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コリニアアンテナの不思議な伝搬

2018年12月09日 10時12分35秒 | 同軸コリニアアンテナ

先日、同軸コリニアを使用している仲間がムッとしながら語った。

長野県内で同軸コリニアで運用していて移動地名を言ったら相手局が

「その移動地のビーム方向は常にXXXだよ。移動地間違ってるでしょ!」と信じて貰えなかったというのだ。

つまり同軸コリニアは八木やループしか使用したことのない方には理解し難い伝搬らしい。

特にスタック系ビームを使っている方には驚くような結果を招き、時には上記のようなトラブルに発展する。

そんな方々から頂いた言葉を紹介しよう。

●その移動地のビーム方向は常にXXXだよ。移動地間違ってるでしょ!

●(埼玉局から)神奈川移動局ですよね?北向きビームが一番強いのですがどうしてですか?

(このような会話は多い)

熱海での伝搬実験時

●(ACAG渋峠移動局から)熱海に向けると落ちた!(と呟いたのが私には聞こえていた)当該局は茨城方向へ向けなおす

●(伝搬実験をした栃木局から)茨城方面へ向けると実は信号が上がってきた

本当に同軸コリニアは八木やループ系アンテナとは異なる伝搬経路なのだ。

使ってる本人は分かっているが・・回りの局がついていけない事でトラブル?が起こる。

(分かってしまえば本当は不思議でもなんでもないけれど)


多段コリニアの伝搬の特徴は一言でいうなら「面反射だ」

山岳反射では「富士山反射」が有名だけど同軸コリニアには富士山反射は無い!

無指向性のアンテナで富士山や大山というピンポイントは無理だ。考えてみればこれは自明。

同軸コリニアのグランドウエーブは当然として反射回折では山岳地帯や地上面での面反射や面回折が主体となる。

とは書いたがビームアンテナを主体に使用している方はこのページを読むことないか?


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