2022年の記録
出張のあと、金沢宿泊を延長して、小矢部市内のメルヘン建築を散策した時の記録の後編。
(後編は、すべてカラーのまま。前編の紹介施設でもカラー版を披露したかったものを末尾に再録した。)
朝から雲一つない紺碧の空が広がっていたが、11時頃になると、少しずつ雲が出てきた。適度な白い雲はアクセントになるので、僕は大歓迎だ。トップ写真は、前編で紹介した松沢公民館である。
前半で散策した平らな南部から北部に移動すると稲葉山を含め山間部になる。大雑把に表現すると反時計回りで、小矢部市を散策した。
ちょっと遅めの昼食は、道の駅・メルヘンおやべで摂った。北陸名産の白エビのかき揚げうどんをチョイスしたのだが、申し訳ないが残念なものだった。男の手料理・白アシエビ(バナメイエビ)と玉葱のかき揚げの方が100倍美味いと思う。
⑰ 正得駐在所
三角屋根がメルヘン建築としている由縁だろうが、見ての通りの駐在所。
⑱ 荒川公民館
メルヘン建築と呼ぶなら、これくらいは凝って欲しいというのが、観光客の素朴な感想。
⑲ 荒川保育園
荒川公民館のすぐ近くに荒川保育園はある。公民館と似たカラーリングが施されている。
⑳ 清楽園
清楽園は、特別養護老人ホームなので、門から数歩入ったところから、ササっと撮影させていただくことに留めた。
㉑ 稲葉山牧野看視舎
稲葉山の山腹に稲葉山牧野看視舎がある。小矢部市が一を一望できるが、パッと眺めた限りでは、平坦部のメルヘン建築を確認することはできなかった。
㉒ 農林漁業体験実習館
稲葉山牧野看視舎から林道経由で、農林漁業体験実習館に来た。
小矢部市は、能登半島の付け根にあるが、海に面したところはないので、漁業とは河川の漁業体験ってことになるのか?メルヘン建築とは、無関係だけど、ちょっと気になった。
㉓ 渓明園
県道沿いにある農林漁業体験実習館から再び林道に分け入り渓明園を目指す。渓明園は、障害者福祉施設である。入所者が日々清掃をしているので、綺麗に保たれている。監督者に単なる観光客であることを伝えると、「こんな山奥まで・・・・」と驚かれた。
㉔ 岩尾滝くつろぎ交流館
渓明園から国道まで林道を進み(目いっぱい迷った・・・笑)、さすがに国道では迷うことなく、国道を右に折れると、正面に旧岩尾滝小学校があり、右手前にある岩尾滝くつろぎ交流館に到着。
㉕ 旧・岩尾滝小学校
山間部の小学校にしては、大きく立派に感じた。建設時は、相応の人数の児童が学んでいたのだろうか、すでに廃校になっている。
㉖ 石動中学校
さすがに市街地にある石動中学校は大きい。ちょっと高くなったところに宮殿のようにそびえ立っている。
㉗ 武道館
武道館が、赤レンガ調のメルヘン建築というのには、ちょっと違和感を覚えるが、建物そのものは、僕好みの赤レンガと大理石を思わせるトーンである。
㉘ 埴生保育園
エッ、これが保育園と言うほど、埴生保育園大きく立派だ。小学校か、中学校の雰囲気である。ひまわりが数本植えられていて、園児が遊ぶ光景が目に浮かぶ。
㉙ 埴生公民館
グランドをはさみ埴生保育園の反対側に埴生公民館は建っている。綺麗に整備されているが、如何にもメルヘン風に作った感がある。
小矢部メルヘン建築散策を完結。この後、河北潟で夕陽を撮影する計画だった。しかし、雲が増えてきたことと、金沢市街の花火渋滞が気になり、夕陽撮影をパスして、金沢に戻り、帰宅することにした。正直なところ、雲と花火は、言い訳だ。若い頃は、もっと被写体にハングリーだった。つまるところ、昼間の暑さでヘトヘトになり、加齢で、覇気も体力も萎えたってことだな。
【前編の散策、紹介建築のカラー化再掲】
- 北蟹谷公民館
- 水島公民館
- 松沢公民館
【メモ】
ロシアのウクライナ侵攻から半年が経過した今、「日本の政治屋さんは、票をぶらさげられると思考停止のまま飛びついちゃう」といった話題の方を、マスコミは多くの時間を割いて報道する。ウクライナ問題は、中台問題、カーボンニュートラル、異常な物価高騰へと繋がっている。政治と宗教の問題には、一定の落とし前をつけなくてはならないのかもしれないが、日本の一般庶民の日々と将来に直結しているのは後者だと思うんだけど・・・・・・・。
ところで、ロシアのウクライナ侵攻、日本にいると、入ってくる情報のほぼ100%が、西側から見た事実だ。嘘はない前提でも、西側にとって都合の良い事実ばかりが報道されていると思わなくてはならない。まぁ、手の届くところで、人民日報、環球時報をちゃんと読んでみるかなぁ。(一般的には、アルジャジーラだと思うけど。)
旅は続く
お邪魔します。
小矢部・昭和メルヘンの夢、
続篇も楽しませてもらいました。
フルカラーにすると端々のアラが見え、
余計に哀切が漂う気がします。
前回分と併せ「モノクロ」と「カラー」を見比べると、
当然のことながら随分違いがあります。
モノクロの深みは大いなる魅力ですが、
カラーの鮮やかな色彩は刺激的。
きっと世にカラーフィルムが登場した時、
人はさぞ驚いただろうな。
--- ふとそんな事を想像してしまいました。
では、また。
コメントありがとうございます。
>フルカラーにすると端々のアラが見え
ってことなんですよね。
画像処理で、汚れとか消すことも可能なんでしょうが、それをしたら記録としての価値がなくなりますからね。
記録写真として、越えちゃいけない一線ですかね。
では、また。