disfrutamos la musica

歩く鍵盤弾き さすらいの日々

素晴らしき哉、何気ないこと

2011-04-07 19:41:10 | 日々のこと
日本は世界のいちばん東のはじっこの、
小さな島国だけれど、

大きな力とたくさんの魅力的なセンスがあり、
人々は真面目で、それでいて人情があって、
ものすごく、味わい深い国である。

日々何気なく暮らしていて、
あまりにも当たり前で なかなか気にかけないが、
思えば、なんと素敵なことだろう!


以前にもこちらに書いた、ジャレドさんのブログや、
南天のミニ盆栽を作ってくれた職人さんに、
いつも、知られざる…と言うか、
気づかなかった東京の魅力を気づかせてもらって、
はっとさせられています。

お二人ともアメリカ人。
しかし外国人ならではの視点というだけではなく、
街並み、景色、文化やセンスの概念自体を
重んじとても大切にしていて、
だからきっと、彼らは どの国のどこにいても、
いろんなことに気づき、
私たちに、いろんなことを気づかせてくれるのだと思う。
観点そのものが興味深い。
アンテナの張り方を見習いたいです。

盆栽職人さんのホームページ
写真がとってもきれいです!
urban-bonsai


気づかせてもらったら、
それを活かさねば。
素敵な東京、素敵な日本を、
もっと素敵に!




緑々

2011-03-08 00:11:14 | 日々のこと
先週、パンジーの切り花を買いました。

パンジーが切り花で売っているのを初めて見た気が…
小さな鉢に植えられているのが一般的ですね。

切り花で小さな花束になっていて、妙に可愛くなんだか気になり、購入。
お気に入りの花瓶に活けました。

上の写真、パンジーのお隣りは、
昨年末にうちにやって来た南天のミニ盆栽。
パンジーを活けた次の日は、なんだかパンジーが南天を見下しているように見えたが、
今は仲良しになった。(ように見える)

ところで、パンジーの切り花って、どのくらい持つのだろう?
えらく、丈夫な気がする。
活けてから、日に日に生き生きとしている気がするのだが、
そんなタフな花なのだろうか。

新しい花も咲きそう。

かわいいかわいい。

うちに緑があると、とても良い気分になる。
春に向け、緑々させたいものである。

まずは、Octoの[グリーングリーン]のCDを聴いてください。
iTunes Storeで配信はじまりました。

ぜひぜひ、緑々!

今日の南天。

植物も飼い主に似ると言われたが、
わかる気がする。
それぞれの葉っぱが、だんだん、好き勝手な方向を向き始めた…
これはこれで楽しい。

La dolce vita

2011-02-02 00:44:00 | 日々のこと
リハ帰りの地下鉄にて
向かいに座っている外国人紳士から声をかけられた。
「君が何を持っているか当てよう、アコーディオンだ」

紳士は私と同い年くらいの娘さんと旅行中。
娘さんは、ガイドブックと 地下鉄内の駅名表示を必死に見比べていた。

お父さんのほうは、
「アコーディオンを今ここで弾いて聴かせてくれないか!」
と言う。ルララ~と歌い、アコーディオンを弾く真似をしながら。
まるで、ヨーロッパの古いクレイアニメーションのキャラクターのように!

ちょっと考えた。弾いてもいい、と思った。というか、弾きたかった。
しかし、他の乗客もいる。
「こんど!また今度!」
と言ったら、
「わかったよ、今度だ」
と答えてくれた。

「僕のおじいさんはミケランジェロなんだ」
と言った。え?と聞き返すと
「ミケランジェロも、レオナルド・ダ・ヴィンチも
ダンテも、僕のおじいさんだ」
と言った。
「イタリアから来たんですね!」
と言うと、
「そうだよ!次の駅はフィレンツェかい」

「私のこのアコーディオンも、イタリア出身です!」
と言ったら、そうだろうとも!と誇らしげに頷いた。

「ベニス、フィレンツェ、ローマ、
そして次の駅はギンザだ」

銀座で降りる直前、
「君はイタリア好き?」
と聞かれたので、好き!と答えたら、
「素晴らしい!また今度ね!」
と言い、地下鉄降りても外から笑顔で手をふってくれた。


素敵な父娘旅行に、アコーディオンで彩りを添えられたらよかったと、悔やんだ。
だが、弾かなかったことは、間違いではないはずだ。
うるさいと感じる人、迷惑と思う人もいるだろう。

けれど、もし、
今日、いつもの地下鉄の帰り道、
アコーディオンが聴こえて、ちょっと楽しかったんだよね
という人がいたら、良いと思う。
音楽は、そういう存在であるはずだ。


いつか、アコーディオンを持って、フィレンツェ、ベニス、ローマ、ミラノを旅したいと思った。
どこかの街で、あの父娘にまた会えれば…と願う。


2011年

2011-01-03 21:58:41 | 日々のこと
あけましておめでとうございます。

みなさま、本年も、どうぞよろしくお願いいたします!

今年は、これまで以上に修行の年になりそうな気がしています。
なにか、確かな手ごたえを感じられれば。しっかりせねば。

箱根駅伝が大好きで、毎年見ています。
東京ではまったくテレビ見ないのですが、
実家に帰ってウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ながら
最後のラデツキー行進曲で手拍子をするときと
箱根駅伝を見るとき、この世にテレビがあってよかった、
テレビを発明してくれた人、ありがとうと思うのです。

数年前に順天堂大学の今井くんという選手がいて、
山登り怒涛の5区を任されていた。今井くんはものすごい速さで
それまでの記録を打ち破り、『山の神』を呼ばれた。
今井くんが卒業して寂しかったのだが、一昨年、さらにすごいのが
現れた!!ご存知、東洋大学の柏原くんである。
『新・山の神』と呼ばれるようになった柏原くんは、
驚異的といわれた今井くんの記録を一年生で破った翌年、
自らの記録を更新したのだった。
今年も5区にエントリーしていた柏原くん。だが彼は、今期、
ものすごい不調だったのだそうだ。
しかし、日本中の箱根駅伝ファンが彼に期待していた。
彼はまた、山登りのすんごい姿をみせてくれる!と。

彼は、やはり、魅せてくれた。
なんという力だろう!なんと強いのか!

往路優勝のインタビューで、柏原くんは、開口一番
『やったぞ田中!!!』と叫んだ。
田中というのは、次の日に9区にエントリーされている
同級生の仲間のことだった。不調のとき、田中くんやまわりの仲間たちが
いつも支えてくれたのだという。それを、涙ながらに語った。
柏原くんの涙を見たとき、彼のこれまでの苦労、努力を痛感した。

すごいよ、柏原くんも、支えてくれた仲間も、素晴らしい!
仲間の支えと、それに対する感謝の気持ちが、ものすごい強さを
生んだのだ。素晴らしい。

復路6区で早稲田が逆転しそのまま逃げ切り、早稲田が優勝、
東洋はわずか20秒差で2位だった。
10区での、逃げ切る早稲田、追う東洋の戦いも素晴らしかった。
1分あった差を徐々に詰め、ゴール間近では、目の前に早稲田の
姿を捉えることができるところまできていたのに、
かなわなかった。20秒、たった20秒が、彼らにとって、どれほど
長く、遠かっただろう。

ここまで書いていたら、東洋大学のファンと思われるかもしれないが、
そうではありません。ただ、すごい人が好きなのです。

大学駅伝の選手には、それぞれ、想い、目標、約束・・・いろんな
ストーリーがあり、それを聞くと、どの選手も好きになってしまう。
みんなに勝ってほしいが、そういうわけにはいかん。
が、皆さんが頑張りきれるのは、本当に素晴らしい。
すごい人は、見ていて、勇気付けられます。

頑張るぞ、がんばるぞ!!

2011年、良い年になりますように。

ライブ案内を書こうと思ったのだけど、箱根駅伝レビューになっちゃった。
今年もありがとう、選手たちよ!!




2010年の思い出 その二

2010-12-30 14:49:50 | 日々のこと
9月、ドリームキャッチャーが小さな花をキャッチし、


10月、金沢でひとつ年をとった


10月末、素敵な音楽家・赤羽美希さんと共に、ふたたびカンボジアへ


11月、カンボジアでおどる

おどる

笑顔に出会う
 

新しい紙芝居にも出会う


12月、森のテラスでの、絵本朗読&演奏会
 


ベリーダンスのイベントにて、おどりたくなる


というわけで、下半期はわりとおどっていました。
で、2010年総合的に見て、わりとカンボジアでした。
カンボジアの活動のご報告をせねば、しかし、ものすごく長くなりそうなので
また今度。

みなさま、今年もありがとうございました!
来年も、良い年になりますように。

2010年の思い出 その一

2010-12-30 14:21:35 | 日々のこと
2010もうあと一日。
今年は、いろいろあったが、良い年でした。
良い年だったとおもえるので、良いです。

今年の初ライブは京都でした

2月、カナリヤの相棒かずみんぐが海老になり、

3月、初めてのカンボジア。大きな起点となりました

4月、旅猫油団のリハ、エンジニアうっちぃ親子と

5月、Kamishibaing#1

6月、心の姉妹、ねはちゃんとの出会い

7月、ねはちゃん、旅猫油団のゲストに

カナリヤは、ホールでレコーディング

そして、Kamishibaing#2

8月、魂祭り。気持ちが大きく変化したきっかけになりました。


年末川柳

2010-12-28 19:37:09 | 日々のこと
新幹線
盆栽持って
里帰り


お正月飾りにぴったりの盆栽、銀座松屋一階の
『日本のかたち』展にて 販売中!

さっきちょいと立ち寄ったら、桜の盆栽、はやくも花が咲いていた!!
(デパートの中があったかいので、春と間違え咲いてしまったらしい)
思わず、あら、初サクラだわ!と思ったが、
今年はあと三日、初じゃなくて、サクラ締めですな。

今、新大阪からの新幹線の中、
近くの席の人が車内販売でお酒を買っていて、
販売員のお姉さんがそのお客さんに
『お仕事は今日までですか?』
と聞いていた。
そう、と答えたお客さんにおつりを渡しながら、
『じゃ、べろべろに酔ってくださいねー』
と言っていた!
やっぱ好きやね~ん、大阪。
東京から博多まで直通で行く新幹線の切符がとれず、
新大阪乗り換えだったのだが、
お客さん全員席に着いた瞬間、ほぼ全席から
『プシュー』と、
ビールの詮をあける音。
やっぱ好きやね~ん。

皆様、今年も一年、おつかれさまでした!

今年のまとめは、また後ほど…
来年になってしまわないよう、気をつけます。

今年もあと数日

2010-12-12 23:38:44 | 日々のこと
毎年このくらいの時期になると、
あーらもう年末、早いわー!(という口調ではないけれど)
と言っている。
しかし、私にとって2010年はえらく長かった。なので、今年は
早いわーとは感じない。いろんなことがあった。
紆余曲折、七転八起、起承転結・・・四字熟語よくわからない・・・
今年の私を漢字一文字で表せ、と言われたら、

『謎』

かしら。
どうすりゃいいの、どうしよう、どうして と思うことが
本当に多かった。特に多かったのが、どうすりゃいいの・・・です。
けれど、いつも、誰かが助けてくれました。
まわりの皆様の優しさをあらためて感じさせられることが多かった年でした。
今年も、皆様に、心から感謝です!
皆様いつも助けてくださって、支えてくださって、ありがとうございます!

いい出会いもたくさんありました。
いろんなところで、いろんな方と出会えるのが、幸せです!

ちょうど去年の今頃に知り合って、
2010年、いろいろ『お!』と思わせてくれる機会を与えてくれた、ジャレドさん
彼のブログをよく見ているのですが、先日、とてもすてきな記事がありました。
Tokyo Green Space
TED×Seedsという会議での、ジャレドさんのプレゼンテーションだそうです。
都市生物多様性、と、言葉はなんだか難しいですが、
この資料をめくっていけば・・・とってもかわいい!
見慣れた街並み、地面が緑でも、そんなに違和感なく感じるのは
私だけではない・・・と思うのですが、いかがでしょうか。

ジャレドさんを紹介してくれた、絵描きで盆栽職人のマシューは、
ウーパールーパーを宇宙人か、謎の研究所の創造物だと思っているという。


写真は、これまた2010年お世話になりっぱなしでした
写真家あれいさんのご実家で飼っているウーパールーパー、
その名、『いなか』。
いなかは、いつも笑っているようにみえる。いなか、いい名だ。

いなかという名を命名したのは、これまたまた2010年お世話になりっぱなしでした
フルートのかおりさん
かおりさんたちと、今度の金曜、演奏しますよ!

Jewels of Coral Vol.2
2010/12/17(金)
Dancers:Asherah,Tida,merlAyuna,IDC dancers
musician: 金木恭子、塩沢かおり、梅野絵里
DJ:J-pepper
時間:<一部>
   open18時~20時15分
show time 19:00~
   <二部>
   open20時半~22時半
   show time 21:15~
  Charge:予約 2500円(1Drink付き)
    当日 3000円(1Drink/付き)
会場 Sedona
 渋谷区猿楽町11-1ラフェンテ代官山1F

ベリーダンス、とっても素敵です!!
リハーサルで見ていると、ダンスが素敵過ぎて私も踊りたくなるのですが、
真似すると、ただの陽気な人になるのですね。来年はダンス習いたいぞ!
ダンサーAsherahさんは、整体師でもあるのであります。
碑文谷レディースクリニカル
クリニックって感じがしない、すてーきなところです!
Asherahさんに、私は肩こりが異常なのだがどうすれば・・・って聞いたら、
一人暮らしの女子が帰宅して必ずしなければならないことは、
バスタブに湯をためることである、と教えられました。
熱いお湯にほんの短い時間でもつかると、疲れの取れ方がまったく違うそう!

ほかのライブ案内も書くつもりだったのに長くなったのでまた今度。
この計画性のなさが、失敗の原因なのである。
2011年は、なにごとも計画的に。できるかな・・・

夏の思い出

2010-09-22 22:24:13 | 日々のこと
暑さ寒さも彼岸までというので、
明日から涼しくなるのだろう。
それにしても今日も暑かった。

暑い暑い夏だった。夏が終わる。

私のピアノの生徒の一人(小学二年生)が、夏休みの自由研究で、
蝉の成長記録をつけていた。

といっても、羽化したらすぐどこかに飛んで行ってしまったらしく、
羽化の瞬間のみをとらえた、ある意味密なものになっていたのだが。

これは自由工作だろうか、蝉の絵の中に、大量の蝉の抜け殻が!!!

都会で、よくこれだけの抜け殻を見つけたな、感心だ。

これだけじゃないのだ、実は彼女はこの数倍の量の抜け殻を集めていた。
そして、それを布の袋に入れ、自宅に無造作に置いていた。

ある日、ピアノのレッスンで彼女の家に行った時、私はある布袋が床に落ちているのに気づいた。

「落ちてたよ」
と、テーブルに置きそのうえにぽんっと手を乗せた瞬間、

サクッ

という音がして、

サクッ?

と思って、

「あっ!」

という生徒の声。


袋の中から、鰹節のような乾いた茶色いものが出てきた。

その時の気持ちといったら!
これほど罪の意識を感じたことがあったろうか。

不幸中の幸いで、被害殻は多くはなかった。
しかし、生徒が一生懸命集めた抜け殻を潰してしまった!!
あああぁぁぁー!!!

それで私は、この暑い夏の終わりに、罪の意識に苛まれることになったのだった。


この夏、いろんなことがあったな。
この秋は、もっといろんなことがある予定だぞ。

まずは、明日、阿佐ヶ谷Next Sundayにて、
シンガーソングライター中村翔くんのサポート。
19時くらいからかな?
翔くん、曲も歌もとてもよくて、かなりおすすめです!
パーカッションのむーちゃんも最高です!
是非ぜひ。