結局、その日の手術に立ち会ったのは
じんべの兄。
じんべはそれでも手術終わりに会うために3時半ごろ出かけていった。
1時半開始の手術は平均3時間半、長くても4時間半と言うことだったので
6時には終わるはずだった。
39度の熱が出て何もできなくなってしまった私は
家に残ることに。
朝、意識をなくした人を行かせてしまうなんて人間じゃないな。
熱を押してでも行くべきだった。
薄情な私。
あー情けない。
寝ながら手術の成功を持つがなかなか連絡がない。
7時にまだ終わらないと連絡があり、
8時ちょっと前にようやく大成功の知らせが入った。
あとで聞いたら、杏ちゃんの大腸は人の1.5倍くらい長くて
他の臓器にくっついていて非常に時間がかかったと言うことだった。
先生も6時間以上に及ぶ大腸摘出手術は初めてだったらしく
大変な疲れようだったらしい。
今回の手術は直腸を残して全摘出だが、
腹腔鏡手術で、
傷跡はお腹の真ん中に3~4センチくらいと脇に1センチくらいの穴を4箇所
計5ケ所で済む。
数十センチ切ると思っていたので意外だった。
その後、摘出したものからリンパ節転移を調べる。
3月8日連絡があった。
「リンパ節転移はありませんでした」と。
先生が予想していたとおりステージⅡだった。
おめでとう!!
病気になったのはどうしようもない、だからこんなうれしいことはない。