1回戦の最中、音なしでNHK杯将棋トーナメントで放映される小山四段VS大石七段
の対局を会場内のテレビとプロジェクタースクリーンで流し、1回戦の全対局が終了した
11時過ぎから音声を大きくして参加者全員で応援観戦して小山怜央四段の指し手に一喜一憂。
徐々に優位を拡大して勝利が決まると会場内から拍手が起こった。次局は2回戦で谷川浩司
十七世名人と顔を合わせる。
4回戦全勝対決は「歩君とその師匠たち」VS「久慈支部A」。3-0で敗れた「久慈支部A」
は5位になり、3勝で勝ち数10(個人の勝ち星の合計)の前回優勝の「遠野支部」が2位、
3勝で勝ち数8の「久慈支部B」が3位となった。
全勝対決は「歩君とその師匠たち」VS「久慈支部A」
第6回釜石市長杯&小山怜央杯争奪世代間交流将棋大会の結果
16チーム48人が参加。
優勝 歩君とその師匠たち
(大将・小林秀雄、副将・菅原歩、先鋒・栗林長悦)
2位 遠野支部
3位 久慈支部B
全勝者(5人) 菅原歩(歩君とその師匠たち)、新沼光幸(遠野支部)、
畠山和人(稜平と小田代兄弟)、刈谷瑞明(正棋界C)、将棋教室(小笠原拓宏)
昨年度優勝の遠野支部は惜しくも2位。敢闘賞として、この日のNHK杯トーナメントで
勝利した小山怜央四段の色紙が数枚手渡された。
この日、6位と7位が同率抽選で順位が決まるという極めて稀な出来事があった。
「宮古・山田混合」と「東和まほろば」がチーム成績2勝2敗で並び、双方とも
大将が2勝2敗、副将も3勝1敗、先鋒が2勝2敗とまったくの同率。
優勝 歩君とその師匠たち
2位 遠野支部
3位 久慈支部B
小山怜央四段のこれまでの人生を表現している貴重な6枚ですね。力強い筆致が
いいですね。小山怜央四段は酉年生まれです。この中の1枚は幸運にも釜石市長室に
飾られることになった。
大会運営にご協力頂いた関係者、協賛社の皆様ありがとうございました。毎度のことながら
市の佐々木豊部長にはプロジェクターの設営などすべて個人技を生かして援助頂き、格別の
お働き感謝いたします。また、遠路お越し頂いた方々にも御礼申し上げます。来年も伝統文化
の普及を兼ねて楽しい世代間交流大会にしていきたいと思っています。
後記
その後の打ち上げで、浦島太郎のように30年振りに岩手県棋界の話を聞く、仙台から来た菅原歩准教授(東北大)を
囲んで、当時の新聞の切り抜きを持ち出し、中高生の大会で対戦した思い出話などに花が咲いたのでした。
小山怜央四段のこれからの活躍を期待しながら、来年の再会を誓いあいました。