金沢に初めて来てとりあえず「兼六園」を訪ねないわけにはいかないと
金沢駅前から「兼六園シャトルバス」に乗った。
1日券500円で乗り降り自由の市内周遊。あいにく、ときおり小雨が降った。
▼兼六園に上る坂道。
兼六園から歩いて、美術館に行った。
石川県立美術館はおりしも「第59回日本伝統工芸展 金沢展」が開かれていた。
前の日のTVで知り、訪ねた。
工芸展なので、多くの分野が集まって一気に歴史と伝統に触れられた。
「陶芸」「染織」「漆芸」「金工」「木竹工」「人形」「その他諸工芸」
人間国宝の作品に交じり若い作家たちも新人賞や奨励賞を受賞し、見事な作品群を堪能できた。
周遊バスの乗り換えを待っていられなくて、タクシー2台に分乗し、ひがし茶屋街に行った。
▼ひがし茶屋街
京都の祇園に似た街並み、とにかく金沢のひがし茶屋街は、「金箔の多い街」だ。
ことあるごとに、ふんだんに金箔を使っている という印象。
妹二人はその後「和倉温泉」へ向かった。
時間もあったし、私はなんとなく気になったので二男とふたりで、
近くの浅野川のほとりを歩いて「主計町茶屋街」へ行ってみた。狭い路地を入った。
主計は「かずえ」と読む。加賀藩士、富田主計(かずえ)邸のあった場所にちなんだ地名。
▼デザインをやっている次男が、路地奥にアートギャラリー「カーフコレクション」を見つけた。
▲ヤニスアートジャパン代表の香川寿幸さんに、丁寧な説明をしていただいた。
今回の、一番の収穫になった。
ここはアメリカ人クリフトン・カーフ終の棲家というかアトリエだったそうで、
彼の独特の日本の四季や風景や人間に対する優しい画風はだれもがひと目で好きになる。
1枚27万円や48万円の木版画はため息だけ出して、記念のカレンダーや風呂敷を買った。