(でも、3着のメガスターダムは立派。これがこの世代の名馬だとも思っている)。
しかし、私は、「古い」と言われようが、結果はともかく、現時点で「強い」馬が勝つと信じて、このレースは馬券を買ってきたつもり。その哲学だけは崩すつもりはない。
やっぱり、長距離のレースは、強くて、ファンに支持されている馬に勝って欲しい…そう思っていつも見ている。

さて、今年はどうなるのか…。
モザイク時間を使って考えたが、以下のフォーカスで…。

◎ローズキングダム(10番)
○アロマカフェ(17番)
▲クォークスター(3番)
☆トウカイメロディ(15番)
△ヒルノダムール(1番)

まで。

先週「血眼になってでも…」と言ったが、これには前提条件があって、『セントライト記念』で大逃げの作戦がハマった、ヤマニンエルブが順調にここに出てくれば…の話。
この1頭が回避した事で、レース展開も一変してしまう。やや混戦と見る。

仮に、ヤマニンエルブが出走してきたら、自信満々で今回印を付けた上位3頭で決着すると見ていた。
トライアルレースである『セントライト記念』と、『神戸新聞杯』の内容を見ると、ここの上位馬の能力が高いからである。特に前者で権利を取った3頭のうち、1着と3着の▲クォークスターと、○のアロマカフェは非凡と見る。

『セントライト記念』は、平均~やや速い時計ながら、最後の直線を向いても、逃げるヤマニンエルブとの差が大き過ぎ、届くのは「ほぼ絶望」だった。それ程の「セーフティーリード」に見えた。
なのに、2番手グループの前目にいたアロマカフェが鈴を付けに行き、アロマカフェを目標にクォークスターが追って、ヤマニンエルブが「逮捕」されたのだから、この2頭は相当能力がある。逆に能力が地味なら、まず届かない。このレースは、実はレベルが高い。

したがって、この2頭を軽視することは相当危険。

『神戸新聞杯』は、あの展開ならば、ほぼ2頭のマッチレースだった。それに勝ったローズキングダムは、『皐月賞』4着、『東京優駿』2着と着順掲示板を外していないとなると、ここも馬券対象内と見るべき。

印の濃淡は、ローズキングダムは、母がやや奥手の血統で、その血統でこれまで走っていると見れば自然で◎。アロマカフェもほぼ◎に近い○とし、クォークスターは、長い距離にやや疑問符が付く点(父アグネスタキオンも、どちらかといえば「早熟」系)で、能力は非凡ながら、やや評価を下げて▲とした。

ヤマニンエルブがここに出てこない…という事で、やや混戦模様の「消耗戦」に耐える事ができそうなのが、☆のトウカイメロディと見る。
札幌の洋芝で、結果が出ている点で軽視は禁物。しかもその時の相手が、ホクトスルタン…。
日刊スポーツでは…

「3連勝中の上り馬。ここ2戦、古馬GI入着級のホクトスルタンを子供扱いにしているのだから…」

とあった。
正直、「子供扱い」は、ホクトスルタンに失礼と思うし、斤量が「恵量」だったから、たまたまホクトスルタンの前にいる…という見方もできるので、一気の斤量増(前走より4kg増)でどうか…。したがって、勝ち負けは難しく、馬券対象内までのチェックに留める。

△のヒルノダムールの評価が、あまりにも良いのは何故だろう?。
つられて印を打ってしまったが、そんなにメンバーが強力だったとは言えない『札幌記念』で、見せ場らしい見せ場もなく4着に負けたことで、底見えしたと思うのだが…。
マンハッタンカフェ産駒であることが評価に繋がってるとしたら、先ずはこの馬から…という見方はできるので、一応チェックした。

レースは、恐らくコスモラピュタ(14番)が先頭、2番手にビッグウィーク(6番)で、スローから平均ペースが予想される。
よって、ある程度先行力がある、◎と○を中心に馬券を買ってみる事にする。

先ずは、配当に不満ない○の複勝式を買いたい。「1週間遅れの17番」が、私の「ドラマ」である。
次に、ワイド◎から、○▲☆までに流し、濃淡を付けて。隠し玉で○☆の組み合わせも視野に。
おまけ程度に、3連複◎○▲、◎○☆の2点を…。

ここは、上位人気馬がまんべんなく売れて、下位人気はさっぱり…という感じが配当に現れているので、「血眼」になって…は、残念ながら撤回して、冷静に、少ない点数で、回収率も期待しない、控える作戦に出ようと思う。

最後に、脚部不安で回避したエイシンフラッシュについて。

多分、順調でも、ここは勝てなかったと思っている。
何故か…。実は『神戸新聞杯』のレース内容に、しっかり答えが出ている。

つまり、「自分で競馬を作るタイプではない」「展開に左右されやすく、淀みない展開だと手足が出せない」「レース序盤で鐙が前に出てしまっているほど、かかり癖あり」「血統的にも、長距離でどうか?」という不安要素があり、『神戸新聞杯』は、新大阪駅(新神戸駅でも可)まで走っても、ローズキングダムを交わせない脚色だったので、底が見えてしまったからである。
無理しなかったのは、良かったと思う。ギリギリもって2,400mまでだと思うので、『有馬記念』あたりに間に合う様だと、最後に坂があるコースだし、考えてみたいとは思う。

久しぶりに、上位人気馬で決着し、「強い馬」が強い競馬をするのか…。
それとも、またまた「乱調」なのか…。

実は、来週の『天皇賞(秋)』が単純明快なので、ここを的中させて、気持ち良く来週に向かいたいが、さて。

コーヒーの薫りを楽しみながら、レースを見たいと思う。
Comments (2)
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