Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/函館3日目後編

2024-02-29 21:41:26 | 旅行

2023年の記録

クリスマスイブの朝、昨晩から快晴。ちょっと足を延ばして、トラピスチヌ修道院に行き、復路は函館駅から徒歩でホテルまで散策、夕方には、再び教会に行った3日目の記録。

 

 

イブの夜、月明かりに照らされたカトリック元町教会の尖塔。

 

 

クリスマスイブ後編、中華會館からスタート。中華會館→屯所の庵→弥生小学校→旧函館西警察署庁舎→太刀川家住宅兼店舗→大町→末広町→十字街電停。一旦、HakoBA Hakodateに戻り、その後、八幡坂を登り、ハリストス正教会→聖ヨハネ教会→カトリック元町教会→日本基督教団函館教会。夕食は、質素にラッキーピエロ。(後編)

 

 

昨日の吹雪の中に佇んでいたことが、嘘のような真っ青な空の下の中華會館を見る。

 

 

蔵を改造して、出窓を設けた蔵の宿「屯所の庵」は、函館らしく和の中に洋を見る。

 

 

弥生小学校の美しい校舎の前に停まる軽自動車、休日に出勤した先生のマイカーだろうか。

 

 

旧函館西警察署庁舎も青空の下で見ると、昨日とは別の表情をしている。

 

 

太刀川家住宅兼店舗は、整いすぎるほど整っている。国重要文化財かつ函館市景観形成指定建築物となっている。1901年(明治34年)造のレンガ積みの土蔵造りで、洋風アーチを取り入れ、左右に卯建(=うだつ、防火用袖壁)がついているのが特徴である。

 

 

太刀川家から市電通りに出て、通り沿いに大町、末広町と十字街電停を目指して歩くと、函館の伝統的な家屋が続く。

 

 

電停十字街で、JR函館駅から来た市電が、谷地頭方面と函館ドック方面に分岐する。東京都や長崎市の路面電車と同じく、函館市電も車両形式もカラーリングも異なる車両が行き交う。僕は、鉄チャンではないが、見ていて飽きない。

なお、キノコのような構造物は、操車塔と呼ばれ交差点で電車信号現示とポイントの切り替えを手動による遠隔操作のため1939年(昭和14年)に設置されたもので、現存する路面電車の操車塔としては、最古である。1995年(平成7年)まで、使用されていた。道路改良に伴い現在地に移設、形態保存されている。

 

 

1度ホテルに戻り、八幡坂を登って元町教会群へ。

 

 

ライトアップされた白壁が浮き立つハリストス正教会。

 

月明かりに照らされた聖ヨハネ教会。

 

異教の教会を巡ったあとにクリスマスミサ参列のためにカトリック元町教会へ。クリスマスミサは、23時ごろから始まり、日を跨いで執り行われるものと思っていたが、19時前に終了し、信者さんたちは、「良いお年を!」と挨拶を交わし、家路についた。

 

 

最後に日本基督教団函館教会を見て、夕食を買いに戻る。

 

 

ラッキーピエロのハンバーガで、質素なクリスマスイブの夕食を摂る。

 

 

【メモ】

ロシアのウクライナ侵攻から2年、その戦争の最中にイスラエルとハマスの戦闘が始まった。西側からすれば、悪いのはロシア・プーチンだ。ハマスにも問題があるが、パレスチナ人に対するイスラエルの仕打ちは最悪だ。そんなことを考えた時に日本のバンドグループ・SEKAI NO OWARI の「Dragon Night」の歌詞を想起した。

 

今宵は百万年に一度太陽が沈んで夜が訪れる日

終わりの来ないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげる

 

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない

だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ

 

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう

ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード

今宵、僕たちは友達のように踊るんだ

 

今宵は百万年に一度太陽が夜に遊びに訪れる日

終わりの来ないような戦いも今宵は休戦の証の炎をともす

 

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない

だけど僕の「正義」がきっと彼を傷付けていたんだね

 

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう

コングラッチュレイション、グラッチュレイション、グラッチュレイション

今宵、僕たちの戦いは「終わる」んだ

 

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう

ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード

今宵、僕たちは友達のように踊るんだ

(作詞:Fukase)

 

 

歌詞のように、休戦して祝杯をあげ、友達のように歌い、友達のように踊り、戦いは終わる。

そんな日が来ることを信じている。

 

 

旅は続く



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (marurobo36)
2024-03-01 12:21:29
いつ見ても 味わいの有る画像で、惚れ惚れします。
日本家屋 洋風建築 チンチン電車 ライトアップされた教会
素晴らしいです。

至るところで、戦争が起こり、それ以外のところでも 火種がいっぱい
戦いたくない人が殆どなのに 悲しい事です。
人間の業 というだけでは、片付けられないです。
でも 平和の為に 闘っている というおかしな状態なんでしょうね。。。
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Unknown (Zhen)
2024-03-01 23:30:24
Maruさんへ

いつもコメントありがとうございます。
お褒めのことば、嬉しいです。

そうですよ、みんな平和のために戦っているんです。きっとロシア兵だって、平和のために戦っていると思っていなければ、やてられないでしょ。

外国人に対して、差別的な言動をする人の多くが、リアルな外国人のことを知らないものです。お互いを知ることができれば、きっと良い方向に進むと思いたいですね。

では、また。
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Unknown (りくすけ)
2024-03-04 06:10:51
Zhen様へ。

お邪魔します。
最近、僕は災害ゴミ受け入れ業務のため
毎日のように能登へ出向いています。
作業は屋外ですから天気によっては、
寒さに悩まされています。
日本の比ではない寒冷地で殺し合いを強いられている
ロシアやウクライナの兵士たちは、
さぞ地獄の苦しみだろうと考え、
「戦争」など早く終われと思います。
理由と正義はごり押しではなく、
言葉と握手で収めて欲しいものです。

では、また。
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Unknown (Zhen)
2024-03-04 22:01:05
りくすけさんへ

能登復興のお仕事、お疲れ様です。
寒さなどの肉体的な辛さもさることながら荒廃した街を見るのは、さぞ辛いことと思います。

多くの戦争が、正義のために始まり、正義のために終えることができない。正義って、何なんでしょうか。

では、また。
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