祈りうた(でくの坊 綿毛)
綿毛(わたげ) 「ありがとう」で 倍にふくらむよろこびがある。 「ごめんなさい」で 半分に減るい...
祈りうた(でくの坊 少年 「嘘」のねがい)
少年 少年は盗みをした 少年はしらばくれた 少年は盗みをし、しらばくれた けれど とがめられなかった 少年は石を投げた 玄関のガラスを割った ...
祈りうた(でくの坊 一本の木と二本の足と)
一本の木と二本の足と 庭の木は一本で 冬の寒さにも 夏の暑さにも 耐えている 耐えて立っている ...
祈りうた(でくの坊 ふたりぼっち)
ふたりぼっち ケンカしたあとかんがえた ふたりとも親はもういない きょうだいもいない 子どもたちは独り立ちした の...
祈りうた(でくの坊 「同情疲れ」のひと休み しあわせの歌「同情疲れ」って疲れる)
「同情疲れ」のひと休み 「同情疲れ」とか「共感疲労」とかの言葉がある。 つらい状況やかなしい状況などに置かれたひとたちに対し、共感・同情が強くなりす...
祈りうた(でくの坊 明日へ!)
明日へ! いつのまにかなじんだようである 定年後の暮らし せきたてられない毎日 す...
祈りうた(でくの坊 ごみ収集の朝に)
ごみ収集の朝に 生ごみの収集車が朝 家のまえを走り過ぎるのがみえたのである ぼくの頭...
祈りうた(でくの坊 行かないで!)
行かないで! 「神さまへのジャンプ」(「道を求めて」2022年1月21日)に書いた息子のことで、もうひとつ思い出したことがある。 年齢的にはもっと下の頃だった。...
祈りうた(でくの坊 子を「つかまえる」)
子を「つかまえる」 親はいつまで子どもをつかまえていられるだろう。心配はずっと続くが、「つかまえる」ということで考えると、短い時間のように思う。 息子が小一か...