ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

白楽 ラーメン登良治郎

2021年03月18日 06時47分02秒 | ラーメン二郎、他

白楽にあるラーメン「登良治郎」へ出かけた。東横線「白楽」から歩いて3分ほど!

店が出来て約2年になるが最近は味が安定してきた。

開店当時は二郎インスパイア軍団も含めて混雑していたが今では固定客もついてそこそこ混雑している

おまじないも全く二郎と同じ。「にんにく、やさい、あぶら、からめ、からから、まし、ましまし」

インスパイアの中ではトップクラスだ、いや本物?と思えるくらいだ。

二郎では1時間並びは普通!ここはたまに並んでも15分程度。ほぼすぐに席に着ける。

トッピングも写真の通り比較的多い。

今回の豚は四角くてビックリした。この豚の厚さ!ボリュームで850円は最近のラーメンとしては格安か?

[小ラーメン、タマネギトッピング]

二郎ファンでも美味しく食べられるインスパイア??だ


5エレループと同軸コリニアの比較実験結果

2021年03月17日 20時06分52秒 | 同軸コリニアアンテナ

本実験は下記の条件下で比較した結果であって、条件次第では結果が変わることも考えられる

実験で使用したアンテナ 5エレループ、10段同軸コリニア、15段同軸コリニア

  • 5エレループは「グローバルアンテナ研究会」のHPに書かれている通りハンディ機直付で左右に360度回し更に上下に動かしてSが最大を探す
  • 同軸コリニアは給電点を2m前後に固定し、アンテナを傾けてS最大を探さない
  • 標高140mで東北東から北(千葉市方面から丹沢山塊)を望む場所
  • 切替器は2系統なので15段と5エレループで比較した
  • 片方が強い場合は、相手局がビーム方向を変えた、またはコンディションの変化が考えられるので再度もう一方でSを確認する
  • 大事なことを書き忘れたがこの同軸コリニアは新型の「微妙なダウンチルト」だ

では結果を掲載する。両方のアンテナで強かった方を黄色で塗ってある。

15段同軸コリニアでは9勝1敗3分だった。

赤字の地域で両方のアンテナのS差が大きいのは相手局が見通し外(山の陰)にいる。一番わかり易いのは大山北尾根だ。この場所は大山の裏側で直接波での交信が出来ない場所だ。

なのでループを相手に向けてもSは強くはならない。

(50はSメータが触れないが受信できる、-は時々点灯するを表す、+はオーバー)

この結果をプロットしてみたのが下記の図となる

同軸コリニアがS2超えて強いのが、S1-2強いのが、変わらず、ループが強いが

地図上に線が引いてあるのは70-80km圏だ

最初に書いた条件下では15段同軸コリニアと5エレループは圧倒的な差?がついた。

この図では傾向が判然としないが確実に言えるのは見通しがない地域はビームアンテナよりも同軸コリニアが強い(本アンテナを試験して頂いた他の方も指摘されている)

(達磨山局は、関東方向が見通しでないことを見越して富士山にビームを向けていたが5エレを富士山に向けるよりも同軸コリニアの方が強かった)

また10段と15段の信号差はS1程度だったので段数比率と比例していた。(上記結果からS1引き算すると・・勝敗が少し変わる)

以上が無線機直付ループアンテナと15段同軸コリニアの今回の比較結果だ。次は標高の高いところで実験するが・・9エレループにしないと相手にならないか?

そういえばループは正しい方向に向けて上記のSであり、同軸コリニアは向ける必要もない!

それじゃあ、混信に弱いだろ!との話もあるが・・今回の実験では市川市局だけで混信があったがループでも同じく混信していた。

私も初めてアマチュアの免許を取得してから50年たった。無線の変遷の歴史の中で430MHzは携帯電話代わりに使われビックアンテナが林立する時代も確かにあった。

そんな時代ならば無指向性アンテナなんて混信で使えない・・は当てはまると思う。しかし今は時代が全く違う。

時代錯誤の常識を現在に持ち込んでる「魑魅魍魎」のOM達は退散して貰いたいものだ!


5eleループを制作して・・

2021年03月14日 16時04分22秒 | 同軸コリニアアンテナ

山岳移動で皆さんが使用している4エレループを制作しようと思ったが・・

比較するまでもないのでは?と一応5エレを制作することにした。

同軸コリニア10段と5エレループで同等と考えられる。(そんな簡単ではないが)

で、同軸コリニアに鞍替えするまでは相当の数のループアンテナを作ってきたのでエレメントの少ないループならば小一時間??で完成だ

(ボンドの乾燥時間を除く)

帯鋼はどうしたかというと?数ヶ月前にアンテナ試作用に専門工場から手に入れた。購入時ループアンテナを制作する予定はなく4mmx0.6mmを頼んだので「グローバルアンテナ研究会」の帯鋼よりも若干厚みがある。この0.2mmの差は大きくかなり固い感じだ。

価格は1km未満は場合は78円/mでプラス送料だ。1km以上は25円/mとなって1/3以下だ。よって100mの価格と1kmの価格は同じ・・しかし使い切れる自信がなく100mとした

ついでに別途購入したのがワイヤーカッターだ。これを使用すると帯鋼がスパッと綺麗に切断できる。

[ワイヤーカッター、帯鋼がパチリと切断できて気持ち良い!]

土曜日は荒れた天気だったので調子に乗って同軸コリニア2本と5エレループを作った。出来上がりは下記の通り今回はかつての移動運用を思い出して同軸コリニアと比較してみる。

[檜ブームの5エレループ完成!]

日曜日は10段及び15段同軸コリニアと5エレループを手にしていつもの実験値へ向かった。

[10段同軸コリニア]

[現地でループアンテナを展開!直付で使用する]

比較実験方法

ループアンテナ:

・アンテナをリグに直付する、高さは1.2-1.4mで動かす

・受信時にアンテナを360度及び上下に動かしてSが一番強いところでメータを読む

同軸コリニアアンテナ:

・給電点位置は2mに固定

・アンテナを傾けることなくSを読む(アンテナを傾けてSの強い位置を探さない)

共通事項

片方のSが強い場合、もうひとつのアンテナに再度切り替えてコンディションの変化がないかを確認する

・・・結果は次に続く


430MHz 20段同軸コリニアアンテナ完成!(多段復活)ミス修正しました

2021年03月07日 21時47分22秒 | 同軸コリニアアンテナ

2019年から2020年末にかけて山岳移動では同軸コリニアアンテナは段数が少ないほうが良い(8-10段)が持論であった。

更にはアマチュア無線機器工業会の資料で「高利得なアンテナは指向性が鋭くなる。山岳移動では高利得なGPアンテナはなるべく避ける」のが良いと結論付けられている

昨年、ダウンチルト技術を完成させて要望を頂いた局に提供を行ってきた。そこからフィードバックされた情報を元にアンテナの改善を行った。

その結果、山岳移動であっても段数が多いほうが有利なアンテナを完成することが出来た!

それが下記の写真「430MHz 20段同軸コリニア」だ。今回は20段だったが次は40段に挑戦してみるか?

10段との比較ではSで1-3強くなることがわかった。

[8mポールへ取り付けた、430MHz 20段同軸コリニア]

上記アンテナの特性は437.5MHzで共振し下記の特性を持っている。Rs=50は429,430.5付近、Xs=0が437.5付近だ

正にダウンチルトタイプの特性曲線を持っている

「魑魅魍魎」

近年430MHz移動運用では三脚にアンテナ取り付けてリグ直付「ケーブルロス最低限」にして運用される局が殆どだ。

一体誰がこんな迷信を流布した?伝搬の原則はどこ行った?

かつてモービル移動中心だった頃は3エレ八木でも出来るだけアンテナを高くと移動用ポールに取り付けたものだが。

20段のテストついでに実験してみた。下記の写真は433.16MHzの同じ移動局を20段コリニアで受信した際のSの変化だ。

左はSが触れてないS1、右はS3となっている。左は給電部高さが125cm、右は200cmだ。

アンテナ高さは75cm異なるだけだ。つまり75cmの高さの違いでSが3つも違っている!

物知りな方ならばハイトパターンの影響だ!とか意見はあるだろうが実はこれどこの移動地で実験しても変わらない。

アンテナが地面に近いとその影響で減衰が大きいのだ。

三脚にアンテナを取り付けて便利に使う分には問題ないが

失っているものも大きいことをわかった方が良い!このDG-G7は非常にSメータが厳密に6dB刻みで作られている。

75cmのアンテナ高の差でゲイン20dBを失っている!

busy点灯とS3との差は約10dB!Sメータを見れば明白だ。(ミス修正)

「ケーブルロス最低限」かつ「地面影響起因の減衰最大」これが三脚、リグ直付の真実だ!

ま、ループアンテナ信者はこのブログは見ないから書いても意味ないか?

場所やロケ、周波数帯により受信強度が上がるアンテナ高には違いがあります」


コンテスト用機材発注!!届いた!

2021年03月04日 07時35分30秒 | 無線機材 その他

コンテスト用の無線機材を発注した。とはいえ山岳移動を想定しているので小型?

USA⇔JAPAN間は通常の郵便事情のようだ

先日、オーストラリアへの発注では到着まで2週間かかった。

今日到着の予定のようだ。週末は雨らしいので制作できるかな?何が届くやら

3月4日、たしかに到着した!本当に手のひらサイズだ・・週末には完成か?

写真を見て分かるようにPTT,MIC,PH・・とくれば物は


1.2G 16段同軸コリニアを制作

2021年02月28日 16時58分46秒 | 同軸コリニアアンテナ

先日のブログで15NNは不良品と断じた。それでも一縷の可能性を感じて2月23日に横浜市南区のみなとみらいが見下ろせる公園で10NNと15NNをもう一度比較してみた。

するとどうも前回と勝手が違った。基本的に15NNの方が良いのだ?どういうことだろう?

比較方法も先日と同じ、リグも同じ・・不思議な感じだ。しかし同軸コリニアを使用して段数による比較を行った局からの報告はやはり山岳地域では段数が多いアンテナほど信号が強いとの報告だった。

正にその結果と一致しているこれが本当の実力か?

この日は偶然にも南極観測隊で有名なJA1AGS局が横須賀の砕氷船「しらせ」甲板からハンディ機でCQを出していて交信することが出来た。

この時の信号も10NNと比較すると15NNはSが3-4強く入感していた!

というわけで

関東UHFでの10NDのアンテナ性能の素晴らしさを感じ、1.2Gでもより遠くへ飛ばそうと

16段同軸コリニア(16NN)を制作した。中心周波数の調整に手間取ったが完璧な出来となった。それが下記の特性だ。

[左が430MHz15NN、右が今回制作した16NN]

ところで上記の特性を持つアンテナに3D2V同軸5mを取り付けて終端からアンテナ特性を計測した(miniVNA tiny)のが下記の図だ。

校正も行わずに計測するとこんな物!

不定長の同軸の影響で双頭の特性に変わっている、また反射波が同軸を戻るときに減衰を受けるため結果的にSWRが良くなっているように見える・・のは教科書通りの結果だ。

山岳移動等で16段同軸コリニアも主戦で使用していこうと思う!


ラーメン 日陰

2021年02月28日 07時23分13秒 | ラーメン二郎、他

今日は川崎にある「ラーメン 日陰」へ出かけた、今年1月に開店した新しいラーメン屋。ネットを調べると店主情報が多く出てくるがそんなこと関係ない

自家製麺かつ太麺好きとしては行ってみるしかない店なのだ但し麺が柔らかいとのネット情報だけは「麺硬め好き」としては心配の種だった、基本は塩ラーメンらしい

初めてなのでバスに頼った。地図で調べると川崎行き臨港バスの「江川町」近くだったので武蔵小杉駅からバスに乗る

最寄り駅は、新川崎。東横線、元住吉、日吉も近いけど歩くと30分だ!

江川町でバスを降りると反対車線の目の前に目的の店があった。到着は開店の約1時間半前の10時ちょっとだった

交通量の多い通りだったので50mほど先の信号まで行って店に向かった、すでに3-4人並んでいるのが見えた。情報によると1時間前で40人並んでいるとか・・

今日は強風で寒いのが幸いしたか?

[ラーメンと看板が出ている店だ]

店の前に到着すると1時間半前で4人並んでいた。どうなるやらと思ったが寒さと風のせいか出足は悪く開店時間までに25人程度の並びだった。

こんな所に行列が出来ているので行き交う車のドライバー!?が不思議そうに視線を向けていた

ま、街のラーメン屋では考えられない人気か?入口の柱に店主からのメッセージが貼ってあった

[店主からのメッセージ]

まだ気温の低い時間で強風にさらされて耳は痛いし手は冷え切った。いよいよ11時半の開店時間となって暖簾が出されて初めて店の名前が登場した

[ラーメン 日陰]

店内にはカウンター席が7席あるのみ、1時間半前に並んだと言っても5人目だったのでかろうじて店の中へ入れた

店主一人で切り盛りしており助手?はいない

中に入って驚いたのは入口付近に置いてある水色の大きなたらいだ!小麦粉で白くなっている、

ということは製麺機ではなく全て手打ち?だ、アルコールで手を消毒しコップに水を取り席につく

メニューはラーメン800円、チャーシュー900円、海老ワンタンメン900円、麺大盛り50円、濃口(醤油味)50円、辛口(ラー油味)100円、ご飯(50円)、生姜丼 100円

先に4人分の注文を聞いて麺を茹で始める。丼にはお湯を注いで温める。スープを小分けにして温め。隣にはチー油の鍋、チャーシューのカットを始める、丁寧な作業が続く

カウンター後ろの木札を見て注文、後会計だ

「チャーシュー、大盛り、濃い口、生姜丼」を注文する(濃い口は醤油味になる、ま、最初はどんな味がわからないし最初は仕方ない)

最初の注文4つが配られる。つまり1ロットたったの4つだ。効率よりも味、出来を優先?

[チャーシュー麺、見てくれはドロリとした感じ、白髪ねぎにあさつき]

最初にスープを頂く、見かけとは全く異なりサラッとして醤油が個性を全く主張せずスープの美味しさが味わえる、こりゃ凄いぞ!

そして問題の麺!!

見かけはぶよぶよした超太麺だ。口にすると表面は柔らかくツルツルとしていて腰の強さが分かる麺だった

これでネット上の「柔らかい」の意味は理解したが、それだけではない固麺ファンも納得の不思議な魔法の感覚だ!

この麺の凄さが分からない方は並ばない、コメントしないで欲しいと思う

あっと言う間に食べ終えて・・満足しか残らないバランスの良さだった!今回は醤油でお試しだったけど次は本筋の塩ラーメンに一本に絞って食べようと思っている。

自家製麺を愛し様々なラーメンを本当に楽しめる人だけ訪れて欲しい店だ。


関東UHFの設備・装備

2021年02月20日 12時19分25秒 | コンテスト

関東UHFコンテストでの主要設備を紹介します

いつもはQRO気味で戦っていましたが、どうも出力にはあまり左右されれずコンスタントに稼げる場所なので

今回のコンテストはQRPで運用しました。一応寒さ対策に着替えや防寒着を用意しましたがほぼ使用せずにすみました。

体力が落ちて到着まで1時間15分(いつもは1時間)かかってしまいましたが関東平野が見下ろせるロケに到着すると疲れは吹っ飛びました

(おなじみの同軸コリニアは見飽きていると思うので割愛します)

[運用地にて]

[今回の設備]

①iMUTO M5 x2 3kg

④iMUTOからの各機器への電源ケーブル(自作した)

    新しい機材です。氷点下の尾根筋で動作するかどうかが心配でしたが所定の容量を供給してくれました。

   プレコンテストの交信からコンテスト終了まで約7時間リグやパソコン等々の電源を供給出来ました

   予備にもう一台持っていったのですが使用しませんでした

②DC-DCコンバータ

   iMUTO M5からDC12Vは供給できるのですがフルパワーを確保するためにコンバータを入れて13Vへ昇圧しました

   12V電源自体、DCDCで昇圧されており効率が気になり運用テストを行いましたが運用時間にはほぼ影響ありませんでした

③CW用シリアルI/F

              超旧式のパソコンへ接続するためのCW用シリアルI/Fです。

   東京UHFで突然動作しなくなりチェックすると内部配線が断線していました。関東Uへ向けて修理しましたが

   出番は僅かでした
⑤ボイスメモリー

   かつて「キャリブレーション」で手に入れたキットの1CHボイスメモリー。10年近く修理しながら使い続けている。

   もう一台分のキットを所有していたがLSIが壊れて交換したので、今は修理部品として使用中

⑥FT-817

              説明の必要もないか?屋内での連続送信テストでは裏面のヒートシンクが触れないほど熱くなったが

   この時期の屋外では全く問題なし・・IC705欲しいけれど

⑦名機??KOJINSHA PM1(まだHPは残っている

   韓国メーカのOEMマシン(WindowsXP)。すでに韓国メーカは倒産。10年以上前の話

   重量300gという超軽量!(バッテリーなしで)消費電流0.5Aと少(省ではなく)電力。STN液晶ながら晴天下でも問題なし

   国内現役で使用しているのは当局だけ?かも

⑧ハクキンカイロ

⑨ハクキンカイロ ミニ

   冬の暖房御用達!ハクキンカイロ。今回は大量4個体制で臨んだが今年は暖かくてコンテスト中は2個未使用となった。

   午前3時に起きてiMUTOを入れたザックへ2個を投入、山に到着してiMUTOを触るとホッカホッカだった

   ハクキンカイロは素手で触れないほど熱くなる。ハクキンカイロミニ2個は首から下げて下着の上で暖房となった

設備はこれに同軸コリニア、同軸ケーブル、グラスポール等々で総重量は12kg程度でしたので軽い方でした。

QRPでもロケとアンテナ次第では180マルチ程度の交信が可能だということでした。

他局が50Wフルパワーと考えるとQRPで422x180=75,960なので本人は満足しています


関東UHFに参加しました!

2021年02月14日 21時31分14秒 | コンテスト
今回の関東UHFのトラブルを教訓として一時期使っていた『W9GR DSPⅢ』を再度実戦配備することにします。
CWフィルターをFT-817に入れ忘れてしまい。SSBフィルターでCWに臨みましたが、隣接局のCQや応答が入ると当然ながら相手の応答が全く取れなくなりました。
無線機では事情がわからないわけで何度もコールサインを送って頂いたり、更にQRSをして頂いたりしましたが上記の状況でしたのでスピードの問題ではありません。
隣接局で応答がなければどうにか取れるのですが、応答があると完全に混信状態で・・・何も取れませんでした
CWでは皆様には大変ご迷惑をかけてしまいました。(10局ほどでしたが)
 
『W9GR DSPⅢ』
購入当時はAFタイプのDSPフィルター全盛期でも最高性能でした。リグにおまけで付いていたDSP機能など全く相手にならない感じでした。
特にCWモードでは
  • 400 Hz CW filter, 100 Hz BW
  • 400 Hz CW filter, 50 Hz BW
  • 600 Hz CW filter, 100 Hz BW
  • 750 Hz CW filter, 200 Hz BW
  • 750 Hz CW filter, 100 Hz BW
  • 750 Hz CW filter, 50 Hz BW
  • 1000 Hz CW filter, 100 Hz BW
と可聴周波数とバンド幅を次々に変化させて混信を捌ける機能が付いていました(それにしても超狭帯域ですよね)
山岳移動かつ同軸コリニアでCWのCQを出すと一気に呼ばれてリグはただ「ピーーーーー」と鳴るだけでコールサインの一つも取れません。
今更、この機能はそれで使用すれば良いのだとわかりました。
それ以外にも有用な機能を沢山持っています!実践投入できるようになったら紹介致します。
 
[W9GR DSPⅢを改造中!ノイズリダクションが動作中]
『同軸コリニアのダウンチルトを実戦投入』
今回の関東UHFでは山岳移動される数局へお願いしてダウンチルトを投入して頂きました。
結果は上々で全ての方から「ダウンチルトタイプの方が飛びが良かった」との回答を頂きました。
また山越えではありましたが
「ビームがあっている13エレ八木よりも同軸コリニアの方が強く入感していました」(430MHzで距離120km)
また1W(1200MHz)、5W(430MHz)で約200km先との交信が成立しています
 
最後に関東uhfの結果ですが
B430で420x179となりました。最終的なポイントは変わっているかもしれません。
 
交信して頂いた皆様、ありがとうございました
無理矢理のCWでご迷惑をおかけいたしました

今週は関東UHFです

2021年02月07日 19時54分49秒 | 同軸コリニアアンテナ

同軸コリニア、最近は様々なタイプを製作しており管理のために記号を付与することにした。

現在はというと

NN: 再設計のノーマルタイプ(山岳移動用)

ND:  再設計のダウンチルト

NU:  再設計の地上局用

分かっている自分が見ても仕上がってしまうと外見からはほぼ判断が出來なくなる

これに段数を付けることにした。(ノーマルタイプ10段→10NN)

先日行った1.2Gでの報告ではNNタイプは段数に比例して耳が良くなっていると報告があった。

今日は430MHzで15NN、10NN、9NDのテストを行った。

[9NDに3mの同軸ケーブルを取り付けて確認した]

今回の実験はいつもどおりの基準で実施した。

今回のNシリーズはしっかり垂直に設置しないと性能が発揮できない。なので設置に一番気を使う

各アンテナの比較はSの強弱だけでは全く意味がない。一番のポイントは聞こえるか聞こえないかだ!

・聞こえない局の多いアンテナはすぐに脱落

・上記で判断が付かなければSで比較になるが・・意味がないことが多いので参考程度

実は最初に脱落したのは15NNだった。これ12NNの頃は良かったのだが3段追加したらなぜか悪くなった。

10NNで聞こえる局が15NNで3局聞こえなかったので勝負はあった。

次は10NNと9NDの比較だ。これはほぼ差がないと言えるが見通し外の信号はダウンのほうが上、10NNはオールマイティな感じだ。

関東UHFには15NNで参戦する予定だったが少なくとも今の15NNは不良品と判断。

10NNと9NDで参戦する予定だ!

では皆様、忘れ物さえ無かったら!関東UHFでお会いしましょう

 


iMUTO M5を使ってみる

2021年01月24日 20時29分23秒 | 無線機材 電源編

珍しくアンテナ以外の記事を書いてみる、最近は山岳移動ではモバイルバッテリーにトリガーデバイスを接続が標準になりつつある

しかし6時間ローカルコンテスト参加まで考え無線機、PCの電源を考えるともう少し電源容量が必要だ

(24時間コンテストやハイパワー運用には自作の低コスト超大容量リチウム電源がある・・が重い)

ローパワーでのコンテスト参加へ向け、

検討を重ねてアマゾンで手軽に手に入るiMUTO M5を実験的に入手した。価格は11,000円前後で185Whの出力だ。

よく使用されるポータブル電源とモバイルバッテリーの1円あたりのWhとエネルギー密度(Wh/g)を比較してみたのが下表だ。

iMUTOは電源単価が一番低い(安い)そしてエネルギー密度もまあまあ。この表で購入を予定している電源と比較すると特徴が見えてくると思う。

  容量Wh 値段(円) 重さg Wh/円 Wh/g
iMUTO M5 185 11000 1500 16.8 0.12
6-Port Power House 252.7 19999 2500 12.6 0.10
RP-PB201 72.6 8000 420 9.1 0.17
BN-RB3-C 311 40480 3600 7.7 0.09
BL50TXs 153 48500 940 3.2 0.16

iMUTO M5はUSBx3、12Vx2、19V(PC用電源)、そしてリチウム電池の直結ポート(初期12V-終値9V)も持つ。

自作?の昇圧DCDC電源は12.2Vへ昇圧型なので都合が良い

そしてポータブル電源としては無駄な100VDCDCが付いてないのも良い(オプションにはある)

[FT817をiMUTO M5で送信実験する]

アクセサリーとして各種電源用の変換アダプターも付属する。付属のケーブルと付属アダプターでFT817へ接続した。

[アクセサリー一式]

12V電源x2と書かれていたが実は11.8Vだったのが惜しい(FT817を騙して・・)負荷テストではFT817は自動的に2.5Wへ制限された

[青LEDが点灯しているのが12V出力ポート、右が19V出力、SWで出力ポートを切り替える]

[充電用ポートは20V2Aなのでかなり早く充電完了する、数字は充電率、LED点灯SWと電源SWがある]

FT817 2.5Wで3時間連続使用テスト(室温17°)を実施(送信8秒受信5秒)で100%→74%となった。FT817ならば6時間コンテストには十分使用できそうだ。

UHF関連コンテストでは氷点下または近いので性能が出るかが課題だが

他の電力消費も考えて2個購入しても2,2000円で3kgならばもう一個買いかな?


お便りを頂きました

2021年01月19日 22時14分57秒 | 同軸コリニアユーザレポート

ZS6BKW(=G5RV)の記事を寄稿頂いた米子局から丁寧なお便りを頂きました

そこには使用しているアンテナの近況が綴られていました。

直接アンテナを提供させて頂くとメールや手紙でお礼の言葉や使用感、課題を頂くことが出来、次への進歩に繋がっています

米子局は最近同軸コリニアを制作されてローカルとのラグチューには室内に5段、山陰UHFロールコールのキー局では8段コリニアが活躍しているそうです

HFではダイポールか八木が定番で「ZS6BKW」は蚊帳の外と書かれていました。(意図はこんなに良いアンテナを使わないの?)

ZS6BKW・・何度も書いたのですが「給電の平衡ケーブル」は周波数によってアンテナになったり給電線になったりする非常に理論的なアンテナなのです。

単線にオートアンテナ・チューナーを繋ぎコイルとコンデンサで減衰を受けるのではなく・・給電線がリニアローディングする非常に効率の良いアンテナです

430MHzでは八木とループアンテナが殆どで「同軸コリニア」がマイナーなのと同様ですね

商業誌や商業Grからの情報と無線の常識???(非常識)だけを聞きかじるのではなく

本当は自分でちゃんとアンテナ比較を行えばすぐに分かる・・非常に簡単なことです

山岳移動でもループや八木の方がSが強いことが多いのです

しかし同軸コリニアと比較すると聞こえない局があるのもループや八木なのです(ご存知ですか?)


10段の方が良い?(標高30mマンションの谷間)430MHz同軸コリニア

2021年01月17日 19時58分44秒 | 同軸コリニアアンテナ

(今週のメモ)

今週は8段と新型10段、新型15段の比較テストをマンションの谷間で実施した

良かった順に書くと

新10段 > 新15段 > 旧8段となる

しかし新10段と新15段の比較は山岳テストを行わないと最終結果は出ない

今回の実験地は特殊な場所なので10段に有利であることは明白

それでもピンポイントで15段が強くなる

10段と15段の1/4の局で極端に入感状況が異なった、10段で聞こえるが15段で聞こえないまたは逆

総じて10段の方が聞こえる局が多かったので上記結果となった

標高の高い、見通しの場所(今回の場所は反射波が中心)では結果が変わるのか?次回確認だ

どちらにせよエレメント数の少ない(10エレ以下)ビームアンテナとの比較は時間の無駄なのでやめ

タイプの違うコリニア及び段数の違いでの差を追求する


新設計の同軸コリニアのテストを行った

2021年01月10日 14時45分42秒 | 同軸コリニアアンテナ

新設計の同軸コリニアの受信テストのレポート。新設計とは・・ダウンチルトとノーマルを組み合わせた特性だ。

使用したのは旧基準で製作してあった8段同軸コリニア、対するは新設計の13段同軸コリニアだ。

2019年に某山頂で比較実験をした際に11段で聞こえる近距離局が16段では聞こえなかった。

目標はこの解消だった。つまり

  • 8段で聞こえる局は全て13段で聞こえる必要がある
  • 更に欲を言えば13段の方がSが強い

(最悪はどちらかで聞こえるのが片方で聞こえないことだ、特殊なアンテナを除けば聞こえない方は即失格レベル

しかしエレメント数が違えば仕方ないが)

[ハンディ機のアンテナコネクタへDC-3GHz対応のリレーを取り付けてアンテナを切り替える]

アンテナを設置し受信中

[左が8段同軸コリニア、右が13段同軸コリニアだ]

さて受信テストだ

取手局が次々に呼ばれるのを聞きながら信号比較を行った。取手局は八木を微妙に動かしなから交信している?またはコンディションの変化かSが動いていた

基本的には13段コリニアの方がSが1-2程度大きかった、また8段で聞こえていた局は全て受信できた。逆に13段で入感する局が8段では聞こえないことがあった。

[1月10日標高30mの谷間]

  8段コリニア 13段コリニア
相手局QTH 取手局 相手局 取手局 相手局
稲城市 52-54✗ 50 54-55 50+
相模原緑区 50-51 50- 52-53 50
三鷹市 51-53✗ 57 53-54 59+
不明 51-52 入感なし 53-54 50-

(上記信号の表記方法

50-   S1だけどギリギリの入感

50+     ノイズはないがSは振らない

✗は時々振れる)

上記の表のように全て段数の多い13段コリニアのSが強くなっている

従来の実験ではこの数字では無かった。双方で強かったり弱かったりだった。この数字を見る限りかなり改善されているようだ。

(上記表だけでなく他の交信でも確認済み)

このアンテナは標高の高い場所でも改善されている。個人的にはMIX(ノーマル・ダウン)タイプ同軸コリニアとよんでいる。

[1月11日埼玉コンテスト]

測定条件:

  • 両アンテナは全方向で受信感度が一番良い状態で設営(基本的には垂直設置)
  • 59+で信号差が不明な局はカウントしていない
  • DJ-G7で受信しSメータと聴感上で比較(DJ-G7はかなり正確なSメータ)
  • 比較するアンテナよりも強い場合、S1強い、S2以上強い
  • 比較するアンテナで聞こえているのに聞こえない場合が「入感なし」

[都心が見下ろせ、富士山全景が眺められる標高140mで埼玉コンテスト局受信結果]

8段ノーマル同軸コリニア   13段ノーマル・ダウン同軸コリニア
入感なし S2以上強い S1強い S及び聴感上も同じ 入感なし S2以上強い S1強い
2 1 3 11 0 6 4
  • 全27局中、16段は37%に当たる10局はSが強かった
  • 13段で受信できる2局は8段では受信不能だった
  • 8段の方が強かった局はなぜか千葉方面、
  • 同じSが41%の11局

やはりこの13段に死角はなくなっているようだ、特に430MHz以上のアンテナでこの手法は有効です

そこでお知らせ

●移動運用中心で同軸コリニアに興味がある方にも良さを知ってもらう

または、研究会のの製作?本当に飛ぶの?と思っている方に1ヶ月程度無償で貸し出します

現在貸出予定のアンテナは430MHz用10段-13段同軸コリニアアンテナです

場合によっては1200MHz10-15段も(1200は手間がかかるので)

希望者は遠慮なく連絡下さい、希望者多数の場合は貸出時期を調整します、詳しくは7k3diwのjarl.comまで

当研究会のHP(←ここをクリック)に製作マニュアルが掲載されています


1.2Gでの同軸コリニア&ビームアンテナのテスト完了

2021年01月09日 18時27分44秒 | 同軸コリニアアンテナ

昨年末から続けていた1.2Gの同軸コリニアのテストが完了した。

1.2Gの山岳移動局に使用して貰いながら仕様・スペックの検討を行った。山岳移動用ダウンチルトと地上移動用の2種類の仕様が確定した。

地上移動用は山岳移動でも活躍出来る。

[左が15段ノーマル同軸コリニア、右が14段ダウンチルト同軸コリニア←12段と思っていたが14段だった]

12段ダウンチルト同軸コリニアは

8エレカーテンビーム12dBi(メーカー製7エレ相当)よりも相手のロケ、方向、アンテナにもよるが最低でも5dBのアドバンテージがあった

また見通し外で海面反射があるロケに対しては8エレよりもS5強くなることが分かった

ビームアンテナはピンポイントでゲインが稼げるが同軸コリニアは、これで360°だ

【8エレカーテン設計図?最適化してゲイン12dBi】

1月2日は厚木市七沢森林公園(標高184m)で1.2Gの8エレカーテンと12段同軸コリニアを切り替えながら受信した

標高が高いと結果は最初から分かっているが・・標高が低いのでちょっと勝手が違うか?

カーテン8エレだけどフロントに向けると59+、サイドになると51だったり聞こえなくなったり、ビームを使っているという気持ちよさ、小気味よさがある

ノイズスレスレの局を探すと千葉方面で51で最大。ビームアンテナは非常に楽しい気がする、はまりそうだ!!

で、ダウンチルト同軸コリニアで聞くと千葉局は51、59+局も同じ・・・回す必要もない??

その後もノイズスレスレの局を8エレで探してコリニアに切り替えるが8エレで聞こえる局は、同軸コリニアで聞こえた。

以上で、ノーマル型同軸コリニアとダウンチルト型同軸コリニアの線引きがどこにあるかがはっきりと分かった。

【守谷事件の顛末】

守谷事件とは標高700mの尾根筋で

こちらのリグでは8エレでS2、同軸コリニアでS0(Sが振らない)の信号を受信した。

当然信号の強い8エレ側で送信したが応答なし、まさか?と同軸コリニア側で送信すると応答あり。

しかもこちらは1Wで相手は10Wだ

この話、大きな疑問が2つある

  1. Sの大きいアンテナ側で呼んだら相手に入感なし、Sの小さいアンテナならば応答あり
  2. S0側のアンテナで呼んだがこちらは10dB出力が低いのになんで届いた??

条件:受信限界を-120dBmとして考える、山岳なので都市ノイズはない

1.より言えること

【双方の受信レベル】

受信限界は-120dBだ

【カーテンビーム側で考察】

12dBiのゲインで-108dBmまで上昇させS2となった(-120dBm+12dB=108)←これは理論通り、計算通り、リグのSメータの測定値と一致している

逆に言えばアンテナゲインが無ければ聞こえていないといえる→守谷局10Wの素の電界強度は-120dBmと断定できる

当局が送信すると10dB低いパワーであるが守谷局は-118dBmで届きギリギリS0だが受信できるはず(-130+12=-118)

しかしカーテンビームの送信では受信できなかった

守谷局は住宅地の地上局なのでノイズのために-115dBm以下の聞こえないとひとまず仮定する

(ここまでは普通)

[14段同軸コリニア側で考察]

カーテンビームでの考察より

  1. 守谷局は-120dBmでこちらに届いていた
  2. これが重要だが都市ノイズのために-115dBm以下は聞こえない

との結論に達した。では同軸コリニアで交信できたプロセスを紐解いてみよう

コリニアはS0入感なので受信レベルは-117dBm前後と言える

カーテンビームとのフロントゲイン差は10dBだ(14段でフロントゲインが3dBしかない。同軸コリニアが10dBゲインが低い)←実はこれは正しい

こちらは10dB電力が低いので守谷局には-130dBmで到達、アンテナゲイン3dBをプラスして-127dBmで到達

これでは守谷局と交信できない。あと守谷局との交信には+15dB必要、しかしフロントゲインでは全く説明できない。

14段はダウンチルトタイプだ。ことによると80km先では+15dBのゲインがあったとしか思えない

次回は同じ場所でノーマル同軸コリニアと比較すれば結論が出る。

山岳移動で最近はビームアンテナ(15エレ以下)との比較が多かったが正直比較するまでもなく山岳専用コリニアの

相手にはならなかった。

(何度も書くがノーマル同軸コリニアは15エレスタック並の耳を持つ、ダウンチルトは平野が120°以上見渡せる場所で有効です)

今後は同軸コリニア同士での比較実験を進める予定だ!!

そして結論はダウンチルトの弱点補完のためにノーマルコリニアを使用することとする

(標高2-300mでは??以上では)

もうひとつ結論:

異なるタイプのアンテナはフロントゲインで比較しても意味がない可能性あり

フロントゲインで交信できるならば守谷局と8エレで交信できる?