いつもご覧下さり誠に有難うございます。
本日は早めの時間に投稿しておきます。
日経ビジネス06.5.22号ではあの「しまむら」を特集しております。
先日も久々に店舗に行きまして都心出店の期待を膨らませたばかりです。
記事の詳細は同誌をご覧頂くとして、以下に私が興味深く思った点を幾つか抜粋。
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・ 衣料品販売で国内3位。実用衣料のガリバー、シェア1割。
・ 10年間で閉鎖僅か7店 (→環境に優しい、ってことでもありますね)
出店候補地をセスナ機から調査するなど、自社で一手に行う。
・ 人手のかからない物流センターは有名。荷物1個を59円で運ぶ
(2.75度の傾斜がついたローラーのラインでは重力を活用し電気代ゼロで荷物
を作業しやすい速度で流す)
・バイヤーを年6回海外に派遣しており、実はトレンド重視
組み合わせ販売で買い上げ点数を増やす
・ 店舗の床材に御影石を使うのは、掃除しやすいから。
(→以前、当社は御影石輸入で日本一。今もそうなのかな?)
・中興の祖・藤原会長語録
-会社は従業員のもの。
従業員は生活をかけて命を張って働く、それを株主だからと統治するなんて
好きではない。
-自分たちの将来は自分たちにしか分からない。
だから会社の将来は外部に託せない。
(→「自分で考え、自分で行動する。」社風が醸成)
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(補足コメント)
・ 先日も書きましたが、しまむらは消費者の立場からにしても、アナリストの立場
からしても好きな会社の1つです。
「あっ、この会社の計数管理、しっかりしている!!」と感じたのは、決算説明会
資料(正式名称「決算概要」)に記載された情報の質と量です。
http://www.shimamura.gr.jp/another/2006.2gaiyou.pdf
客数・客単価・買上点数の「実数」を開示していること。粗利益の計算要素
である値入・値下げ・ロス率の開示もきちんとしている。
全体として分析に必要な数値がコンパクトに整理されています。
宮原にある本社を何度か取材させて頂いたことがあります。本社の建材も、
店舗とかなり共通していまして、ここでもしっかりコスト削減しているんだ!と
関心したものです。
・ そして藤原会長のコメント。なかなかいらっしゃいません。ここまで言う経営者は。
そして、ちゃんと実績が伴っているところが凄い。
・これはあくまで一般論ですが、「ヨイショ特集」が出る時っていうのは、目先の業績
ピークをつけていることが少なからずあります。
ですので、ほんの少しだけ注意しておきましょう(多分杞憂ですけどね)。
・一日も早い都心出店、待ってます。
http://blog.m.livedoor.jp/news4vip2/c?guid=ON&id=51795373