Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/てくてく帰宅プロジェクト 第1区間

2021-11-07 21:55:29 | 旅行

2021年の記録

 

11月初旬、10月8日の地震のときに思いついた「てくてく帰宅プロジェクト」の第1区間(東京・大手町~ワラビスタン)を歩いたときの記録。

 

 

スタート地点のTOKYO TORCH。

 

 

東京・大手町~ワラビスタンは、約20キロ。国道17号線をひたすら北上する。途中に大河・荒川を渡る。平時は、長い橋を渡るだけだが、震災時は落橋しているかもしれない。泳いで渡るといった選択はなく、落橋していない橋を探して大きく迂回することになるかもしれない。

 

 

「てくてく帰宅プロジェクト」の全行程は、約90キロ。その内の20キロなので、ほんのプレ・ウォークだ。元々競歩選手だった僕にとって20キロは、朝飯前の距離だが、メインのワラビスタン~下野市は70キロ。正直なところ、50キロ超は未知の距離なのだ。

 

震災時想定なので、グーグルマップは使わないので、多少距離が延びてもメイン道路を歩く。ルートから外れて散策をするとキリがないので、ルート上の散策、写真撮影にした。震災時には落下しているかもしれない道路案内板はすべて撮影しておく。といったことをマイルールにしてスタート。

 

グーグルの表示時間は、約4時間。僕の徒歩ペースは、1キロ10分なので、3時間半程度を予想していたが、撮影で止まったり、意外に多い信号待ちでペースを乱されたりと4時間半ほどだった。ちなみに競歩のペースは1キロ4分台。

 

 

道路脇、常盤橋公園に建つ渋沢栄一銅像。正直なところ、その存在すら知らなかった。

 

 

新常盤橋

 

 

神田駅前で国道17号線に入るまでは、通勤で使っている京浜東北線の高架に沿って歩く。

 

 

神田須田町の交差点に建つ大阪の羅紗問屋・鷹岡株式会社の東京支店は、1935年(昭和10年)竣工の千代田区景観まちづくり重要物件。倒壊する姿を見たくないものだ。

 

 

秋葉原の電気街の脇を抜け、昌平橋交差点を左折し総武線の鋼橋梁の下をくぐる。万が一、落橋すれば大惨事。

 

 

神田明神前は、初めてだがスルー。

 

 

千代田区から文京区に入る。東大本郷キャンパスの赤門は、1827年(文政10年)建立の旧加賀屋敷御守殿門。

 

 

東大本郷キャンパスの前に咲く季節外れのひまわり1本

 

 

東京散策倶楽部 第7回で紹介した日本基督教団西片町教会

 

 

豊島区に入り、巣鴨の山手線跨線橋を渡った先のとげぬき地蔵尊、巣鴨地蔵通り商店街の前を通過。

 

 

スタート地点から7.5キロ、天候にも恵まれ、快調にてくてく。

 

 

馴染みのある都営荒川線(東京さくらトラム)新庚申塚駅脇の踏切を通過。

 

 

北区に入るとしばらく首都高速高架下を歩く。高架橋倒壊なんてこともあるのか?

 

 

北区から荒川を渡り、埼玉県に入境すると思っていたが、北区はかすめるだけで、その後しばらく板橋区を進む。どこまでも続く板橋区に少々辟易する。公園には、残念ながら公衆トイレなく、近隣のコンビニで用を足し、公園に戻り買ったパンを胃袋に。

 

 

ついに荒川に到達、東京都板橋区から埼玉県戸田市に入る。第1区間最大の大河・荒川。戸田市に入れば、ワラビスタンは、目と鼻の先。

 

 

国道17号から旧中仙道へ、蕨宿に到着。

 

 

鳥居をくぐれば、ワラビスタン・ライオン宮殿の居宅に到着。「てくてく帰宅プロジェクト」の第1区間20キロのゴール。

 

 

実際に歩いて、よほどの悪天候、夜間でもない限り、オフィスで被災したならば、まっすぐ居宅のあるワラビスタンに帰ることにした。さすがに板橋区まで歩くと疲れてきたが、翌日には筋肉痛も残らなかった。疲れてくると、自然に競歩の歩型(右足の左側と左足の右側が同一線上になるよう斜め前に足をすりだし、両腕で漕ぐように歩く。) になって、速度を維持する。やっぱり競歩の歩型は効率的なのだ。震災時の危惧は、渋滞で自分のペースで歩けなくなることだ。僕は黙々と歩けば、1キロ10分のペースで歩けるが、渋滞になれば、それができなくなる。多分、疲労は歩いた距離ではなく、歩いた時間ででるだろう。

 

次は、冒頭に記したようにワラビスタン~下野市70キロの第2区間が、メーンイベントだ。第1区間のペースだと14,5時間、日没までにゴールできない、といって夏にすれば、炎天下を歩くことになる。そもそも、モチベーションのある今、やってしまいたい。乞うご期待!

 

 

旅は続く



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