2020年の記録
旧大内村役場は、昭和4年(1929年)竣工の鉄筋コンクリート建築。
栃木県真岡(もおか)市が、どの程度の知名度があるのか近くに住んでいると意外にわからないものだ。鉄道は茨城県筑西市下館から栃木県茂木町を結ぶ真岡鉄道(第三セクター、旧国鉄真岡線)が走る。真岡鉄道を毎週走るSLが、唯一県外でも知られる観光資源か?蛇足ながら旧樺太真岡郡真岡町(現・ロシア連邦サハリン州ホルムスク)とは関係ない。
実は前回紹介した栃木市に午前中に行き、ちょっと時間が余ったものだから下野市を挟んで東側の真岡にぶらりと向かった。
鉄筋コンクリート建築の村役場庁舎は、全国的に見てもかなり早い部類に属すると思う。またアーチを多用したデザインも斬新で、当時としては極めてハイカラな村役場として評判になったのではないだろうか。現在は、大内資料館として、市内から出土した土器・埴輪等の埋蔵文化財を保存する施設として活用されていることになっているが、訪問した時は、閉館しており、かなり荒れていた。とても残念な気持ちになる。
明治・大正・昭和の時代、料亭や芸者置屋などがあり、華やかな賑わいを見せていた市中心部荒町には、当時の建築物を残す久保記念観光文化交流館(旧久保邸)がある。
久保記念観光文化交流館とともに明治中期に岡部呉服店2代目岡部久四郎氏が建築した岡部記念館がある。昭和63年6月まで割烹料理店「金鈴荘」として利用されていた。
正直なところ、「是非、真岡にお越しください」とお薦めするほどのモノがない。もし、SLに興味があって真岡鉄道を乗る、見るで、お越しになるのなら、ちょっと覗いてみてください。真岡市民や出身者で、真岡の魅力をご存知の方は、是非ご教示ください。
旅は続く
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