にこやかな彼と夫と私

昨日は夫の母の命日だった。

スカビオーサ(マツムシソウ)のミニブーケを飾った。

「小さいけどなかなか渋くていい色でしょ」と火葬から帰ったきた夫にいうと

  「渋いっていうか、その色トシユキの感じがする」と。

お母さんのために買ってきたんだけど…

まあ、どちらにもいいお供えができてよかった。

孫の手どこに行ったのかと思っていたら、ちゃっかりこんなところに立てかけていた。

(この右側に夫の両親のお位牌を置いている)

夫は火葬のあと、あみちゃん(トシユキくんのこと)の仕事仲間から昔の写真をたくさんもらってきた。アルバムの写真を取り込んでいたのを送ってもらったのだ。

テレビで大きくして写真を見ながら、その日も献杯と言ってお酒を飲んだ。

仲間で行ったキャンプやスキー。そこにはにこやかなあみちゃんがいて、若い夫と私もいた。

「トシユキのおかげでこんな楽しいことができたね」

夫は少し落ち着いてきたのか、穏やかで満足した様子だった。