ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

ネジバナがもう咲いています。その1

2023-06-15 21:17:38 | 日常

我が家の庭の片隅の鉢にネジバナが
数本植わっています。
これを絵にして、つぶやきを
付けたことがありますね。

たぶんこの絵は、平岡珈琲店での
1回目の展示会の時に並べた絵の一つです。



そしてなかなかよく出来たつぶやきでしたね。

物事をひねって考えてばかりでも、
一本筋を通すというのは
貴重なんだろうね。
多くの芸術がこんな感じに
なっていることもよくある話だ。
曲がっていても、ひねっていても、
一本の草のようにあなたは美しいってね。

この花はどっちまわりにねじれるの?
という疑問をお持ちの方もいますよね。
安心してください。
時計回りもしくは反時計回りのどちらでもよくて、
勝手にねじれて咲いていく
形になっています。
もうまったくどんなDNAの仕業なんでしょうね。

自然が作り出す命って、
まだまだいろんな秘密を
持っているんでしょうねえ。

そしてねえ、この絵を描いた時の
ネジバナのすがたは、
doironのインスタグラムの一枚目の
写真になっています。

そんなふうにdoironには
いろんなことを考えさせる花なんです。

実はこれだけじゃありません。
今植木鉢に植わって咲いているネジバナは、
和歌山御坊の産湯浜や煙樹ヶ浜を見下ろせる、
西山展望台に咲いていた花なんです。

標高は329mあります。

義理の父母が昔住んでいた場所の
近くの山の上で、
まあいわば軽いふるさと的なところで
義父母が採取してきた花なんです。

家をたずねて行ったときに、
このネジバナあげるからね、
といわれて持ってきた花で、
その時に西山展望台の花だと
聞いたわけではありません。

最初はどこかの公園の花かなあって
思っていたのです。

その義母ももう7年前に亡くなりました。
その時は介護も兼ねて
我が家の近くに引っ越してきていたのですが、
亡くなってちょうど一回忌の時に
御坊の西山展望台を
たずねたことがあったのです。

これはとても不思議な一日になりました。

今も記憶に鮮明にのこっています。

山道を車で走ってゆくと、
前方にイタチが顔を出したのです。
するとそのイタチがみちを
案内するように走り抜けていくのです。



「あああれはもしかしたら、
昔義父母の天井裏に巣を作っていた
イタチの子孫かもしれんぞ」
なんて話していました。

そして、駐車場に着くと小ツバメが5匹、
車のすぐ前の電線に飛んできて
チュチュチュチュと鳴きはじめました。
みんなこっちを見ています。

「う~ん、あれはツバメの一回忌のお経なんだ」
といって、しばらく聞いていました。
で、ある時一斉に5匹とも
飛んで行ったのです。

ああなんか自然の生き物の不思議を感じた
一瞬でした。
そのあと山頂近くのあずまやで、
持ってきたおにぎりを
味噌汁わかしていただいていると
周りにネジバナがいっぱい咲いていました。

すごいなあと思ってみていると
「ここのネジバナがあげたネジバナやで」
という義母ちゃんの声が
聞こえてきたような気がしたのです。

するとその時にミセスがこういうのです。

「ここがうちのネジバナの原産地やで」
という義母さんの声が聞こえたで
というではありませんか。

ウヒャー、僕にも今そんな声が
聞こえたでというと、
二人とも目を丸くしました。

もうこのまま大きなつぶらな瞳のままで
いさせてくれないかなと
思ったようなおどろきでした。

さすがに一回忌やなあ
というそんな出来事が
あったというのが、
うちのネジバナに潜む話なんです。

ネジバナが咲いて、
どんどん上に咲いてゆき、
一番先まで花が咲いたら
梅雨明けやでという話があります。

あ、義母さんの声ではなくて
一般的な植物好きの話です。

では今年のネジバナはどんなでしょうか。
そちらに見に行きますと、
いつも七月くらいにさくのに
今年はもう咲いていますよ。

牧野図鑑には桃紅色とかかれた
小さな花をつけた株が、
何本かきれいに咲いています。

続く


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