昨日のブログで書いた「ラジアル位置」による中心周波数の変化を手元のコーリニアで再度確認した。
使ったアンテナは、ハンディ機用に製作した、2段コーリニアアンテナだ。これでも結構使える。
こんなアンテナもラジアルに左右されるのか。完成品なので、ラジアル取付け部分は1cm程度しか確保してない。
1cmの違いで周波数は動くのか?
まずは、下の写真のように下側にラジアルを取付けたアンテナから測定した。
またまた、VNAで測定だ。詳細ログを確認すると
中心周波数:429.3MHz RL=-24.57dB Xs=0(429.7MHz) SWR<=2(421.5-438.6MHz)となっている。
次にラジアル位置を上側へ動かす。
これで
中心周波数:430.72MHz RL=-33dB Xs=0(430.8MHz) SWR<=2(421.5-440.7MHz)となった。
RLが良くなった為、帯域幅が更に広がった。
SWR2以下の範囲は、いずれも20MHz近くあることが分かると思う。これだけ帯域幅があれば通常使用では
問題がない。このコーリニアは、ラジアルを1cm動かすと1.5MHz程度中心周波数が移動する。
つまりコーリニアの周波数調整は、ラジアルの位置で変更すると簡単で楽だ。これはアンテナモデルの解析を
行っていて気づいたことだ。
そうそう
昨日、『アンテナ研究会』のハムフェア出展承認書類を受け取った。コーリニア・アンテナ測定等をメインにレポート
する予定なので気が向いたら立ち寄ってください。
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