計画停電については秋田魁新報(2011/03/17 09:27)の涙ぐましい社説などもありますが、その必要性については、東電計画停電 についての ちょっとした解説(2011年3月14日)がわかりやすいと思いました。夏の需要ピークに備えての定検を行っていたために相当数の発電機が稼働できない状態だったのだろうとのことです。これは、「フル稼働能力から計算して62%~75%しか稼働してない、たるんどる1)」と言う趣旨の計画停電は本当に必要なのか?(2011年03月19日 19時47分37秒)という問いへの答えになっていると思います。
技術的な簡単解説では電気新聞(2011/03/18)での「電圧崩壊による大停電という最悪の事態を回避するための未然防止策」という理由がわかりやすいでしょう。なるほど電圧が下がって行くのですね。電池切れ終末期のヒゲソリみたいなものですか。いや、それがあらゆる機器に一斉に起きるからとても深刻ですが。
とはいえ、これだけでは「もっとスマートな計画はできなかったのか?」という疑問への答えにはなりませんが。
計画停電と政府の意図(推測)(2011年03月19日)では、「夏の冷房電力増加時期に冷房電力不足のパニックを起こさない様に、今の時期から国民に節電意識を植える為」というのはおもしろい見方ですが、夏場のピークに触れている点でははずれずと言えども・・・的を得ず、ですね(^_^)。
まとめると、必要な措置ではあったのだが方法には多数の改善余地があった、というところでしょう。理想を言えば、「あらゆる困難を想定してシミュレーションを重ねて計画を練っておくべきであった」とは言えるでしょうが、なにしろ戦後初めての実行ですし、どこまで完全さを要求できるのかは難しいところでしょう。はやぶさのチームなら良かったのかも知れませんけど(^_^)。今も走りながら改善はなされているようにも思えますし、反省点は是非今後とも活かしてほしいものです。
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1) たるんどる、は私の誇張表現ですのでm(_ _)m。
技術的な簡単解説では電気新聞(2011/03/18)での「電圧崩壊による大停電という最悪の事態を回避するための未然防止策」という理由がわかりやすいでしょう。なるほど電圧が下がって行くのですね。電池切れ終末期のヒゲソリみたいなものですか。いや、それがあらゆる機器に一斉に起きるからとても深刻ですが。
とはいえ、これだけでは「もっとスマートな計画はできなかったのか?」という疑問への答えにはなりませんが。
計画停電と政府の意図(推測)(2011年03月19日)では、「夏の冷房電力増加時期に冷房電力不足のパニックを起こさない様に、今の時期から国民に節電意識を植える為」というのはおもしろい見方ですが、夏場のピークに触れている点でははずれずと言えども・・・的を得ず、ですね(^_^)。
まとめると、必要な措置ではあったのだが方法には多数の改善余地があった、というところでしょう。理想を言えば、「あらゆる困難を想定してシミュレーションを重ねて計画を練っておくべきであった」とは言えるでしょうが、なにしろ戦後初めての実行ですし、どこまで完全さを要求できるのかは難しいところでしょう。はやぶさのチームなら良かったのかも知れませんけど(^_^)。今も走りながら改善はなされているようにも思えますし、反省点は是非今後とも活かしてほしいものです。
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1) たるんどる、は私の誇張表現ですのでm(_ _)m。
>なるほど電圧が下がって行くのですね。電池切れ終末期のヒゲソリみたいなものですか。いや、それがあらゆる機器に一斉に起きるからとても深刻ですが。
昨年12月に中部電力管内で電圧が0.07秒間約半分に下がる事故があり、四日市では多くの工場が操業停止になりました。
http://www.asahi.com/business/update/1208/NGY201012080024.html
特に東芝四日市工場の被害というか損害が大きかったようです。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-18561020101209
ですから予期せぬ停電や電圧降下は、工場等にとっては大問題で、計画(予告)停電の方がまだましでしょう。
予告停電の方がましとはいえ、毎日の時間帯が移動したりやるかやらぬかが数時間前に判明したりは、確かにしんどいところがあります。まあ公平性の観点もありますし、実績を見ながら未来予測をしないといけないので仕方ないところでしょうが。
夏場にはなんとかもう少し不都合の少ないような智恵が出てくることを期待したいですね。