私たちのお店では、今、積極的に外へ出てのパン販売をしています。
企業様での昼休みのパンの販売の他、保育園の給食とおやつのパン、
特別支援学校での夕方販売など販売先は徐々に広がっています。
そして市内の二つの高校、県立川越総合高等学校と県立川越女子高等学校にも販売に行っています。
そのうち、女子高等学校はこの4月から行き始めたばかりですが、コロナウイルス感染が
広がる中、販売中の感染予防には大変気をつけています。
お昼休みのチャイムが鳴ると同時に走って来られる大勢の生徒さんを
いかに密にならないように並んでもらうか・・・
考えた末に、パン販売の机二台を少し離して置くことにしましたが、
そこでまたもや問題が起きました。
障がいを持った仲間の中には、計算が苦手な人もいますが、机を離せば支援員と
離れてしまいます。
ましてや、かわいい女子高校生が目の前に何十人もずらっと並べば、
ドキドキしてしまうのは当然の事。
仲間たちはパンの説明をしながら計算しおつりを返し、袋に入れるという
作業を同時にこなさなければなりません。それも毎回約15分という短い時間のうちに。
当然「僕、自信がありません~」という声も起きてきます。
そこで先生方に事情をお話ししてこんな張り紙をさせていただきました。
つまり、生徒さんたちに自分が買ったパンは自分で計算してくださいと
いうセルフ方式。
この張り紙を見た女子高生の皆さんの中から「私パン2個で300円です。」と
教えて下さる方や、計算しやすいようにパンを裏返して価格表を見せて下さる方が
増えてきました。協力してくださる皆さんに心から感謝です。
おかげで仲間たちは落ち着いて計算できるようになりました。
そしてこの環境の中でまたもや、次への発展が・・・・
「もう大丈夫、一人でもできます。」仲間達が胸を張って堂々と計算できるように
なったのです。
皆様のおかげでどんどん伸びて行く仲間達、今日は用意した107個のパンが完売となりました。
川越女子高等学校のみなさん、ありがとうございました。
来週も元気に販売に行ってきま~す。