ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

鞍馬で足慣らし3

2024-06-17 20:50:26 | 山行き

鞍馬寺のメインの部分に到着し、
パワースポットのルールに基づいて
写真撮影も行いました。

ここには、毘沙門天の神獣である
阿吽の虎が置かれていますし、



山主が山の中から見つけた
虎石も台座の上に置かれています。



いやあここも阪神タイガースファンなら
一度着ておくところですね。
でも今日歩くのは、ここまでではありません。
ここから先の山道がメインです。
尾瀬での山歩きをより楽しむためにも、
ミセスの足腰に刺激を与えて
おかねばなりませんからね。
がんばって進んでいきましょう。



この金堂の左の方から貴船の方に
向う山道が始まってゆくのです。

さすがにここまでの急な上り道を
がんばって登ってきたので、
もう子供たちの姿は見えません。
でも今度は賑やかな女性高齢者一族が
前後を歩き始めることになるのです。

「妹がねえ~最近こんなんで」
「いやあうちは旦那がさぼり癖がついてねえ」
と話の弾むこと弾むこと。
もう聞いているだけで、その人の高齢者人生が
走馬灯のように広がってゆきます。

ああ、天狗様もよく聞いておいてくださいね。

上り坂で休憩していると、
後ろからにぎやかな世間話が
追いかけてきます。
体力的には、そして口撃的には
もう元気なことこの上ないですね。
山道を歩きながら、途中で鐘付き場への
急な階段があったりするのですが、
そこは先ほど抜いていった
その世間話の集団が上がっていったので、
こちらはスルーです。
もう子供の騒ぎ声や高齢者おばさんの
口攻撃からも避けながら、
doiron家の体力養いは淡々と続いていくのです。

その先にあったのが
与謝野晶子と鉄幹の歌碑です。



これが鉄幹の碑 
「遮那王が 背くらべ石を山に見て 
わがこころなほ 明日を待つかな」



で、これが晶子の碑
「何となく君にまたるるここちして 
いでし花野の夕月夜かな」

鞍馬寺の館長が与謝野晶子の弟子
であったことからここに
歌碑があったりしますし、
その歌碑の横にある霊宝館という
建物の二階には与謝野晶子コーナーも
あったりするようです。



そして先に亡くなった与謝野鉄幹の
鞍馬寺での法要の後、
晶子は病没したのが63歳だったそうです。

昔の人のことを振り返るとき、
多くの人が自分より年下で
亡くなっていることが多いですねえ。
そう考えたら、自分の命ってなんて
薄っぺらいんだと思いますねえ。

霊宝館にも入らず、
我が家はどんどん進んでいきます。



この先で道は木の根道になっていきますね。

木の根っこが地面にいっぱい
はみ出している道です。

そんな状態になってようやくミセスは、
この靴を履いてきて良かったと
納得し始めたようです。

木の根道とはこんな感じです。



山に行けばよくある道なんですが、
ここではこの道がとても有名で、
神秘的な道だと言われているようです。
この辺りが僧正ガ谷で、
義経が牛若丸と言われていた時代に
天狗と修業した場所と言われています。
根っこに躓かないように
ぴょんぴょんと跳躍の鍛錬を
したんだそうです。



その近くにあったのが義経公の背くらべ石で、
山を下っていくときに
この石と背比べをしたという石。



彼の波乱の人生がここから
始まったと言われています。

続く


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