<管理人より>
昨年11/3に開催された「生協だれでも9条ネットワークの集い」の報告その5です。
【情報】2018/11/03「生協だれでも9条ネットワークの集い」その5:会員の「ひとこと」から
●Y.Mさんから
9月30日はずっと沖縄での玉城デニーさんのことが気がかりでしたが、勝利してほんとうによかったです。TBSの「噂の東京マガジン」という番組で、横田基地に10月1日からオスプレイが配備されることに住民が不安を持っていることが番組に寄せられたと取り上げられていました。保育園の園長先生という方は、窓からすぐ近くを低空で飛んでいる大きなオスプレイを見て、体が震えたそうです。住民の方は沖縄の人が味わっていることがこういうことなのだと思ったと言っていました。住宅地や学校の上空は避けて飛ぶことになっているのに、守られていないこと、「取り決めたことも日米地位協定で免除されているんだね」とレポーターが深刻そうでなく柔らかく伝えていました。わたしは日米地位協定が自分の身近にも影響してくるのだなと思いました。番組で最後に森本毅郎さんが、「敗戦国だからっていったって、負けた国(ヨーロッパの国)でも断わることはちゃんとだめだと言っている国はあるんだよね」「声をあげていくことが必要なんじゃないかな」と言っていました。
その後、詳しく読んだ新聞記事は、2人のノーベル平和賞の受賞者についてでした。紛争下でレイプ被害を受けた女性たちを救うため、女性たちの感染症など心と体を治療してきたコンゴ民主共和国の男性のムクウェゲさんという産婦人科医師と、イラクのムラドさんという25才の女性でした。お二人の写真も見ました。ムラドさんは、少数派のヤジディ教徒で2014年に過激派組織「イスラム国」に家族を殺され、自分も拉致され性奴隷にされ3ヵ月後に逃亡し九死に一生を得ました。2016年6月から人身売買の被害者らの尊厳を訴える国連親善大使に就任しました。
何日かあとの新聞で、「ムラドさんが記者会見に出席し、記者からの質問に的確に答えたが、笑顔は一度もなかった」ということが書かれていました。ムラドさんは「性暴力を受けたことを明らかにしたすべての女性の声に耳が傾けられること望んでいる」と述べられています。
●T.Yさんから
この間、奨学金制度の部分的改善、核兵器禁止条約、沖縄県知事選挙勝利など嬉しいニュースもありますが、諸悪の根源である安倍内閣は継続しています。
引続き、様々な運動を継続し、盛り上げていかなくてはなりませんが、私は「小選挙区制」の是非への問いかけが必要だと考えています。国民の意思が選挙結果にストレートに反映せず、死票が多すぎる小選挙区制は適法ではありますが、憲法前文に書かれている「正当な選挙」なのでしょうか?
導入から20年以上経過した今、小選挙区制の国民的な総括が必要だという世論を広げなくてはと思っています。
●東京カズちゃんさんから
私は最初から政治問題に関心があったわけではない。2013年12月の秘密保護法成立あたりから非常にやばい世の中になってきているのでないかと危惧し、何かできることはないかと思って集会やデモに参加するようになった。「生協だれでも9条ネットワーク」ができて職場の有志と一緒に参加できるようになったのも大きい。
私の拠り所は日本国憲法だ。この平和と民主主義を保障する基本法こそ戦争でアジアに甚大な犠牲をもたらし日本国民自身が大きな被害を被った歴史が与えてくれた私たちの宝と言える。孫たち若い世代にこの素晴らしい法典を引き継ぐためにも闘わなければならないと思っている。
6年経とうとしている安倍内閣はしぶとく生き残っているが、市民の正義がこれに負けてはならないと思う。もう少しで倒れるところまで来ているので、諦めずに憲政史上最悪の内閣を退陣へ追い込んでいきたいと思う。
※冒頭の写真は、12/19の国会前行動を東京カズちゃんさんが撮影したものをいただきました。