前向きな毎日を送る

様々な人の影響を受け、色んな言葉に感動をしている日々を忘れないように・・・

やりたいことをいつまでも

2022-09-19 22:23:41 | 私と周りの人のこと
今回母のところで新しいヘルパーさんにご挨拶をしたかった。
今まで1年以上お世話になったヘルパーさんが体調不良のため辞められて別の方になったのが2か月くらい前。

金曜日9時にその方がみえた。
金曜日のその時間は薬をカレンダーに貼る作業がメインだった。
さて作業を始めるのかと思ったら、薬にセロテープを貼ったものを手に貼りつけてかけたままのカレンダーに貼ろうとしている。

「あの、以前は母が貼るのを見てもらってたんですが…」というと、
「O(前のヘルパーさん)の時よりも(認知症が)だいぶ進んでるので自分でやってもらったら30分では終わらなくなるので…時間内に終わらないと次に行くところがあるのでちょっと無理なんです…」
「でも…」というと
「じゃあ今日はやってみますか」といってカレンダーをとってテーブルに置き、貼り付けた薬を母に手渡すようにしてくれた。

なんと、1分もかからないくらいで6つの薬を貼り終えた(金曜の分はその日に一緒に飲むことになっている)

私が来ていて調子が良かったのもあるかもしれないけれど、あっけなく終わって「なんだできるのに…」と思ってしまった。
その後、体温を測ったり(これも1秒くらいでおでこに充てるだけですぐ終わる)あと体重を量ってそのあとは報告書を書いていた。
(冷蔵庫をたまに見てもらうようにお願いしていたが母が嫌がるようでたまに見るようにしているとのこと)

前のヘルパーさんと全然違う。

前のヘルパーさんは若くて朗らかで母のことも気に入ってくれていて、毎回いろんな話をしてくれた。一緒に貼るという薬のこともメインを母にしてじっと見守ってくれていた。
はじめてその様子を見たときは、てっきり今度のヘルパーさんがやるように貼ってもらってると思っていたから、母のことを考えてくれているのだと感心した。

今度の方が母に何もさせないのは、時間の余裕がないのもあるとは思う、なのでもう少し余裕のある時間に変更してもらったほうがいいのかもしれない。
ケアマネージャーの山名さんに聞いてみようと思ってその後ずっと休みなので明日聞いてみようと思っている。

そんな時、ウチにいない時に録ってあったビデオを観た。
そこに、やっぱりそうなんだって答えがいっぱい出てきた。



NHK
ハートネットTV バリフリ・タウン(8)「“やりたいこと”をいつまでも」より


「自分たち(スタッフ)が動いて物事を進めていったほうが実は楽なんですよ
そこの楽なところをぐっと我慢して利用者のできることを
この人は何ができるのか
個人個人違いますから
利用者ができることをそっとヘルプするみたいな
ささえるような感じのねケアができないかなと
いつも思うんですけど」

「利用者さんがやりたいこと望むことを優先して
今まだ体に備わっている機能を最大限に使って
少しでも体の機能が衰えたりするのを防ぎたいし
予防効果ってのは肉体的にじゃなくて精神的にもきっとあると思ってるので
できるだけそういう時間を増やしたいなと」

里・つむぎ八幡平 代表 高橋和人さん



「まず様子を眺めるっていうことが必要だと思うんですよ
静かに見守るっていう姿勢が周りの人たちには必要なのかなって

要は何でもやってしまわない
それから当人たちにとっては何でも反対にやってもらう
そこは肝に銘じてるんです私たち」

「本人にとっても介護する家族にとっても
その人なりを大切にする場所でありたいと思いますね」

「はっちゃけ道場宿」より
「認知症の人と家族の会県支部」の世話人代表金澤林子(かなざわしげこ)さん  


「”いい介護をする”っていう思い込みのバリアから取っ払って
いい介護の前に本人が望むいい暮らし
自分の望むいい時間の過ごし方
そういうことこそ大事にしあえる
そういうありかたをお互い考えようという
すごく大事なバリアフリーの場面だと思いました」

認知症介護研究・研修東京センター 研究部長  永田久美子さん


あした、山名さんと話してみよう。




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